インテリアに調和する洗練されたデザインが魅力の、ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK704A。「料理・ペットのニオイ対策によい」と評判ですが、「思ったより大きい」といった口コミもあり、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAcerやシャープなどの空気清浄機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、空気清浄機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK704Aは、空気清浄がしっかりできる加湿機能つきの商品をお探しの人におすすめです。独自のストリーマ技術の性能を発揮し、アクリルボックス内に充満した煙をわずか1分で集じんしました。比較した商品には1分で3割ほどしか吸えないものもあったなか、花粉やホコリ対策として素速い効果が期待できます。
脱臭力も優秀です。アクリルボックス内にこもったくさやのニオイは、約4.5分で臭気判定士に「脱臭できた」と評されました。わずか1.5分で脱臭できたAcerpure ProのAP551-50Wには及ばないものの、比較したなかには7分かかった商品もあります。「料理・ペットのニオイ対策によい」という口コミにも納得できる性能です。
センサーも高感度でした。制汗剤スプレーに8.34秒とスピーディに反応し、ホコリも自動で察知。おまかせモードでも空気の汚れをスムーズに清浄できるでしょう。静音性も申し分なく、しずかモードは約36dBと戸建て住宅地の夜間より静か(参照:環境省)でした。比較したなかには弱モードでも49.6dBと生活音なみの稼働音だったものもありましたが、就寝を邪魔しにくいといえます。
フィルターが約10年間交換不要なのも便利な点です。ただし、加湿機能つきのため、お手入れ箇所は7つと多めでした。「思ったより大きい」という口コミどおり、高さ76cmと圧迫感のある大きさなのもネック。幅・奥行きは31.5cmとスリムなので狭い場所には置きやすいものの、存在感はあるでしょう。
執筆時点で6~7万円台と比較したなかでは高額ですが、スマホアプリと連携して好みの設定で自動運転もできる賢い1台。基本性能には欠点が見当たらず、フィルターの買い替え頻度を大幅に削減できて、ランニングコストも抑えやすい商品です。初期費用を抑えたい人や加湿機能はいらないという人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK704Aは、独自の空気浄化技術「ストリーマ」を採用した商品。標準のストリーマの商品の2倍のユニットを搭載し、有害物質の除去スピードや脱臭性能が標準のものより2倍になったと謳われる、ハイグレードモデルです。
販売元のダイキンは、1924年の創業以来、空調専門メーカーとして数多くの技術・製品開発に尽力する企業。家庭用のルームエアコンから業務用まで幅広く展開しており、空気清浄機も部屋の広さやニーズに合わせた種類を数多く取りそろえています。
適用床面積は31畳と、広いリビングでも使いやすい大きさです。集じんフィルターは0.3μmの微粒子を99.97%除去する性能を謳うTAFUフィルターを搭載。撥水・撥油効果が高く、汚れが広がりにくく静電力が落ちにくいのが特徴です。ストリーマと同時に対策することで、0.1μm〜2.5μmの花粉やPM2.5・排ガスなどを吸いこんで付着の抑制が期待できます。
脱臭フィルターは、タバコ・カビ・生ごみやペット臭などの生活臭に対応。ニオイを吸着したあとストリーマが分解・再生するため、脱臭効果が持続すると謳われています。集じん・加湿フィルターとストリーマユニットは、交換の目安が約10年と長期間使用できるのが特徴です。
運転モードは9種類。強弱の変更だけでなく、おまかせ運転や節電運転も可能です。加湿運転は抗菌フィルターを採用し、水トレーに銀イオンを配合して水を清潔に保ちやすいよう工夫。加湿量は700mL/時とたっぷりあり、タンクを外さず手軽に継ぎたしできる設計です。
スペックの詳細は以下をご参照ください。
専用アプリを使用すると、スマホから遠隔操作が可能。オンオフやコース選択・スケジュールタイマーなどが利用できます。PM2.5・ホコリ・ニオイを6段階でレベル表示し、ぴちょんくんが表情でもお知らせ。スマートスピーカーにも対応していますよ。
同社のルームエアコンとも連動し、例えば暖房使用時は室温に合わせてサーキュレーター運転で温風を撹拌。乾燥しているときは加湿を行い湿度を保つなど、賢い機能が豊富です。
サイズは幅31.5×奥行31.5×高さ76cm・重量12.5kg。シンプルでうつくしい佇まいにこだわり、操作部・表示も天面にすっきり収めているのが特徴です。細長いタワー型にすることで設置面積が小さくなるよう配慮されています。マットな質感のボディが洗練されたイメージです。カラーはホワイト・ブラウンの2色から選べます。
今回は、ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK704Aを含む空気清浄機全51商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、集じん力の検証です。
