4.5Lと大容量サイズの 、Wallfire ノンフライヤー KB2299。「おいしいフライドポテトができた」「夕飯のおかずからお菓子までマルチに使える」と評判です。しかし、「ささみフライはカサカサして硬くなった」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のノンフライヤーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ノンフライヤー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ささみかつを作ってみても、衣はカリッと香ばしくお肉はジューシーでした。モニターからは「油を使っていないと思えない」と絶賛する声も。「ささみフライはカサカサして硬くなった」という口コミを払拭したといえます。冷凍ポテトもサクッと軽めの歯ごたえで仕上がりは良好。じゃがいものホクホク感もあり、「おいしいフライドポテトができた」という口コミにも頷けます。
レシピが充実しているのもメリット。レシピ本が付属しており、唐揚げやエビフライなどの揚げ物はもちろん、ピザやエッグタルトといった揚げ物以外の料理も作れます。「夕飯のおかずからお菓子までマルチに使える」という口コミにも納得です。1回の唐揚げの調理の間にかかった電気代も10.23円と安め。比較したなかには19円程度かかるものもありましたが、こちらは経済的に使えるでしょう。
一方、唐揚げ仕上がりはあと一歩です。衣のサクッと感が物足りず、モニターからは「チキンソテーのような仕上がり」という感想が。お肉は柔らかくパサつきは気にならなかったものの、ノンオイルでおいしい唐揚げを作りたい人には不満が残りそうです。
とはいえ、「低カロリーな揚げ物を楽しめる」と謳っているとおり、とんかつやフライなどパン粉を使った揚げ物をヘルシーに作りたいときにはぴったりな本商品。揚げ物のリベイクも得意なので、お惣菜をよく買う人も重宝するでしょう。ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
そもそもノンフライヤーとは、高温の熱風を循環させることで揚げ物が作れる調理家電のこと。ノンオイルフライヤーやエアフライヤーと呼ばれることもあります。油を使わずに済むので、カロリーをカットしつつ、おいしい揚げ物を食べたい人におすすめ。調理後の片づけが楽なところも魅力です。
今回ご紹介するのは、フードプロセッサーや炊飯器などの家電を取り扱っているWallfireから発売しているノンフライヤー KB2299。ノンフライヤーとしてだけでなく、オーブン・レンジ・フライポン・トースターの機能も兼ね備えています。
高温の熱風を循環させることで、油を入れなくてもサクサクおいしく仕上がる設計です。「低カロリーな揚げ物を楽しめる」と謳っており、油を使って調理したときと比べて唐揚げなら90kcal・豚カツなら176kcalもカット。バスケットの下には分離式の網が設置されており、揚げ物から出た余分な油も落とせます。
80〜200℃まで温度調節できて、タイマーは最大60分まで設定可能。ポテトフライ・ステーキなどの8つのオートメニューが用意されており、食材をバスケットに入れてボタンを押せばほったらかし調理が叶います。稼働記憶機能によって調理中にバスケットを引き出すと自動で電源が切れ、戻すと調理を再開するつくり。途中で食材の様子を確認したり、調味料を投入したりするときに便利です。
容量は3~5人分の量を一度に作れる4.5L。250gのポテトフライや、750gの丸鶏がそのまま入ります。本体サイズは幅26×奥行31.5×高さ31.5cmで、重量4.4kgです。
内部はテフロン加工を施しており、使用後は本体を湿らせた布で拭くだけで簡単に掃除可能。バスケットとクッキングネットは、食洗機にも対応していますよ。
本体上部は見やすいタッチパネル式のLEDディスプレイを採用し、スタイリッシュなデザインも特徴。カラーはブラック・ダークグリーンの2色展開なので、好みやインテリアに合わせて選びましょう。
今回は、Wallfire ノンフライヤー KB2299を含む、ノンフライヤーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
揚げ物を週に1回以上調理または食べているモニターが試食したところ、「揚げたてと遜色ない」「あたため直しとは思えないほどおしかった」と10人中7人が満足。「少し硬さがある」という指摘はあったものの、比較したほかの商品のように「べちゃっとしている」と答えた人はいませんでした。
電子レンジであたため直したときのしなっと感が気になる人にぴったりです。スーパーなどで購入してから時間がたった揚げ物惣菜も、できたてのようにおいしく食べられるでしょう。
<あたため直しの仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較したほとんどの商品が油で揚げたときの仕上がりとはかけ離れていたのに対し、こちらは「油を使っていないと思えない」「油を使った揚げ物に近い」と試食したモニター10人中8人が満足しました。
