インテル Core Ultra 7プロセッサーを搭載したモバイルノートパソコン、dynabook R9 P1R9XPBL。口コミが少なく評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証・レビューを行いました。
CPU・メモリの処理性能の高さ
ストレージの読み書きの速さ
耐負荷性能の高さ
バッテリー性能の高さ
キーボードの快適さ
WEBカメラ・マイク性能の高さ
ディスプレイ・スピーカー性能の高さ
インターフェースの充実さ
1インチあたりの重さ・堅牢性の高さ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のモバイルノートパソコンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、モバイルノートパソコン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
dynabook R9 P1R9XPBLは、ビジネスとプライベートの両方で活躍する高性能なPCを求める人におすすめです。処理性能を示すベンチマークスコアは平均10,948ptsと、比較した多くの商品が5〜7,000pts台だったなかトップクラス。ストレージの読み書きも速く、基本的な動作だけでなくマルチタスクもサクサクこなせます。強い負荷をかけた際にもパフォーマンスは落ちず、ファンの音も気になりませんでした。
動画を連続再生したときのバッテリー持ちは約8.5時間と長く、資料作成がメインなら日中は充電器なしで使えるほど。比較した一部商品にはなかったLAN端子やmicroSDカードスロットも搭載し、インターフェースも非常に充実しています。ゲーミングPCと同等である512GBのSSDを備えており、ゲームも快適にプレイできるでしょう。HDMI出力対応なのでゲーム画面をテレビに映すこともできますよ。
内蔵マイクの性能も良好。比較したなかには雑音が入るものもあったなか、空調などの雑音がしっかりカットされて声がクリアに届きました。Webカメラはやや黄味が強く輪郭がぼやけ気味ではありましたが、さほど大きな影響はないでしょう。外付けのカメラやマイクを用意しなくても快適にオンライン会議に臨めますよ。
スピーカーは低音が強調されたメリハリのあるサウンドが魅力。ディスプレイの画質も申し分なく、休日の映画や音楽鑑賞にも活躍するでしょう。キーボードはやや沈み込みが深く、しっかりと押した感があるタイプ。キーのサイズは小さめですが、モニターからは「軽快なタッチでタイピングできる」とおおむね好評でした。
1.05kgと軽量ながら、MIL規格に準拠した10項目の耐久テストもクリア済み。基本性能の高さに加えて、携帯性や耐久性も備えたオールマイティな商品といえます。執筆時点で約25万円と高価ではありますが、予算をクリアできる人にはぜひおすすめしたい1台です。
dynabook R9 P1R9XPBLは、Core Ultra 7プロセッサーを搭載した14型のモバイルノートパソコン。Office作業や動画編集をしやすいよう、一般的な画面比(16:9)より縦に広い16:10液晶を採用しています。
高性能なCPUに加えて、AI専用エンジン(NPU)「インテル AI Boost」 およびGPU「インテル Arc グラフィックス」と3つのエンジンを搭載。「高いパフォーマンスとすぐれた電力効率を実現した」と謳っています。
AIが周囲の雑音を除去する「AIノイズキャンセラー」や、キー操作で素早くマイクを切り替えられる「ワンタッチマイクミュート」など、オンライン会議を快適にする機能も充実。TeamsやZoomで背景ぼかしや目線補正ができる「Windows Studio Effects」にも対応しています。
ボディは軽さと堅牢性を兼ね備えたマグネシウム合金製。薄さ約15.9mm・重さ約1.05kgと、13.3型並みの(※)のコンパクトさを実現しています。
2023年5月発表の同社Gシリーズ(約幅306mm×奥行約210mm)および、Rシリーズ(約幅312.4mm×奥行約224mm)との比較
サウンド面では、低音・高音それぞれ専用のスピーカーを2個ずつ配置した2way 4speakersを搭載。立体音響技術のDolby Atmosにも対応し、「その場にいるような臨場感を作り出す」と謳っています。