アクリルボックス内に煙を充満させました。空気清浄機を稼働し、一番違いの出た1分後の煙の量が少ないものほど、高評価としています。
集じん力は優秀です。起動後わずか25秒ほどで煙の白っぽさがほとんど取れ、1分後には9〜10割近くの煙を除去できました。比較した商品には1分で3割ほどしか吸いこめなかったものもありましたが、こちらは花粉やウイルスに対する素速い効果が期待できるでしょう。
比較した結果、フィルターサイズが大きい商品は集じん力に優れる傾向がありました。なかでもシャープ・Acer・ダイキンの3社の製品は集じん力が高く、ダイキン製品の本商品も例外なくパワフルです。
次は、脱臭力の検証です。
アクリルボックス内に強烈なニオイがするくさやを入れ、においを拡散させました。最も強いモードで空気清浄機を稼働させ、におい・かおり環境アドバイザー(臭気判定士)である石川英一さんが、30秒おきのニオイをチェックしました。
脱臭力も高評価を獲得。フィルターからややホコリのニオイがするものの、充満したくさやのニオイは、臭気鑑定士に「4.5分で脱臭できた」と評されました。わずか1.5分で脱臭できたAcerpure Proには及ばないものの、高評価の基準とした5分は下回っています。
比較した約3割の商品は5〜8分以上かかったことを思うと、脱臭スピードは十分。「料理・ペットのニオイ対策によい」という口コミどおり、しっかりニオイ対策したい人にぴったりです。
比較したところ、集じん力と同様に脱臭力もフィルターサイズの大きい商品のほうが優秀な傾向がありました。こちらも例外なく、基本性能は高めです。
続いて、機能性・使い勝手のよさの検証です。
アクリルボックス内に制汗剤スプレーを5秒間噴射し、センサーが反応するまでの時間の短さをチェック。加湿機能があるものを加点評価しました。
さらに、お手入れ箇所の数・フィルター交換の目安時期・サイズを確認し、使い勝手のよさを評価しました。
機能性も高く、比較したなかでトップレベルの評価を獲得。比較した商品の約半数ほどしか搭載していない加湿機能があり、暖房の乾燥が気になるときも重宝するでしょう。
制汗剤スプレーには、8.34秒とスピーディに反応しました。比較した多くの商品が高感度センサーを搭載していましたが、なかには検知まで30秒とやや鈍いものも。ほこりセンサーも約32秒で自動で稼働したため、おまかせ運転でも問題なく空気清浄できるでしょう。なお、詳細は以下のとおりです。
お手入れには手間がかかる設計です。比較したところ、加湿機能つきの商品はお手入れ箇所が多い傾向があり、こちらも7つとパーツ数は多めでした。ホコリセンサーやプレフィルター・脱臭フィルターユニットなど、定期的な掃除が必要です。
一方で、集じんフィルターが約10年と長持ちするのは魅力的。比較したほかの商品には、6か月~1年単位で交換が必要なものが多く、ランニングコストを抑えやすいですよ。6~7万円台と高額なモデルですが、長期間の使用を想定するとコスパはよいといえます。なお、詳細は以下のとおりです。
適用床面積が31畳と広いため、「思ったより大きい」という口コミどおり本体サイズは大きめです。とはいえ、幅・奥行きはスリム。比較したなかで適用畳数が30畳を超える商品は幅40~50cmのものが多かったのに対し、こちらは幅・奥行きともに31.5cmです。狭いスペースにも置きやすいでしょう。
最後は、静音性の検証です。50cm離れたところに騒音計を配置し、小・中・強モードの稼動音を測定。平均値が小さいものほど高評価としています。
静音性も高めです。4段階のモードの稼働音の平均値は46.35dB。高評価とした基準の50dBを下回っています。ターボモードは60dBと大きめですが、比較した大半の商品が60dB前後でした。なかには基本性能が高い一方、80dBとゲームセンター並みの騒音(参照:環境省)だった商品もあったことを思うと十分な静音性であるといえます。
弱モードは39dB・標準モードは47.1dBと、こちらも十分な静けさです。しずかモードはさらに小さく、36dBと戸建て住宅地の夜間より静か(参照:環境省)でした。比較したなかには1番弱いモードでも49.6dBと生活音なみの稼働音だったものもありましたが、こちらは就寝前のリラックスした時間でも邪魔になりにくいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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高い効果を発揮するには、ニオイの発生源の近くで稼働させるのがおすすめ。花粉が気になるときは窓際や玄関、料理中はキッチンに置くなど、キャスターで移動させるのも手ですよ。
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK704Aは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECショップで購入できます。各ECサイトでは6〜7万円ほどで購入できるので、値段やポイント還元率を比較してお得に手に入れてくださいね。
ケーズデンキやビックカメラなどの家電量販店でも購入できます。実物を見て確かめたい人は、在庫の有無を確認してみましょう。
最後に、初期費用を抑えられる高性能な商品をご紹介します。
