日立 パワかるスティック PV-BL50Lの評判・口コミは？実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー！
吸引力と軽量さにこだわったと謳う、日立 パワかるスティック PV-BL50L。「取り回しやすい」「ゴミが捨てやすい」と評判です。しかし、「電池切れが速い」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか？
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
- 吸引力の高さ（フローリング）
- 吸引力の高さ（カーペット）
- 疲れにくさ
- 使い勝手の良さ
- お手入れのしやすさ
- バッテリー持続時間の長さ
- 静かさ
さらに、人気のSARP（シャープ）や同シリーズのPV-BL30Kなどのスティッククリーナーとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較行いましたので、スティッククリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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目次
- 【結論】吸引力がいまひとつ。充電式スタンドや自動モードを搭載し、使い勝手はよい
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lとは？
- PV-BL30Lとの違いは？
- 検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説！
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lのメリットは4つ！
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lのデメリットは3つ！
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lの詳細情報
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lの価格比較
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lが向いていない人におすすめのスティック掃除機は？
- 日立 パワかるスティック PV-BL50Lは、どこで買える？
【結論】吸引力がいまひとつ。充電式スタンドや自動モードを搭載し、使い勝手はよい
日立 パワかるスティック PV-BL50Lは、吸引力に欠けるものの使い勝手がよい商品です。かなりスイスイ進むので、床材を問わずお菓子のクズなど軽いゴミをとりこぼす結果に。比較した同シリーズの型落ちモデルPV-BL30Kと比べても掃除性能はおよばず、価格も高価です。奥底のゴミもかき出しにくいため、ペットや子どものいる家庭には不向きといえます。
とはいえ、スタンドが充電式なのはメリット。セットすれば自動で充電されます。ヘッドの幅が狭いため机などの下を掃除しやすく、ソファの下でもひねれば差し込めました。また、比較したニトリ 2WAYスティッククリーナーのように、ゴミ捨てに3タッチ以上を要したものもあったなか、ダストケースを外さずワンタッチで完了。「ゴミが捨てやすい」との口コミにも頷けます。
フィルターやブラシを水洗いでき、お手入れも簡単。掃除後は毛がわずかに絡んだものの、ツールレスかつワンタッチで引き出せるため、さほど問題なさそうです。さらに、「電池切れが速い」との口コミに反し、標準モードかつパワーヘッドで約40分も稼働。大きめの一軒家でなければ、十分掃除を終えられるでしょう。自動モードの搭載により、節約しながら使えますよ。
本体重量も1.4kgと非常に軽く、「取り回しやすい」という口コミにも納得です。自走式も相まってスムーズに動かせますが、吸引力はいまひとつに。加えて、稼働音が約62dBとうるさい点もネックです。比較したなかで、約50dB程度に抑えたシャープ EC-FR9などの商品におよびませんでした。パイパワーでサッと掃除を終えたいなら、ほかの商品を検討してみてください。
日立 パワかるスティック PV-BL50Lとは？
近年スティック型クリーナーの開発が進み、軽量かつ強力な吸引力を持つ商品が増えました。「吸引力が変わらない」で親しまれるダイソンに続き、日立やシャープなどの国内メーカーも負けじと参戦。静かで強力な吸引力を誇る商品を市場に投じています。また、スティッククリーナーのバッテリー寿命は3～4年。バッテリーのもち吸引力の減退を感じた人は、新型機器への買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
日立は、東芝や三菱電機と並ぶ日本の大手総合電機メーカー。洗濯機や冷蔵庫などの白物家電を中心に、環境性能の高さを売りにした製品まで多く製造しています。
今回は、独自モーターにより軽量かつハイパワーを追求した、発売日2023年12月の商品をご紹介します。効率的な空気循環を図り、モーターには「極異方4極マグネット」を採用。高速回転を考慮し、鋼板などを用いて強度を高めています。また、軽量化により「高いところも掃除しやすい」と謳っています。
PV-BL30Lとの違いは？
また、奥まった場所にもヘッドが届きやすいよう、すき間用吸口が伸縮型に変身。PV-BL30Lのファブリックヘッドは、布用ブラッシングヘッドに進化し、ソファや布団についた犬の毛も掃除しやすいつくりになりました。ペットを飼っている人にはうれしいポイントといえるでしょう。