このほか、電源スイッチを押すと同時にサインインできる指紋センサーや、予期しない映り込みを防ぐシャッターつきのWebカメラを搭載。プライバシーにも配慮された設計です。
今回はdynabook R9 P1R9XPBLを含む、人気のモバイルノートパソコンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
CPU・メモリの処理性能の高さ
ストレージの読み書きの速さ
耐負荷性能の高さ
バッテリー性能の高さ
キーボードの快適さ
WEBカメラ・マイク性能の高さ
ディスプレイ・スピーカー性能の高さ
インターフェースの充実さ
1インチあたりの重さ・堅牢性の高さ
検証の結果、dynabook R9 P1R9XPBLには9つもの魅力がありました。購入を検討中の人は、ぜひチェックしてくださいね。
CPUの処理性能を表すベンチマークスコアは、マルチコアが平均10,948ptsと非常に優秀。比較した商品の多くは5〜7,000pts台だったなか、ネットで資料を集めながらの書類作成など、マルチタスクも快適にこなせるスペックです。
基本的な処理性能を示すシングルコアは平均1718.5pts・メモリ性能も平均2772.5ptsと、いずれも高水準。起動など基本的な動作はもちろん、一般的なアプリを複数使用しても問題なく動作するでしょう。
約28万円(※執筆時点)と高価ではありますが、それに見合った高性能なCPU「Core Ultra 7 155H」を備えています。3Dゲームや動画制作など負荷のかかる作業を日常的に行う人にぴったりですよ。
ストレージの読み書き速度も十分。測定用ソフトを使ってストレージの読み書きの速度を計測したところ、読み込みで平均412.43MB/s・書き込みで平均318.26MB/sの好成績をマークしました。比較したなかには読み書き速度が平均200MB/sを切るものもあったのに対し、本体やアプリの起動も高速でサクサク動きます。
搭載されているストレージは512GBのSSDと、ゲーミングPCに搭載されているものと同程度。映像がカクつかず、ゲームも快適にプレイできるでしょう。
強い負荷をかけた際にも、パフォーマンスが大きく落ちることはありませんでした。本体の表面温度はやや高くなりましたが、排熱時の音は約42dBと静か。比較した商品の多くは50dB前後だったなか、処理中のファンの音はほとんど気にならないでしょう。静かなオフィスでも使いやすいといえます。
10個のタブの読み込みには約8秒と少し時間がかかったものの、15秒以上かかった商品もあったことを思うと十分許容範囲。10GBのデータコピーはわずか6秒程度で完了したので、写真・動画の整理やバックアップも比較的スピーディにこなせますよ。
フル充電の状態でYouTubeの動画をフルHDで再生し続けたところ、約8時間半と長持ちしました。比較したなかには5〜6時間しか持たない商品もあったのに対し、資料作成がメインであれば日中は充電なしで使えそうです。
急速充電規格であるUSB PDに対応しており、充電スピードも高速です。本商品を含め、比較したほとんどの商品がUSB PDに対応していました。外出先で長時間使いたい人にも心強い1台ですよ。
キーボードの配列・間隔はよく、使い心地は良好。一部のモニターからは「キーが小さくて押しにくい」という指摘はあったものの、慣れればさほど気にならないでしょう。特別こだわりがなければ、問題なく使えるキーボードです。
比較したなかには、キーストロークが深いものと浅いものの両方がありました。本商品はやや沈み込みが深いので、しっかり押した感覚がほしい人におすすめです。
タッチパッドの使い心地もよく、モニターからは「軽くクリックできて滑り心地もよい」「カーソルの移動やスクロールがスムーズ」と好評でした。
<キーボード・タッチパッドの使い心地についてのモニターコメント>
マイクの性能も問題なく、高い声・低い声の両方をクリアに拾えていました。比較したなかにはサーと雑音が入る商品もありましたが、本商品は空調などの雑音もしっかりカットされています。オンライン会議のときに、外付けのマイクを用意する必要はないでしょう。
