自宅で手軽にお店のような生ビールが飲めると謳う、ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー 2021。ネット上では「きめ細かい泡が出る」と評判です。一方、「あまり泡立たない」といった気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のグリーンハウスやドウシシャなどのビールサーバーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ビールサーバー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー 2021は、クリーミーな泡を楽しみたい人なら候補になる商品です。実際に注いでモニターが試飲したところ、5名中3名が「泡がクリーミー」と回答。「あまり泡立たない」という口コミに反して、「率直に泡がうまい」などの称賛の声が寄せられました。比較したなかには、なめらかな口当たりでさらに高評価を獲得したグリーンハウス GH-BEERMBMS-GYなどの商品もありますが、本商品も十分キメ細やかな泡を楽しめますよ。
一方、のどごしはいまひとつ。泡立てで炭酸が抜けてしまったためか、炭酸のピリッとした爽快感はあまり味わえませんでした。モニターからは「泡はおいしいのに惜しい」という声も聞かれています。比較したなかでも本商品のように超音波で泡を立てるものは、ガス感が抜けて口当たりがソフトになる傾向がありました。
使い方は、缶に押し当てるだけと非常に簡単です。比較したハンディタイプの商品は約8割が缶にカチッとはめる過程が必要でしたが、こちらは手間なく気軽に使えます。ボタン1つで操作でき、実際に使用したモニターからは「楽ちんすぎて普通に注いでいるかと思った」と好評でした。
直接ビールに触れないので、洗浄の必要もありません。メーカーが謳うとおり、汚れたら拭きとるくらいで、通常はお手入れせずに使い続けられます。比較したところ、卓上タイプの商品はパーツが多く洗浄に手間がかかる一方、本商品のようなハンディタイプはシンプルで洗いやすい傾向がありました。
簡単かつ洗浄の手間もなく、お店で出るようなクリーミーな泡を楽しめる商品ですが、比較したなかには爽快なのどごしも両立させた商品もあったので、気になる人はチェックしてみてくださいね!
お店のようなクリーミーな泡を作れるのが魅力の家庭用ビールサーバー。ビールに溶け込んだ炭酸を活性させ、口当たりのよいなめらかな泡を作る仕組みです。泡の量をコントロールしやすいものも多く、おいしさを感じやすいとされるビール7:泡3の黄金比にするのも簡単ですよ。
定額料金を払うと専用のビールやサーバーを自宅で使用できる、ホームタップというサービスもあります。実際に家庭用ビールサーバーと飲み比べて、ホームタップのほうが雑味が少なく味わい深かったものの、泡のクリーミーさはほぼ同じ仕上がりに。市販の缶ビールで手軽に楽しみたい人は、家庭用ビールサーバーがおすすめです。
今回ご紹介するザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー 2021は、「おうちで手軽に、お店のような生ビールを飲みたい」というビール好きの夢を叶えたと謳う商品。毎秒41,500回の超音波振動により、クリーミーでキメ細かな泡を楽しめるとしています。
本商品は、2021年に発売されたハンディタイプ。本体を缶側面に当ててスイッチ押すだけと、操作は非常に簡単です。直接ビールに触れないので、お手入れなしで繰り返し使えます。電源は単4アルカリ乾電池2本です。
サイズは幅4.9×奥行2.8×高さ10.9cm、重量は53g。比較した商品の約半数は幅10cmを超えていたことをふまえると、コンパクトなサイズといえます。冷蔵庫に貼りつけられる専用マグネットホルダーもついていますよ。
なお、本商品はザ・プレミアム・モルツシリーズ専用で、350mL・500mL缶どちらの缶にも使える仕様です。
今回はザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー 2021を含む、ビールサーバー全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、泡のクオリティとのどごしの良さの検証です。
コンテンツ制作チームの5人が各商品で注いだビールを試飲。泡がクリーミーか、炭酸が抜けておらずのどごしが良いかなどの観点で評価しました。
「あまり泡立たない」という口コミに反して、泡のクオリティは上々です。モニター5名中3名が「泡がクリーミー」と回答しており、「率直に泡がうまいと感じた」「泡がうますぎる」と称賛のコメントが寄せられました。メーカーの謳い文句どおり、お店で出てくるような生ビールといえます。
クリーミーでなめらかな口当たりの泡で高評価を獲得したグリーンハウス GH-BEERMBMS-GYよりは若干キメが粗かったものの、十分クリーミーでキメ細やかな泡を作れますよ。
比較したなかでも本商品のようなハンディタイプの商品は、お店さながらのクリーミーな泡を楽しめる傾向がありました。
<飲んだ際のクリーミーさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、のどごしはいまひとつ。比較したハンディタイプはキレのあるのどごしを味わえる商品も多かったのに対し、本商品ののどごしはやや弱めでした。
実際にのどごしの良さに満足と回答したのは、モニター5名中1名のみ。泡を作るのに炭酸が使われてしまったためか、「ほとんど炭酸がなかった」という不満の声も寄せられています。比較したなかでも本商品のような超音波式の商品は、ガス感が抜けて口当たりがソフトになる傾向がありました。