お肉も水分がしっかり残っておりジューシー。一部パサつきを指摘する人もいましたが、少数でした。「ささみフライはカサカサして硬くなった」との口コミのようには感じにくいでしょう。。「低カロリーな揚げ物を楽しめる」と謳うとおり、健康に配慮しつつ、かつやコロッケなどのパン粉を使った揚げ物を楽しみたい人にぴったりとえいます。
<ささみかつの仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
冷凍揚げ物の仕上がりも悪くありません。冷凍ポテト150gを実際にノンフライヤーを使って加熱しました。すると、「外側はカリッとしている」「じゃがいものホクッと感もあっておいしい」と試食したモニターからプラスの声があがっています。
しなっとしている部分もあり、加熱加減にややムラがあったものの、全体的には油で揚げたようなサクサクとした歯ごたえです。比較したなかにはスナック菓子のようなカリカリとした食感のものもありましたが、こちらは水分もほどよく残っています。「おいしいフライドポテトができた」という口コミにも納得です。
<冷凍揚げ物の仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
唐揚げなどの片栗粉・薄力粉を衣とする揚げ物や、エビフライなどのパン粉を衣とする揚げ物にも対応。冷凍揚げ物や揚げ物以外のピザ・エッグタルトといった料理も作れます。「夕飯のおかずからお菓子までマルチに使える」という口コミどおりです。料理初心者もレパートリーを増やせるでしょう。
ほかにも、冷凍食品の解凍やドライフルーツづくり、お菓子の湿気取りにも役立ちます。ぜひ試してみてくださいね。
唐揚げの調理の間にかかった電気代を測定したところ、10.23円と安めでした。比較した全商品の平均値である14.35円(※2024年9月時点)を下回っており、電気代を抑えたい人にも向いています。
15分間ガスで揚げ物を調理したときのガス代は約5円なので、ノンフライヤーのほうがコストは高め。とはいえ、ノンフライヤーは頻繁に使うものではないので、電気代の高さはあまり気にならないでしょう。
唐揚げの仕上がりはあと一歩伸び悩む結果に。実際に下味と衣をつけた鶏もも肉を準備してノンフライヤーで調理したところ、フライパンでソテーしたような仕上がりでした。お肉は柔らかくジューシーだったものの、衣のサクッとした歯ごたえは控えめ。試食したモニターからは「べちゃとしている」という指摘も寄せられています。
比較した結果、すべての揚げ物をおいしく作れた商品はありませんでした(※2024年9月時点)。こちらもとんかつやチキンかつなど、パン粉のついた揚げ物をよく作る人には向いていますが、おいしい唐揚げを作りたい人には不満が残りそうです。
<唐揚げの仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
容量 | 4.5L |
---|---|
レシピブックあり | |
電気代 | 10.23円 |
良い
気になる
本体重量 | 4.4kg |
---|---|
対応調理 | ノンフライ、グリル |
最低温度 | 80℃ |
最高温度 | 200℃ |
設定可能時間 | 1~60分 |
消費電力 | 1400W |
電源コードの長さ | 0.9m |
電源 | 100〜110V |
操作方法 | 液晶パネル |
フッ素樹脂加工 | |
サーモスタット機能 | |
タイマー機能 | |
付属品 | レシピ集、取扱説明書 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Wallfire ノンフライヤー KB2299は、あたため直しやささみかつを作るのは得意ですが、唐揚げにはあまり向いていませんでした。ここでは、唐揚げも比較的おいしく仕上がった商品をご紹介します。
COSORIのPRO LE 4.7L ノンフライヤーは、容量が4.7Lで3人家族にも使える大きさです。あたため直しが得意で、時間を置いたコロッケもまるで揚げたてのようにサクサク感が復活しました。
唐揚げを作ってみても、「パサつきがなく肉汁をしっかり感じられた」と試食したモニターに好印象。油で揚げたようなサクッとした食感は控えめだったものの、十分おいしく食べられました。ささみかつも衣がカラッと仕上がり、モニターからは「香ばしくておいしかった」という声があがっています。
ただし、冷凍ポテトは水分が飛びすぎてしまい、ホクホク感が物足りませんでした。おいしく加熱するには調整が必要でしょう。唐揚げの調理にかかった電気代は12.71円と安め。アメリカのシェフと日本料理の先生が監修した日本語のレシピ本が付属しており、作れる料理の数が多いのも魅力です。
Wallfire ノンフライヤー KB2299は、Amazon・楽天市場などのECサイトで購入できます。値段は8,000円前後(※2024年9月時点・ECサイト参照)です。取扱店舗によって値段や送料に差があるので、しっかり検討しましょう。
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