不安定な道も走りやすいと評判の、アシックス GEL-FujiTrabuco 8。しかしインターネット上では口コミが少なく、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、GEL-FujiTrabuco 8を含むトレイルランニングシューズ15商品を実際に使ってみて、クッション性・グリップ力・使用感・速乾性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
GEL-FujiTrabuco 8は、グリップ力の高いトレイルランニングシューズをお探しの人におすすめ。
深さ6mmでランダム配列のラグが、地面をしっかりと捉えます。謳い文句どおり、ぬかるんだ傾斜・下り道などあらゆるタイプの道を臆さず走り抜けることが可能です。
アッパーやソールは登山靴のように硬く、しっかりとした構造でホールド感があります。スピードを出すにはやや不向きですが、ねじれ剛性を高め安定性につながると高評価を得ました。速乾性も平均レベルに到達しているため、多少濡れても気にせず走れるでしょう。
トータル評価の高さに加え、比較的リーズナブルな価格も魅力です。登山からトレイルランニングに移行する人や、長距離をスローペースで走りたい人はぜひ試してみてくださいね。
1949年創業の大手国内スポーツ用品メーカー、アシックス。競技用シューズを中心に、アスレチックウェア・バッグなど幅広いアイテムを展開しています。
今回ご紹介するのは、あらゆるコンディションで快適に走れるように作られたGEL-FujiTrabuco 8です。
まず注目してほしいのはアッパー部分。足のブレを防ぐため、中足部に樹脂製パーツによるPUミッドフットサポートパネルを搭載しています。
アッパーとシュータンを一体化させたハーフモノソック構造も特徴的です。フィット感を高め、小石などの異物が侵入するのを防ぐ効果が期待できます。
アウトソールにはグリップ性を高めるASICS GRIP・ミッドソールには軽量仕様のFLYTEFOAMを厚めに使用。長距離レースに対応できるように考えられています。
インナーソールが取り外せるのも便利ですね。
あわせて、GEL-FujiTrabuco 8 G-TXにもご注目ください。
防水機能のあるGORE-TEX PRODUCTSを採用したモデルです。雨の日に強い商品をお探しなら、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
今回はGEL-FujiTrabuco 8を含むトレイルランニングシューズ全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:クッション性
検証②:グリップ力
検証③:使用感
検証④:速乾性
最初にクッション性を検証します。
トレイルランニング専門家の田口穣さんに不整地・傾斜・林道・平地などを走ってもらい、クッション性を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
クッション性の検証結果は3.0点を獲得しました。
クッション性があるものの、体感としては控えめ。アッパーつま先部分のプロテクションなどシューズ本体の構造がしっかりしているので、履き心地のやわらかさに欠ける印象です。かかとのはまりが浅いのもやや気になりました。
アウトソールが硬く、土踏まず下部には硬度を高めるデュオマックス構造が採用されています。
衝撃吸収性・安定性は合格点レベルといえるでしょう。
登りや林道での走り心地はいまひとつですが、下りでは安定していると好評でした。ロードでも問題なく、快適に使えます。
ワイズが2Eなので、日本人の足型に合いやすいですよ。価格が比較的抑えられている点も魅力です。
続いて、グリップ力の検証です。
クッション性に引き続き、専門家の田口さんに不整地・傾斜・林道・平地などを走って評価してもらいました。ラグの配列・素材もあわせてチェックします。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
グリップ力の検証結果は5.0点で、全商品中トップクラスの評価を獲得しました。
ラグがランダムに配置されており、深さも6mmと十分。どのような地面もしっかりと捉え、安心感があります。
アッパーとソールは登山靴のように硬く、ねじれ剛性に優れています。
安定性の向上は期待できるものの、前足部分が曲がらないので走行スピードは出しにくいでしょう。
スローペースで長距離を走りたい人や、トレイルランニング初心者に適した商品といえます。
登山からトレイルランニングに移行する人・岩場で使いやすいシューズを探している人も試す価値ありですよ。
次は、使用感を検証します。
トレイルランニング初心者の男性2名に協力を依頼し、浅間山公園を走ってもらいました。ぬかるみ・落ち葉・階段・傾斜・岩場それぞれの走り心地を調べます。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
使用感の検証結果は4.2点です。「階段のふちやぬかるんだ下り道でもまったく滑らない」という声があがりました。
落ち葉の上・傾斜など、いろいろな路面でグリップ力の鋭さが感じられます。
しかし地面と設置する部分が少ないため、ツルツルとした板の上では滑りやすく危険です。
地面の状態を確認し、スピードをコントロールしながら走るようにしましょう。
最後は、速乾性の検証です。
シャワーを雨に見立て、1分間シューズにかけます。タオルで軽く水気を拭いたあとにドライヤーを5分間当て、もともとの状態と重さを比較。水はけや速乾性を評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
速乾性の検証結果は3.0点。30〜45g増加する商品が多いなか、+33gだったため標準レベルの評価を獲得しました。
突然の雨などで濡れることがあっても、シューズの重量を気にせず走れますよ。
最後に、より速乾性の高いおすすめトレイルランニングシューズをご紹介します。
まずは、スポルティバのAkasha 26Yをチェック。アッパー全体が網目構造になっており、速乾性の検証で高い評価を得ました。ほどよい硬さのミッドソールが不整地と相性よく、グリップ力も高いため傾斜や濡れた路面でも問題なく走れます。とくに登山からトレイルランニングに移行する人におすすめです。
自分の足の力を使って走る感覚がほしい人は、inov-8のTERRAULTRA G 270 MSをご検討ください。前足部分の屈曲性が高いうえ、前方とかかと部の高低差をなくした0ミリドロップ構造を採用。走りやすいと好評です。こちらも乾きやすいので、雨に濡れてもシューズの重さを気にせず走れますよ。
アッパーの素材 | エアメッシュ、ダイナミックプロテクション、PU レザー |
---|---|
アウトソールの素材 | ラバー |
重量(27cm) | 315g |
ヒールドロップ | 6mm |
ラグの深さ | 3mm |
足囲(ウィズ) | 不明 |
カラー展開 | 3種類 |
防水性 | 不明 |
ソールの曲げ強度 | 不明 |
ソールの硬さ | 不明 |
ミッドソールの硬さ | 不明 |
留め具の種類 | 靴紐 |
Akasha 26Yをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
アッパーの素材 | 合成繊維、合成樹脂 |
---|---|
アウトソールの素材 | ラバー |
重量(27cm) | 260g |
ヒールドロップ | 0mm |
ラグの深さ | 3mm |
足囲(ウィズ) | 3E |
カラー展開 | 4種類 |
防水性 | 不明 |
ソールの曲げ強度 | 不明 |
ソールの硬さ | 不明 |
ミッドソールの硬さ | 不明 |
留め具の種類 | 靴紐 |
TERRAULTRA G 270 MSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。