ビールののどごしを味わいたいなら、缶の注ぎ口にセットする方式のハンディタイプ商品がおすすめです。比較したドウシシャ 絹泡ジョッキタイプ(缶用)・グリーンハウス GH-BEERN-BKなどは、炭酸のピリッとした爽快感を味わえました。
<のどごしの良さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、使いやすさの検証です。コンテンツ制作チームの5人で、缶ビールの取りつけやすさ・スイッチ操作のしやすさの2点を評価しました。
缶ビールの取りつけやすさをチェックしたところ、モニター5名全員が「取りつけやすい」と回答。比較したハンディタイプの商品の約8割は缶にカチッとはめる必要がありましたが、本商品は缶に押し当てるだけと簡単です。モニターからも「こんなに楽でいいの?」「何も難しくない」と好評でした。
<缶ビールの取りつけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
操作のしやすさについても、モニター5名全員が満足と回答。操作はボタンを押すだけと非常に簡単です。
ビールを注いだグラスに挿したりして使うビアフォーマータイプの商品のように、ボタンの押し加減を調節する必要はありません。モニターからも「至って手軽」「楽ちんすぎて普通に注いでいるかと思った」と好意的な意見が寄せられています。
しかし、使いはじめのうちはうまく泡が出ない場合もあり、注ぎ方にはコツが必要です。片手でグラスを傾けながら、もう片方の手でビールサーバーを使って注ぎ入れましょう。
<操作のしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、手入れのしやすさの検証です。洗浄にどれだけ手間がかかるか各商品をチェックしましたが、そもそも本商品はビールに直接触れないので洗浄の必要がありませんでした。メーカーが謳っているように、お手入れせずに使い続けられます。
比較したなかでも、本商品のようなハンディタイプはシンプルな構造のものが多く洗いやすい傾向がありました。一方、卓上タイプは洗浄が必要なパーツが多く洗浄に手間がかかったので、お手入れのしやすさを重視するならハンディタイプがおすすめです。
<検証結果>
種類 | ハンディ |
---|---|
対応するビール容器 | 350mL缶、500mL缶(ザ・プレミアム・モルツシリーズ専用) |
電源 | 電池(単4電池2本) |
洗浄不要 | |
ビールの最大容量 | 500mL |
保冷機能 |
良い
気になる
幅 | 4.9cm |
---|---|
奥行 | 2.8cm |
高さ | 10.9cm |
重量 | 0.053kg |
ザ・プレミアム・モルツ 神泡サーバー 2021は、公式サイトから購入できます。値段は執筆時点で税込2,420円(公式サイト参照)です。
そのほかの取扱店舗は、Amazonなどの大手ECサイトが挙げられます。値段はサイトによって異なるので、購入の際はそれぞれ比較してみてくださいね。
ビールを飲んだあと、グラスに残っている輪っかのような泡のことを「エンジェルリング」といいます。この模様ができるビールは泡のキメが細かく、ビールの風味が生きているという象徴です。
そこで、ビアジャーナリストの佐藤さんにエンジェルリングを作るコツを伺いました。簡単にできるコツばかりなので、ぜひ試してみてくださいね!
<エンジェルリングをきれいに作るためのコツ>
最後に、お店さながらのクリーミーな泡とキレのあるのどごしを楽しめる商品をご紹介します。
グリーンハウス GH-BEERMBMS-GYは、手軽においしいビールを飲みたい人におすすめ。超音波で泡を発生させるハンディタイプの商品で、クリーミーでなめらかな口当たりと、キレのあるのどごしを両立させていました。缶の上に本体をはめ込むだけと、取りつけの手軽さも魅力です。
サンマル 超音波式ビール泡立てマシンmocomocoは、お手入れの手間をかけたくない人におすすめ。缶にはめて使用しますが、ビール液に直接触れないので洗浄する必要がありません。お店で味わえるようななめらかな泡を楽しめるうえに、しっかりしたのどごしも味わえました。
種類 | ハンディ |
---|---|
対応するビール容器 | 250mL缶、330mL缶、350mL缶、500mL缶(口の外径56~57mm) |
電源 | 電池(単4電池2本) |
洗浄不要 | |
ビールの最大容量 | 500mL |
保冷機能 |
良い
気になる
幅 | 7.15cm |
---|---|
奥行 | 9.47cm |
高さ | 3.13cm |
重量 | 74g |
BEAMS DESIGN ワンタッチ ビアサーバーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | ハンディ |
---|---|
対応するビール容器 | 250mL缶、280mL缶、330mL缶、350mL缶、500mL缶(直径65~66mmに適応) |
電源 | 充電式バッテリー |
洗浄不要 | |
ビールの最大容量 | 500mL |
保冷機能 |
良い
気になる
幅 | 9.5cm |
---|---|
奥行 | 8.1cm |
高さ | 2.6cm |
重量 | 49g |
mocomoco ビール サーバーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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