グラフィコ オキシクリーンEXをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

洗濯機で洗った結果、ワイン・ミートソース・血液の汚れ残りがとくに目立ちました。比較した結果、粉末タイプの商品はワインや血液の汚れ落ちがよい傾向があったなか、本品は粉末タイプながら効果をあまり感じられず。

明度を測っても、ほとんどの汚れで比較した全商品の平均以下でした。なかでも、ミートソース汚れは平均が13.58（※執筆時点）だったなか7.36と差が大きめ。油溶性汚れを落とす際は、洗濯機洗いだけでは不十分でしょう。

比較したなかで、洗濯機洗いで高い漂白力を発揮したのは、サラヤの「アラウ. 酸素系漂白剤」。ワインや血液汚れをかなりきれいに落とせました。漂白力重視の人は、あわせて検討してみてください。

＜各汚れの明度の差＞

• ワイン：12.22（平均：15.46）
• ミートソース：7.36（平均：13.58）
• 泥：38.96（平均：37.13）
• 人工汚染布（皮脂）：2.6（平均：2.64）
• 人工汚染布（血液）：15.44（平均：14.12）

執筆時点

一方、つけ置き洗いでは洗濯機では洗い落とせなかった汚れもしっかり落とせました。ミートソース汚れの明度の差も、比較した全商品の平均が15.82（※執筆時点）だったのに対し、20.08と高い数値を記録しています。

そのほかの泥以外の汚れでも平均を上回る結果に。洗濯機洗いで汚れが落ちなかった場合は、つけ置き洗いをするとよさそうです。

＜各汚れの明度の差＞

• ワイン：28.76（平均：22.6）
• ミートソース：20.08（平均：15.82）
• 泥：32.34（平均：39.75）
• 人工汚染布（皮脂）：4.14（平均：1.50）
• 人工汚染布（血液）：19.64（平均：16.86）

執筆時点

Tシャツにつけた疑似汗臭はほとんどなくなっており、高評価を獲得。比較した大多数の商品で同様にニオイはあまり気にならず、酸素系漂白剤は消臭力の高い商品が多いことがわかりました。

体温でTシャツを温めても疑似汗臭はほぼせず、「生乾きのニオイが取れた」との口コミどおりの結果です。ただ専門家からは、「酸っぱい香りはないが、製品の香料のニオイを若干感じる」とのコメントが。不快臭は気になりませんが、香料っぽさは伝わるかもしれません。

チャーチ＆ドワイトの「オキシクリーン」は、無香料ということもあり、洗濯後のTシャツはほぼ無臭でした。ニオイに敏感な人はそちらも検討してみてくださいね。

色落ちはほとんどなくこちらも高評価に。明度の差は染料染めの布で0.7、顔料でプリントした布は0.46と、いずれも低い数値を記録しました。口コミでは「ボーダーの色が滲んだ」とありましたが、色柄物にも問題なく使用できそうです。

比較した大半の商品で色落ちは少なめでしたが、粉末タイプより液体タイプのほうが色落ちしづらい傾向が。

花王の「ワイドハイターEX」やコメリの「衣料用漂白剤（酸素系）」は明度の差が0.1以下と低く、かなり色落ちしにくいといえます。漂白力より色落ちの少なさを重視する人は、液体タイプも検討してみるとよいでしょう。