花王 ワイドハイターEXパワーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、漂白力（洗濯機洗い・つけ置き洗い）の検証です。

白のTシャツにワイン・ミートソース・泥・皮脂・血液汚れをつけて1日放置したあと、縦型洗濯機の標準モード（すすぎ2回）で洗濯。色彩色差計を使用し、洗い上がりのシミの明度を計測しました。

加えて汚れを付着させたTシャツを、各商品を入れた2Lのお湯に30分間つけ置きした際の汚れ落ちもチェック。なお各商品の純粋な漂白力を調べるため、洗濯洗剤は使用していません。

続いて、消臭力の検証です。

Tシャツを、生乾き臭のするタオルと一緒に水へ一晩漬け込みます。さらに、におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さん監修のもと作成した疑似汗臭のする液体を染み込ませ、強烈なニオイつきTシャツを作成しました。

各酸素系漂白剤を使用して縦型洗濯機で洗濯後、室内で1日干したTシャツのニオイをチェック。常温・体温で温めた場合の2パターンで、ニオイ残りを確かめました。

最後は、色落ちの少なさの検証です。Tシャツに染料染めの布と顔料でプリントされた布を貼りつけ、縦型洗濯機の標準モード（すすぎ2回）で洗濯。洗濯前後の明度を測定し、差が少なく色落ちが少なかったものを高評価としました。

その結果、色落ちはほぼなく洗濯前の見た目をキープ。明度差は染料・顔料ともに、比較した全商品の平均値（執筆時点）を上回りました。詳しい数値は以下のとおりです。

＜明度の差（小さいほどよい）＞

1. 染料染めの布：0.09（平均0.47）
2. 顔料プリントの布：0.35（平均0.43）

平均値は執筆時点のものです

比較した商品内では、粉末タイプより液体タイプのほうが色落ちが少ない傾向に。色柄物の洗濯にも活用できます。また、毛・絹といったデリケートな衣類に使えるのも利点です。おしゃれ着用の漂白剤をお探しの人におすすめですよ。