さらに、引き出しの中など入りくんだ場所の掃除に便利な「ほうきブラシ」も付属。ただし、充実している分、価格もPV-BL50Lのほうが高価です。付属品のニーズや価格で選ぶとよいでしょう。
検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説！
検証のポイント
- 吸引力の高さ（フローリング）1
マイベストでは「フローリングの中央部は完璧で、部屋の隅にわずかな取りこぼしはあるがほぼ気にならない」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
- 吸引力の高さ（カーペット）2
マイベストでは「1往復でカーペットの表面だけでなく、奥にあるゴミもある程度吸える」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をカーペットで吸い込めたゴミの量が60%以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
- 取り回しのよさ3
マイベストでは「本体は軽量でヘッドは安定しており、ストレスを感じることなく操作できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの方法のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
- お手入れのしやすさ4
マイベストでは「ホコリが舞うことなくゴミを捨てられ、お手入れ箇所も少なめでストレスが抑えられる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
- バッテリー持続時間の長さ5
マイベストでは「2LDK程度の部屋を一度に掃除してもバッテリー切れを起こす心配がない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をバッテリーの持続時間が40分以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
- 使い勝手のよさ6
マイベストでは「掃除中にバッテリー残量を気にする必要がなくどこでもある程度スムーズに掃除でき、掃除後も簡単に充電が可能」なものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
- 静かさ7
マイベストでは「離れていればうるさく感じにくい」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を標準モードの運転音が70dB以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
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日立 パワかるスティック PV-BL50Lのメリットは4つ！
各商品を実際に使ってみたところ、日立 パワかるスティック PV-BL50Lには主に4つのメリットがありました。1つひとつ紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね！
本体と手元どちらも軽量。自走式も相まって掃除後も疲れにくい
疲れにくさは高評価。本体重量は1.4kgと軽く、手元も1kg程度でした。比較したなかには、本体が2kg以上のものもあったことをふまえると、「取り回しやすい」という口コミにも頷けます。また、自走式パワーヘッドにより、カーペット上でも張りつきにくくスイスイ進みました。
電源は、ワンプッシュ継続して動くボタン式。比較したなかで、握っている必要があるダイソンのようなトリガー式に比べると手軽です。家中掃除機をかけても疲れにくいでしょう。
マストでほしい機能を備え、使い勝手は十分。ゴミもワンタッチで捨てられる
また、スタンドが充電式である点も魅力。セットするだけで充電されるうえ、スッキリ収納しやすいのもメリットです。自立はしないものの、立てかけやすい設計なので、物を移動させたいときにも対応しやすいといえます。電池残量は、なくなりかけたときに点滅でお知らせ。比較したなかで少数派だった、緑色のLEDライトも搭載し、前方のゴミも見つけやすいのも利点です。
さらに、ゴミ捨てはダストケースを外さず、ワンタッチで完了。ゴミ捨てに3タッチ以上必要だったものとは異なり、「ゴミが捨てやすい」との口コミにも共感できます。開始から終了までスムーズに行えるでしょう。
フィルターやお掃除ブラシが水洗い可能。ブラシはコイン不要でヘッドから外せる
また、1本1本をループ形状にし、隙間にゴミが入り込みにくい構造を活かした「からまんブラシ」を採用。ブラシはツールレスのワンタッチで簡単に引き出せるため、比較したツインバードのように、パーツを外す用のコインを準備する手間はかかりません。
フローリングとカーペットを掃除すると、毛がわずかに絡んだものの、お手入れが億劫になることは少ないでしょう。
標準モードでは約40分稼働可能。2LDK程度なら1回で掃除完了できる
また、比較したシャーク LC351Jのように約60分稼働できるスタミナタイプの商品は、重量があり疲れやすい傾向がありましたが、こちらは軽さも申し分なし。「電池切れが速い」という口コミとは裏腹にバッテリー持ちがよく軽いので、使いやすさのバランスがよいといえます。
さらに、パワーをゴミの量に応じて調節する自動モードも魅力。バッテリーを節約しながら使えるため、より長く使いたい人はうまく利用するとよいでしょう。
