最高約10コマ/秒の高速連写に対応した一眼レフカメラ、Canon EOS 90D。ネット上では「拡大しても満足できる画質」「オートフォーカスが優秀」と評判ですが、「少し重たい」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の一眼レフカメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、一眼レフカメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2019/09/20 発売
165,000円
おすすめスコア
画質のよさ
描写性能
オートフォーカスの優秀さ
使いやすさ
手ブレ補正
持ち運びやすさ
レンズの豊富さ
重量(バッテリー込み) | 約701g |
---|---|
本体サイズ | 140.7×104.8×76.8mm |
フォーカスポイント(測距点) | 45点 |
タッチパネル |
良い
気になる
Canon EOS 90Dは、画質や手ブレ補正力に優れ、本格的な撮影が楽しめる一眼レフを探している人におすすめです。高画素モデルだけあって、画質は比較した商品のなかでもトップクラス。細かい模様や質感までしっかりと写せており、口コミどおり拡大しても何ら不満のない解像感です。暗所ではやや解像感が低下するものの、色再現性は高く、明所・暗所ともに色の方向性が一貫していました。
オートフォーカス性能も優秀。合焦率は約90%と高く、動き回る被写体もしっかり追従できました。手ブレが目立ちやすいとされる高画素モデルながら、レンズの手ブレ補正力も十分。広角側・望遠側ともにブレは気にならず、夜景や望遠レンズを使用した撮影も三脚なしできれいに残せるでしょう。操作はタッチパネル式で、モニターからは「スマホのように直感的に操作できる」と好評でした。
純正のレンズはすでに生産終了となったものもありますが、中古品を含めれば交換レンズの種類・数ともに豊富です。サードパーティ製のレンズも充実しており、撮りたいイメージに合うレンズが見つかるでしょう。一方でカラーモードはそれほど多くないので、フィルター効果でユニークな写真を作りたい人には物足りないかもしれません。
グリップは深く大きな手でも握りやすいものの、バッテリー込みで約701gという重さは気になるところ。同じキヤノンの「EOS Kiss」シリーズに比べると200gほど重く、持ち運びやすいとはいえません。EOS Kissシリーズのような初心者向けのメニュー表示はないので、操作に慣れないうちはオートモードを活用するとよいでしょう。
公式サイトでの販売価格は、執筆時点で税込165,000円(ボディのみ)。一眼レフにチャレンジしたい初心者はもちろん、中〜上級者のサブ機としてもおすすめできる商品です。より持ち運びやすさやカラーモードの豊富さを重視するなら、ほかの商品も検討してみてください。
Canon EOS 90Dと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ一眼レフカメラと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Canon EOS 90Dの購入を迷っている人はチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
キヤノン
肉眼で見るよりきれいな発色と優れたAF。本体も軽い万能機
リコーイメージング
色が美しく暗所でも高画質。本体は重く、慣れた人向けの操作性
Canon EOS 90Dは、2019年9月発売のデジタル一眼レフカメラ。有効画素数約3,250万画素のCMOSセンサーと、映像エンジンDIGIC 8の組み合わせにより、「ノイズの少ない高い解像感を実現した」と謳っています。レンズキットのレンズはEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMです。
視野率約100%・倍率約0.95倍の光学ファインダーを採用し、見やすさを追求。シャッタースピード・絞り・ISO感度といった撮影情報をはじめ、グリッドや電子水準器などの表示も可能で、さまざまな設定を確認しながら撮影できます。
高速連写は最高約10コマ/秒。動く被写体にも優れた捕捉性能を発揮するオールクロス45点AFセンサーや、人物の顔を識別して追従する「EOS iTR AF」により、スポーツシーンでも被写体をしっかりと捉えます。
専用アプリ「Camera Connect」を起動すれば、撮影しながらスマホやタブレットに画像を自動で送信可能。SNSでのシェアもスムーズです。Wi-Fi経由でPCに画像を送信できるアプリ「Image Transfer Utility 2」にも対応しています。
4K/30pでの動画撮影にも対応し、4K撮影時の動画切り出しも可能。ジオラマ風や古い映画のような趣ある映像を作れる動画クリエイティブフィルターも充実しており、映像表現の楽しさが広がります。
背面モニターは、可動範囲の広いバリアングル式。地面すれすれのローアングルから、上から見下ろすようなハイアングルまで、無理のない姿勢で撮影できます。転送速度の速いSDカード「UHS-II」にも対応し、安定した高速書き込みが可能です。
今回はCanon EOS 90Dを含む、人気の一眼レフカメラを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証してわかったCanon EOS 90Dの魅力は6つ。購入を検討している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
有効約3,250万画素の高画素モデルだけあって、画質はとても優秀。比較したほかの商品より発色が鮮やかで、階調も豊かです。実際に写真を見たモニターも、「暖色系の発色がとくによい」「緑系のコントラストがしっかりしている」といったコメントが挙がりました。明るい場所で撮影した写真は、ノイズもほとんどありません。
「拡大しても満足できる画質」という口コミどおり、解像感も申し分なし。モニターからも「本物に近い質感を表現できている」と好評です。キットレンズを使うと一眼らしい背景のボケ感もはっきりと出せて、被写体が自然と引き立つような1枚に仕上がりました。
<画質のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