パワフルな空気清浄の性能があったのは、Acerpure Cool AC551-50W。約27畳と広い適用床面積が広く、検証では稼動15秒後に8割程度の煙を吸い、くさやのニオイはわずか2分で脱臭しました。コンパクトかつ稼働音も小さいため、加湿機能は必要ないという人におすすめですよ。
加湿機能つきでお探しの人は、シャープ加湿空気清浄機 KI-SX75も要チェック。適用床面積34畳と広いリビングでも活躍する大きさで、検証ではくさやのニオイを開始3分と素早く脱臭しました。1分以内で煙を吸収しており、集じん力も高性能です。稼働音も静かで、就寝時にも使いやすいですよ。
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 27畳 |
加湿最大適用畳数 | |
設置方法 | 据え置き |
適用床面積 | 約27畳 |
適用床面積. | 約27畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 25.3cm |
奥行 | 25.3cm |
高さ | 85.0cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 6.34kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 不明 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 静音モード、お気に入りモード |
フィルター交換頻度. | 約1年に1回 |
フィルター交換頻度 | 約1年に1回 |
別売りフィルター | HEPAフィルター(ACF173) |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | PM2.5、ニオイ |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | |
最大加湿量 | |
タンク容量 | |
稼動音 | 25~54dB |
最強モード運転音 | 54dB |
最弱モード運転音 | 25dB |
最大消費電力 | 65W(定格) |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | 不明 |
LEDライト搭載 | 不明 |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | |
用途 | 据え置き |
Acer エアサーキュレーター付き空気清浄機 AC551-50Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 加湿空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 34畳 |
加湿最大適用畳数 | 27畳 |
設置方法 | 床置き |
適用床面積 | 34畳 |
適用床面積. | 34畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | 不明 |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター(ダブル脱臭フィルター) |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 39.5cm |
奥行 | 30.5cm |
高さ | 65cm |
コードの長さ | 約1.8m |
重量 | 約13kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 9分(8畳) |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 効果実感モード、飛沫粒子モード運転、おやすみモード、花粉モード、自動モード、強モード、中モード、静音モード |
フィルター交換頻度. | 10年に1回 |
フィルター交換頻度 | 10年に1回 |
別売りフィルター | 不明 |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | ホコリ、ニオイ、湿度、温度、照度 |
加湿機能 | |
加湿方式 | 気化方式 |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
適用床面積(加湿時) | プレハブ:25畳/木造:15畳 |
最大加湿量 | 900mL/h |
タンク容量 | 約3.2L |
稼動音 | 不明 |
稼動音(弱モード) | 不明 |
稼動音(強モード) | 不明 |
最強モード運転音 | 52dB |
最弱モード運転音 | 20dB |
最大消費電力 | 80W |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | |
LEDライト搭載 | 不明 |
オゾン発生機能 | |
オゾン出力量 | |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | 不明 |
用途 |
シャープ 加湿空気清浄機 KI-SX75をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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