Webカメラは解像度が1,920×1,200と高いものの、肌の色はやや黄味がかり、一部輪郭が曖昧な部分がありました。とはいえ、オンライン会議をするうえで大きな影響はありません。映りにこだわりがなけれ問題なく使えるでしょう。
スピーカー・ディスプレイともに申し分のない性能で、映像や音楽も十分楽しめます。とくにスピーカーの音質が優秀。比較したなかには低音や高音が弱いものもありましたが、125Hz程度の低音から8,000Hz程度の高音までまんべんなく出ていました。低音が強調される傾向があり、メリハリのあるサウンドを楽しめますよ。
ディスプレイの解像度は1,920×1,200・最大表示色は約1677万色で、実際に目で見てもきれいだと感じました。ブルーライトの低減機能もあり、目に負担がかかりにくいのもうれしいポイントです。資料作成などのデスクワークだけでなく、休日の映画・音楽鑑賞にも活躍するでしょう。
インターフェースも充実しており、1台でさまざまな用途に対応可能。USB A端子やThunderbolt 4対応のUSB C端子のほか、比較した一部商品にはなかったLAN端子やmicroSDカードスロットも搭載しています。HDMI出力も可能なので、ゲーム画面をテレビに映してプレイできるところも魅力です。
なお、比較したほとんどの商品と同様にCDやDVDを読み込む光学ドライブは搭載していません。必要な場合は外付けのものを用意しましょう。
本体重量は1.05kgと軽量。1インチあたり71.8gと比較した商品のなかでも軽く、持ち運びに適した商品といえます。
耐久性も申し分ありません。アメリカ国防省が定めた「MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテスト」を10項目クリアしており、落下や振動にも強い設計。軽さと耐久性を兼ね備えた頼もしい1台です。
dynabook R9 P1R9XPBLにはデメリットはありませんでした。比較したモバイルノートパソコンのなかでも、マイベストが自信を持っておすすめできる1台です。ぜひ購入を検討してみてくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、dynabook R9 P1R9XPBL以外のおすすめ商品をご紹介します。
dynabookのGS5 P1S5WPBLは、高性能なカメラとマイクが魅力。カフェのような雑音がある場所でも声が届きやすく、相手の映像も見やすいので、オンライン会議が多い人にぴったりです。ビジネス用途には十分な処理能力も備えています。
バッテリー持続時間(実測値)は約9.2時間と、比較したなかでも上位に入る長さ。2つのType-C端子に加えて、Type-A・HDMI・LAN・microSD・オーディオ端子がそろっており、インターフェースも充実しています。
重さ0.95kgと軽量で持ち運びやすく、アメリカ国防省が定めるMIL規格に準拠した耐久テストもクリア。ECサイトでの価格は約18万円と、高性能なノートPCとしては手頃な価格設定も魅力です。
持ち運びが多い人には、軽くて丈夫なDynabookのdynabook G6がおすすめ。0.87kgと比較した商品のなかでもトップクラスの軽さでありながら、MIL規格に準拠した耐久テストを9項目をクリアしています。
バッテリー持続時間(実測値)は約7.9時間と申し分なく、重たい作業でなければ1日持つでしょう。処理性能を示すベンチマークスコアは平均6,363ptsと、一般的なデスクワークなら問題なくこなせる水準でした。カメラやマイクの性能も、オンライン会議をするぶんには十分です。
画面は一般的なノートパソコンの約1.7倍明るく、屋外での作業にもぴったり。中古品なら10万円を切るものもあるので、比較的買いやすいですよ。
dynabook R9 P1R9XPBLは、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能。高価な商品なので、できるだけポイント還元率の高いショップを選びたいですね。
このほか、家電量販店で販売している場合もあります。店舗によって取扱内容が異なるので、あらかじめ最寄りの店舗に問い合わせましょう。
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