暗所での色の再現性も良好です。比較したなかには彩度が低下した商品もあったなか、本商品は暗所でも色の方向性が統一されている印象。明所とほぼ変わらない雰囲気で撮影できました。オートホワイトバランスも非常に正確です。
暗所ではノイズが生じるため、明所ほどの解像感は得られず。とはいえ、細かい模様や質感などはしっかりと写せており、高画素モデルとしては高い暗所耐性を備えています。
一般的に、高画素モデルは暗所耐性が弱い傾向があります。90Dは画素数のわりに暗所耐性が高く、驚きました。
口コミどおりオートフォーカス(AF)の性能も優秀。合焦率(ピントの合っている割合)は約90%と高く、動き回る被写体をしっかり追従して連写できました。
ピントが合う点を指す測距点は45点。比較した商品の測距点は9~101点と幅があり、本商品はやや多いレベルです。測距点が多いほど動くものにもピントを合わせやすいので、動くものを撮ることが多い場合は、測距点が45点以上のものを選ぶとよいでしょう。
キットレンズの手ブレ補正力も十分。広角側は1/15秒まで・望遠側は1/25秒までシャッタースピードを遅くしても補正がよく効いており、普通の使い方であればブレは気にならないでしょう。
ブレが目立ちやすいとされる高画素モデルでありながら、比較したほかの商品と同じく高い手ブレ補正力を発揮しました。夜景や望遠レンズでの撮影も三脚がなくても夜景の撮影で手ブレが目立ちにくいでしょう。
本商品はカメラ本体に手ブレ補正機能がないので、キットレンズの手ブレ補正力を検証しています。
比較したほかの商品と同じく、選べるレンズの種類も豊富。純正レンズは近年生産終了となったものも複数ありますが、中古を含めると交換レンズの種類・数は非常に充実しています。撮りたいイメージに合ったレンズが見つかるでしょう。
純正品だけでなく、サードパーティ製のレンズも豊富です。新品や純正品にこだわらなければ、低コストでレンズを交換できますよ。
比較した多くの商品と同様、背面モニターはタッチパネル式。モニターからも「スマホのように操作できる」と好評でした。画像の拡大・縮小なども直感的に操作でき、スマホユーザーなら手間取ることはないでしょう。
一方で操作・設定用のボタンの数は多く、どちらかというと中~上級者向き。同じキヤノンの「EOS Kiss」シリーズとは異なり、初心者向けのメニュー表示には切り替えられません。操作や設定をカメラが自動的に行うオートモードはあるので、不慣れなうちは活用してくださいね。
<使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キヤノンの一般的な一眼レフと同じ使い勝手なので、少し使えばすぐに慣れるでしょう。オートモードを活用すれば、知識がなくても扱いやすいですよ。
一方で、Canon EOS 90Dには2つのデメリットも。人によっては気になるポイントなので、購入前にチェックしておいてください。
「少し重たい」という口コミどおり、サイズの大きさは気になるところ。重さはバッテリーとSDカードを含めて701g・本体サイズも幅140.7×高さ104.8mmと、比較した商品のなかでは大きめです。比較したキヤノンの「EOS Kiss」シリーズは重さが400〜500g台だったので、携帯性重視の人はそちらをチェックしてみるとよいでしょう。
一方で、グリップの握りやすさは良好。実際に持ったモニターからも「深いグリップで握りやすい」「滑り止めが効いて手にフィットする」と好評でした。グリップ部分に深さがあるので手が大きい人も握りやすく、重さを許容できれば扱いやすい1台といえます。
カラーモードの少なさも惜しいところ。比較したなかにはモード次第で作風を大きく変えられる商品もあったのに対し、本商品はあまり個性的なものはありません。
モニターからも「モードの種類が少なく遊べない」という意見があがり、カラーモードは必要最小限といった印象。SNSに写真を投稿する人や、表現を変えていろいろ楽しみたい人には物足りなく感じそうです。
コメントは一部抜粋
2019/09/20 発売
重量(バッテリー込み) | 約701g |
---|---|
本体サイズ | 140.7×104.8×76.8mm |
フォーカスポイント(測距点) | 45点 |
タッチパネル |
良い
気になる
有効画素数 | 約3250万画素 |
---|---|
ファインダー形式 | ペンタプリズム |
ISO感度 | 100〜25600 |
AF検出範囲 | EV-3〜18 |
シャッタースピード | 1/8000〜30秒 |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | ワイド3.0型(3:2) |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 約0.95倍 |
撮影可能枚数 | 約1860枚(常温/ファインダー撮影) |
ボディ内手ブレ補正 | |
USB充電・給電 | 非対応 |
動画撮影機能 | ◯ |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(UHS-II、UHS-Iカード対応) |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 | |
特徴 | 中級者向け |
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Canon EOS 90Dのデメリットが気になる人には、こちらの商品がおすすめです。
カメラ初心者におすすめなのは、キヤノンのEOS Kiss X10i。初心者向けのメニュー表示に対応しており、誰でも直感的に使いこなせるところが魅力です。ボタン配置もシンプルなので、迷わず操作できました。
明所での発色はやや暖色寄りで、ビビッドかつ美しい色合い。合焦率は約95%と比較したなかでもトップクラスで、動き回る被写体の追従もほとんど失敗しませんでした。手ブレ補正力やオートホワイトバランスもハイレベルです。
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Canon EOS 90Dは、公式オンラインショップで販売中。公式サイトでの価格は、ボディのみで税込165,000円・レンズキットが税込217,250円(※執筆時点)です。分割払いは最長60回まで金利・手数料が無料なので、初期費用を抑えられますよ。
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