日立 パワかるスティック PV-BL50Lのデメリットは3つ！
日立 パワかるスティック PV-BL50Lにはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
フローリングではお菓子のゴミを弾きやすい。スムーズに掃除したい人には不向き
また、比較した商品には、吸いとりにくい奥の壁のゴミを目に見えないレベルに吸いきったものもあったなか、パッと見てわかるほど青砂が残っていました。
さらに、ブラシとヘッド間には隙間があるため、壁側のゴミは明らかに吸えていません。掃除後も、ヘッドから手前に細かいゴミを少し漏らしていたため、スムーズにゴミを吸引するのは困難でしょう。
ヘッドが軽く、カーペット上のゴミも取りこぼした。ペットや子どもがいる家庭に向かない
比較したなかには、ほとんどの商品が苦戦したカーペットのゴミをほぼ完璧に吸いとった、シャーク EVOPOWER SYSTEM NEO+などの商品も。隅のゴミをしっかり吸引できなかったうえ、奥底のゴミもかき出しにくいため、ペットや子どものいる家庭には向かないでしょう。
なお、比較した同シリーズの型落ちモデルPV-BL30Kと比べ、さほど進化が見られなかったのも気になるところ。掃除性能はPV-BL30Kのほうが高く、価格も安価でした。よほどあたらしい機種にこだわる人でなければ、PV-BL30Kを選んでも損はないでしょう。
稼働音は大きくうるさい。使用環境や時間帯を考慮して
また、強モードでは約69dBとかなりの騒音。とくに集合住宅では時間を気にして使うのが無難でしょう。
日立 パワかるスティック PV-BL50Lの詳細情報
日立グローバルライフソリューションズHITACHI パワかるスティック ｜ コードレス スティッククリーナー ｜ PV-BL50L2023/12 発売
2023/12 発売
| バッテリー着脱可能 | |
|---|---|
| 集じん方式 | サイクロン式 |
| 標準モードの連続使用時間（実測値） | |
| ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
| ダストステーション付き | |
| 本体重量 | 1.41kg |
- 充電時間（公称値）
- 約2時間
- 騒音値（実測値）
- 61.9dB
- お手入れが必要なフィルターの数
- 3個
- ゴミセンサー付き
- ヘッドの重量（実測値）
- 不明
- スタンドタイプ
- 充電機能つきスタンド
| 操作方法 | ボタン |
|---|---|
| 液晶ディスプレイあり | |
| HEPAフィルター付き | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| ヘッドライト付き | |
| 水拭き対応 | 不明 |
| 付属品 | すき間ノズル、ハンディ用ノズル、充電コード、収納スタンド、お手入れブラシ |
| 本体幅（公称値） | スティック時：23cm／ハンディ時：9cm |
| 本体奥行（公称値） | スティック時：23cm／ハンディ時：33.1cm |
| 本体高さ（公称値） | スティック時：101cm／ハンディ時：18.6cm |
日立 パワかるスティック PV-BL50Lの価格比較
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日立 パワかるスティック PV-BL50Lが向いていない人におすすめのスティック掃除機は？
ここでは、日立 パワかるスティック PV-BL50Lのデメリットをカバーできていた商品を2つご紹介します。どの商品にするか迷っている人は、あわせて検討してみてくださいね。
スティッククリーナーの買い替えを考えている人は、Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+ LC351Jがおすすめ
ヘッドには起伏が少なく毛が絡みにくいフィン型を採用し、ゴミの自動吸引が可能なダストステーションも装備。ヘッドからダストカップまで、基本的なお手入れ頻度も低く済みますよ。
さらに、バッテリーの持ち時間も優秀。エコモードやiQモードでは約15～50分も稼働でき、1回の充電で広範囲を清掃可能です。稼働音はかなり大きいものの、タフで使い勝手がよい点は大きな魅力といえるでしょう。
コスパを考慮するなら、HITACHI パワかるスティック PV-BL30Kもおすすめ
標準モードでは約40分使え、広い家でも1度で掃除しきれるでしょう。また、フィルターとお掃除ブラシどちらも水洗いに対応しており、お手入れも手軽。ゴミ捨てがワンタッチでできるのもうれしいポイントです。広め2LDK程度の部屋で、ほぼ毎日掃除機をかけている人におすすめといえます。
スタンドが充電式でなく自動モードも非搭載ではあるものの、掃除性能は本品と大差ありまあせん。型落ちモデルなので価格も4万円台と、本品より安価。新型機種にこだわらなければ、コスパ面でもPV-BL30Kを選んで損はないでしょう。
日立 パワかるスティック PV-BL50Lは、どこで買える？
また、Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場などのECサイトでも販売を確認できました。ただし、サイトによっては価格が送料が異なるため、事前にしっかりリサーチしておきましょう。
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掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。