軽い履き心地が人気の、inov-8 TERRAULTRA G 270 MS。ネット上では高評価な口コミが多い一方、「硬い」「フィット感に欠ける」など気になる声もあり、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、TERRAULTRA G 270 MSを含むトレイルランニングシューズ15商品を実際に使ってみて、クッション性・グリップ力・使用感・速乾性を比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
この商品は、快適な走り心地とグリップ力の両方を持ち合わせたシューズを探している人におすすめです。登り・下りも走りやすく、関節への負担を感じません。階段のふちや濡れた落ち葉の上でも滑ることはなく、グリップ力の高さが感じられました。
前足部の屈曲性と高い反発性も加点ポイントです。速乾性も高いため、雨の日もシューズの重さを気にせず過ごせるでしょう。
ただし、ねじれ剛性が低いのは惜しいところ。不安定な路面ではぐらつく心配があります。素足感のある履き心地で、足が保護されている感覚もあまりありませんでした。
自分の脚力で進むイメージなので、とくにトレイルランニングに慣れている人に向いています。本格的な練習用シューズを探している人はぜひチェックしてみてくださいね。
2003年にイギリスで誕生したオフロードシューズブランド、inov-8。舗装されていない道でのトレー二ングや登山など、さまざまなシーンを想定したアイテムを展開しています。
今回ご紹介するのは2018年に発表されたTERRAULTRAシリーズのひとつ、G 270 MSです。
この商品は、ぬかるみや岩場などあらゆる道を走るウルトラレースに対応するモデルとして作られました。
アウトソールに取り入れた縦横のフレックスラインには、軽量化・走行性を向上させる効果が期待できます。ラグと呼ばれる靴底の突起にグラフェン素材を使用し、水抜き用の溝を設計しているのもポイント。グリップ性・耐久性両立へのこだわりが感じられますね。
走行時に安定性を持たせるため、アウトソールは広めの台形形状に。前足部とかかと部の高低差をなくした0ミリドロップ構造により、自分の足で走る感覚が得やすい仕様です。
ほかにも、速乾性に配慮した薄めのシュータン・平紐の採用によるほどけにくさなど、数々の工夫が詰まっています。
サイズ展開は、25.0〜30.0cmの全10パターンです。
26cm以上は0.5cm刻みでサイズが選択できます。自分の足にぴったりの一足を見つけてみてくださいね。
今回はinov-8のTERRAULTRA G 270 MSを含むトレイルランニングシューズ全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1〜5点の評価をつけています。
検証①:クッション性
検証②:グリップ力
検証③:使用感
検証④:速乾性
はじめに、クッション性を検証します。
トレイルランニング専門家の田口穣さんに、シューズを履いて走ってもらいました。不整地・傾斜・林道・平地などで、クッション性・反発性をチェックします。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
クッション性は、3.0点と合格レベルに。
前足部分の屈曲性と、反発性の高さが高く評価されました。
ワイズは広く、3Eほどあるように思われます。前足部の独立した履き心地も特徴的でした。
総合的には、まずまずの走りやすさといえるでしょう。
次は、グリップ力の検証です。
引き続きトレイルランニング専門家の田口穣さんにご協力いただき、未舗装の道などを走ってもらいます。ラグ配列や素材を含め、評価を行いました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
グリップ力は3.0点を獲得しました。
乾いたような素材感のラグで、配列はごく一般的。ランダムや扇形といった工夫はみられませんが、平地・傾斜ではしっかりと地面を捉えられました。
一方で、ねじれ剛性の低さはマイナスポイントです。アッパーがやわらかく、林道や落ち葉の上ではぐらぐらしてしまいました。山道を走る際は注意しましょう。
ソールの耐久性が高く、長く使えるのはメリットですよ。
続いて、使用感を検証します。
実際にシューズを履いて、トレイルランニング初心者の男性モニター2人に走ってもらいました。ぬかるみ・落ち葉・階段・傾斜・岩場での走り心地を総合的に評価しています。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
使用感は4.5点。スピードが落ちがちな登り坂も走りやすいと好評です。
クッション性とグリップ力のバランスがよく、下りでも関節負担を感じません。階段のふち・濡れた落ち葉の上でも滑らず、トップクラスの評価を得ました。
最後は、速乾性の検証です。
シャワーでシューズを濡らしたあと、ドライヤーを一定時間かけて乾燥させます。水を吸収する前後の重量を比較し、どのくらい差があるかを調査しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
速乾性は、4.0点と満足のいく結果に。水を吸収したあとの重量は+16gほどでした。
雨に濡れても気にならない重さといえます。
最後に、安定感を重視する人にぴったりのトレイルランニングシューズをご紹介します。
まずチェックしてほしいのは、asicsのGEL-FujiTrabuco 8。登山靴のようにしっかりとしたアッパーで、ねじれ剛性に優れています。ランダムに配置された深さ6mmのラグも好印象。あらゆる路面で安定感のある走りを味わえますよ。
登山からトレイルランニングに移行するなら、スポルティバのAkasha 26Yをご検討ください。ねじれ剛性の高さ・ぬかんだところでも地面を掴むラグ形状などが評価されました。アッパー全面が網目構造で、速乾性も優秀です。
アッパーの素材 | 合成繊維、人工皮革、合成樹脂 |
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アウトソールの素材 | ラバー |
重量(27cm) | 327g |
ヒールドロップ | 8mm |
ラグの深さ | 6mm |
足囲(ウィズ) | 不明 |
カラー展開 | 5種類 |
防水性 | 不明 |
ソールの曲げ強度 | 不明 |
ソールの硬さ | 不明 |
ミッドソールの硬さ | 不明 |
留め具の種類 | 靴紐 |
GEL FujiTrabuco 8をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
アッパーの素材 | エアメッシュ、ダイナミックプロテクション、PU レザー |
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アウトソールの素材 | ラバー |
重量(27cm) | 315g |
ヒールドロップ | 6mm |
ラグの深さ | 3mm |
足囲(ウィズ) | 不明 |
カラー展開 | 3種類 |
防水性 | 不明 |
ソールの曲げ強度 | 不明 |
ソールの硬さ | 不明 |
ミッドソールの硬さ | 不明 |
留め具の種類 | 靴紐 |
Akasha 26Yをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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