履き心地がよく疲れにくいと人気の、HOKA ONEONE torrent2。インターネット上では高評価な口コミがある一方で、「安定性がいまひとつ」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したtorrent2はねじれ剛性のなさがいまひとつ。安定性を下げることにつながってしまいました。加えて、ぬかるんだ落ち葉の上などでは足を取られ、滑りやすい傾向があります。濡れた山道を走るときは注意してください。
一方、つま先部分のやわらかさとクッション性のバランスは好印象。登り・下りともに安定した走り心地が味わえます。ラグの深さや形状も工夫されており、グリップ力の検証でもまずまずの評価を獲得しました。
速乾性も合格レベルなため、水たまりを踏んでも問題なく走れるでしょう。とくに、ランニングからトレイルランニングに移行する人におすすめです。
とはいえ、トレイルランニングシューズはほかにもたくさん販売されています。安定性を重視する人は、レビューを参考に他商品も検討してみてくださいね。
フランス生まれのランニングシューズブランド、ホカオネオネ。やわらかく軽い厚底シューズにこだわり、より早く・楽に走れるよう開発を続けています。
今回ご紹介するのは、流線型のシルエットが特徴的なtorrent2です。
この商品は、PROFLYミッドソールを使用している点が特徴。着地を安定させ、つま先離れのよくする工夫がされています。
足の甲を覆うアッパーには、再生ポリエステル繊維使ったエンジニアードメッシュを採用しました。加えて、オーバーレイによる補強が施されており、外部刺激から足を保護する設計です。
サイズ展開は、25~30cmの10種類。
公式サイトには質問に答えるだけでおすすめサイズがわかるサービスがあります。普段履いているブランドなどを入力するだけなので簡単ですよ。迷ったときはぜひ試してみてください。
2021春夏モデルのMAFATE SPEED 3も要チェックです。
よりテクニカルな路面での走りやすさを追求して作られています。本格的なトレイルランニングシューズをお探しの人は、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
今回はtorrent2を含むトレイルランニングシューズ全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証③:使用感
検証④:速乾性
まずは、クッション性について検証します。
トレイルランニングの専門家である田口穣さんに協力を依頼。シューズを履いて不整地・傾斜・林道・平地などを走ってもらい、評価を行いました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
クッション性は4.0点と高評価。
ミッドソールが2層になっており、機能がそれぞれ異なる点が特徴です。黄色の部分にはやわらかい素材、青い部分は硬めの素材が使用されています。とくに前足部のやわらかさとクッションのバランスがよく、評価を伸ばしました。
また、高さ・ホールド感がほどよく、かかとの収まりも好評です。
ただし、100kmを超えるような長距離走にはいまひとつ。やわらかさや反発性が物足りない印象です。
日々の練習用シューズとして使ってみてくださいね。
引き続き、専門家である田口さんに協力してもらいました。実際にトレイルランニングを行い、ラグと呼ばれる靴底の突起の配列や素材などをチェックします。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
グリップ力は3.5点とまずまずの評価に。ラグの高さが5mmあり、つま先側とかかと側で配列が変えてある点が好印象でした。
とくにつま先側のラグは扇状の配列になっており、高いグリップ力が期待できます。実際に走ってみても、傾斜や落ち葉などで滑ることはありませんでした。
ミッドソールがむき出しになっているのは少々気になりますが、この程度なら問題ないでしょう。
ただし、ねじれ剛性はそこまで強いとはいえません。安定性にやや欠けるため、評価が伸び悩みました。
次に、使用感について検証します。
トレイルランニング初心者の男性モニター2人が商品を履いて走行。ぬかるみ・落ち葉・階段・傾斜・岩場での走りやすさを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使用感も同じく3.5点を獲得。グリップ力とクッション性のバランスがよく、すいすい登れると好評です。下りもクッション性が感じられてスムーズでした。
しかし、ぬかるんだ落ち葉の上では滑ってしまいがちです。雨上がりに山道を走るときなどは注意してくださいね。
シューズにシャワーを1分間かけ、雨に濡れた状態を再現。その後タオルで軽く水気を拭き取ってから5分間ドライヤーを当て、濡らす前とあとの重さを比較しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
速乾性は3.0点。検証では30〜45g重くなるシューズが多く、torrent2も32g増加と標準レベルの評価を得ました。
雨に降られたり水たまりを踏んだりしても、重さが気になることはないでしょう。
最後に、安定性に優れたおすすめ商品をご紹介します。
まずは、asicsのGEL-FujiTrabuco 8をチェックしてみましょう。登山靴のように硬めのアッパーで、ねじれ剛性が高い点が特徴。安定感のある走りが期待できます。ラグの配列や深さも工夫されており、グリップ力もトップクラスの評価を得ていました。あらゆる路面を快適に走れる優秀アイテムです。
登山からトレイルランニングへの移行を考えている人には、スポルティバのAkasha 26Yがぴったり。適度な硬さのミットソールは不整地と相性がよく、安定性も良好です。速乾性が高いので、雨に降られてもシューズの重さを気にすることなく走れますよ。
アッパーの素材 | 合成繊維、人工皮革、合成樹脂 |
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アウトソールの素材 | ラバー |
重量(27cm) | 327g |
ヒールドロップ | 8mm |
ラグの深さ | 6mm |
足囲(ウィズ) | 不明 |
カラー展開 | 5種類 |
防水性 | 不明 |
ソールの曲げ強度 | 不明 |
ソールの硬さ | 不明 |
ミッドソールの硬さ | 不明 |
留め具の種類 | 靴紐 |
GEL FujiTrabuco 8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
アッパーの素材 | エアメッシュ、ダイナミックプロテクション、PU レザー |
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アウトソールの素材 | ラバー |
重量(27cm) | 315g |
ヒールドロップ | 6mm |
ラグの深さ | 3mm |
足囲(ウィズ) | 不明 |
カラー展開 | 3種類 |
防水性 | 不明 |
ソールの曲げ強度 | 不明 |
ソールの硬さ | 不明 |
ミッドソールの硬さ | 不明 |
留め具の種類 | 靴紐 |
Akasha 26Yをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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