コイズミ オーブントースター KOS-1204をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際にパンを焼いてみると、表面がきつね色のサクッとしたトーストに仕上がりました。パンの内部も十分温かく、しっとりと甘みのある味わいです。水分蒸散率は5.6%と全体平均の約7%より低く、低～中価格帯のほかの商品と比べてもしっかり水分が保たれています。

一方で「裏面の焼きが甘い」との口コミがあったとおり、裏面は焼き色が薄かったのが惜しいところ。焼き時間を追加しても焼けにくく、表と裏の食感の差が気になりました。

焼きムラの少なさはほかの商品と比べても高評価です。一度に2枚のパンを焼いてみたところ、左右どちらのトーストもムラなく同じような焼き色がつきました。均等に加熱できており、置く場所によって焼き加減が異なることは少ないでしょう。

すぐにもう1枚連続して焼いても、焦げつきなくきれいに仕上がっています。1回目より若干こんがりしていますが、気になるほどではありませんでした。

使い勝手も良好です。操作方法は、温度調節とタイマーの各ダイヤルを回すだけと簡単。オートメニューに対応した高価格帯モデルのようにワンタッチというわけにはいきませんが、シンプルなので手間なくスムーズに扱えます。

また、本体の前面には「トースト 260 2～3」のように、メニューごとの温度と時間の目安が書いてあるのもうれしいポイントです。説明書を見なくても直感的に使えますよ。

庫内のサイズは約幅310×奥行215×高さ92mmと、今回調査した2枚焼きトーストのなかでは比較的幅広です。ピザなら20cm・切りもちは4個・グラタン皿は2つ分が入るので、1～2人暮らしの人に使いやすい大きさですよ。

ドアを開けると焼き網が一緒にスライドして出てくるので、パンの出し入れもしやすいでしょう。

お手入れ方法も難しくありません。パンくずトレーはスライドして引き出すことができ、焼き網もドアフックから外して汚れを拭き取れます。

ヒーターは上下に1本ずつのみなので、拭き取りの際にも邪魔になりにくいでしょう。