「持ち運びしやすいコンパクト設計」と謳うコードレスヘアアイロン、ドン・キホーテ USB給電式ミニヘアアイロン PT-PMI10。口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のコードレスヘアアイロンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、コードレスヘアアイロン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
ドン・キホーテ USB給電式ミニヘアアイロン PT-PMI10は持ち運びやすいサイズですが、少ない回数でクセを伸ばすのが難しく、スタイリングに時間を要します。実際にクセづけした毛束に通したところ、ストレートになるまでに16回もかかりました。比較したなかには2回できれいに仕上がった商品もあったのに対し、こちらはサッとお直ししたい人には向いていません。
立ち上がるまでにかかった時間も10分とかなり遅め。比較した上位商品には1分以内に温まったものもありましたが、こちらは時間に余裕を持って起動させておく必要があります。加えて、メーカーでは「最高温度は約210℃」と謳っていますが、10分経っても150℃程度までしか上がりませんでした。
機能性も物足りません。本品は温度調節機能を搭載していないため、髪の状態に合わせて温度を細かく変えたい人には不向きです。USB給電式で、使用時にはモバイルバッテリーやコンセントに繋がないと使えない点もネック。電源がない場所で使用するときは注意が必要です。
一方、「持ち運びしやすいコンパクト設計」という謳い文句に違わず、かさばりにくいスリムな形状はメリット。比較した一部商品には200gを超えるものもあったなか、こちらは本体とコードを合わせても93.5gと非常に軽量です。モバイルバッテリーやコードを普段から持ち歩いている人なら、カバンに入れておいても負担は感じにくいでしょう。
とはいえ、ストレート力の低さや待ち時間の長さは気がかり。忙しい朝や仕事の休憩時間などに使うと、わずらわしさを感じる人も多そうです。コンパクトな形状は魅力ですが、短時間でサッとヘアセットするならほかの商品もチェックしてください。
今回ご紹介するドン・キホーテ USB給電式ミニヘアアイロン PT-PMI10は、「どこでもヘアスタイルをお直しできる」と謳う一品。USB Type-Aに対応したモバイルバッテリーなどに繋げれば、場所を問わず使用できます。ACアダプタを使ってコンセントから給電も可能です。
コンパクトな設計にもこだわっており、本体サイズは長さ181×幅22×高さ20mmで、プレート幅は13mm。コード長さは約1.5mです。購入時には本体のほかに、保証書兼取扱説明書とUSB電源ケーブルが付属します。カラーは検証で使用したアッシュモカのほかに、ブラックも展開中です。
ドン・キホーテは、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが展開する総合ディスカウントストア。雑貨・衣料品・電化製品・食品など幅広く取り揃えており、日本だけでなくシンガポールやハワイなど海外にも店舗を構えています。
今回はドン・キホーテ USB給電式ミニヘアアイロン PT-PMI10を含む、人気のコードレスヘアアイロンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のコードレスヘアアイロンを比較検証したところ、ドン・キホーテ USB給電式ミニヘアアイロン PT-PMI10には2つの気になる点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
電源を入れてから立ち上がるまでの時間も10分と、待ち時間も長めです。比較した結果、コードレスヘアアイロンは通常のヘアアイロンよりも立ち上がりが遅い傾向が見られましたが、上位商品には1分以内に温まったものもありました。本品は外出先でもたつかずにパッとお直ししたい人には不向きといえます。
なお、メーカーでは「最高温度は約210℃」としていますが、検証では10分経っても150℃程度までしか上昇しませんでした。
使い勝手もいまひとつです。比較した大半の商品は充電式だったのに対し、本品はUSB給電式。手元にモバイルバッテリーやコードなどがないと使えません。会社のデスクなどに備えておくならよいものの、持ち歩きたい場合は若干荷物になります。
電源はスライド式でスイッチを入れやすいのはメリット。ただし、温度調節機能は非搭載です。比較した商品には2~3段階で調節できるものもあったなか、こちらは髪質や髪のダメージに合わせて温度を変更したい人には向いていません。
給電式なので、普段からモバイルバッテリーを持ち運ぶ人や、学校や職場のPCにつなげながら使うことを想定してるなら軽量でよいですが、これのためにモバイルバッテリーをプラスで持ち歩くとなると不便な印象です。
全長は約18cmと特別小さいわけではありませんが、幅はスリムです。「持ち運びしやすいコンパクト設計」という謳い文句どおり、荷物の中でもかさばりにくいといえます。普段からモバイルバッテリーなどを持ち歩いている場合は、本品をカバンに追加で入れても、さほど負担にはならないでしょう。
ドン・キホーテ USB給電式ミニヘアアイロン PT-PMI10は、立ち上がるのが遅く、ストレートになるまでに時間がかかるのが難点です。忙しいときもスピーディに使える商品を探している人は、以下の商品も検討してみましょう。
温度調節を165℃・185℃・205℃の3段階の細かく設定できるのも魅力。充電の残量も20%・75%・100%と3段階で表示されるので、充電するタイミングを逃さずに済みそうです。コンパクトなサイズで持ち運びにもぴったり。旅行や出張先でのヘアセットにも重宝しますよ。
立ち上がりの速さを重視するなら、AgetuyaのコードレスミニヘアアイロンⅡがおすすめ。電源を入れてから約45秒で温まりました。うねった毛束がストレートになるまでにかかった回数も、わずか3回です。充電式なので忙しい朝はもちろん、コンセントがない出先の化粧室などでもサッと取り出して使えるでしょう。
約160℃・約180℃・約200℃の3段階で温度設定できるので、クセやヘアスタイルに合わせて調整できるのもうれしいポイント。重量は189.3gとやや重めですが、全長は20.5cmと大きすぎません。スライド式のロックを解除しないと電源ボタンがつかない設計で、誤操作を防ぎやすいのもメリットです。
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