加湿など豊富な機能性が評判のDyson(ダイソン) Pure Humidify +Cool。スタイリッシュなデザインも高く評価される一方で、「掃除がしづらい」「フィルターの定期交換が面倒」といった気になる口コミもみられ、購入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Dyson Pure Humidify +Coolを含む一人暮らし向け空気清浄機全16商品を実際に使ってみて、集塵力・脱臭力・手入れの簡単さを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
DysonのPure Humidify +Coolは、集塵力にこだわる方にはおすすめできません。
検証では運転開始から約3分で煙の集塵が完了したものの、1分時点で集塵が終わった上位商品と比べると平均レベルの結果となりました。
一方、脱臭力には優れています。検証では、くさやのニオイだけでなく、魚臭さまで残さず除去できていました。フィルターの交換は1年に1回と一般的な頻度であるものの、汚れの拭き取りは簡単。忙しい人でも楽に行えるとモニターからも好評でした。
しかし今回の検証では、より集塵力に優れた空気清浄機がありました。気になる方はレビューを参考に他の商品もチェックしてみてください。
コードレス掃除機でお馴染みのDyson。その高い技術を活かし、空調家電やヘアケア機器などさまざまな製品を手がけています。
今回ご紹介するPure Humidify +Coolは、空気清浄・加湿・送風の3つの機能が特徴です。
メインの空気清浄機能では、PM0.1レベルの細かな粒子まで集塵できるよう、密度の高いグラスHEPAフィルターを本体360度にわたって配置しています。
さらに2層目にはニオイを脱臭する働きをもつ活性炭フィルターが内蔵されているのもポイントです。
また内部にある複数のセンサーが、花粉やハウスダストなど最小0.3μmサイズの粒子やニオイを検知。検出された粒子の数は本体正面のモニターに表示されるため、部屋の環境がひと目で把握できますよ。
その他にも室内の空気質・フィルターの寿命・湿度・タンクの水切れなどの情報もモニターでお知らせしてくれます。
加湿機能に使うタンクの容量は、約5L。最長で約36時間の運転が可能です。
タンク内の水は内蔵のUV-Cライトですばやく除菌された後、抗菌・防カビ作用のある加湿フィルターを通って空気中に放出されます。部屋の湿度に合わせて自動で運転を調整するオート加湿モードも魅力です。
また送風を行うブリーズモードでは、エアコンが苦手な方でも使えるよう自然なそよ風を再現しています。
ナイトモードに設定すればディスプレイの減光・静音運転に切り替わり、睡眠を妨げません。
専用のスマホアプリ「Dyson Link」を使用することで、スマホでも操作できます。
加えてAmazon AlexaやSiriなど音声操作に対応しているのも便利ですよ。
検証①:集塵力
検証②:脱臭力
検証③:手入れの簡単さ
最初は、集塵力の検証です。
幅1.1×奥行1.1×高さ1.3mのアクリルボックスの中で20本の線香を8分間燃やし、充満した煙に対してそれぞれの空気清浄機を強モードで3分間稼働させます。集塵完了にかかる時間を計測し、評価しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
集塵力の検証では、3.0点と平均レベルの評価です。
運転開始から1分時点ではまだボックス上部に白く煙が残っているものの、3分経過する頃には集塵が完了しました。1分でほとんどの煙を集塵できていた上位商品には一歩及びませんが、問題ない性能を備えています。
続いて、脱臭力の検証です。
先ほどと同サイズのアクリルボックス内に魚の干物であるくさや入れ、扇風機をあてながら5分間放置します。臭いが充満したところでそれぞれの商品を15分間稼働させ、稼働前後の臭いを臭気判定士の石川英一さんとともにチェックしました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
ニオイは全く残っておらず、5.0点の満点評価を獲得。
くさや独特のニオイだけでなく、魚臭さもしっかり脱臭できていました。今回の検証では、くさやのニオイすら消せていなかった商品もみられた中で、脱臭力は申し分ありません。
最後に、手入れの簡単さを検証します。
それぞれの商品を実際に使用し、フィルター手入れの頻度・フィルターの交換頻度・掃除の手間の3つをチェックしました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
手入れの簡単さにおいては、3.1点とまずまずの結果となりました。
フィルターの交換は1日12時間使用した場合で、目安は12か月に一度。10年以上と寿命が長かった上位商品と比べると期間は短めですが、一般的な頻度といえるでしょう。
また、フィルターの掃除頻度は指定されていませんが、お手入れは簡単。外側から汚れを拭き取り、詰まりがあればブラシで取り除く程度で済ませられます。
カバーの着脱などの手間がないため、検証に参加したコンテンツ制作チーム員からは「忙しい人でも楽に掃除できる」との声があがりました。
フィルターの寿命はそれほど長くないものの、お手入れは簡単に行えます。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
DysonのPure Humidify +Coolは、集塵力において惜しい結果となりました。そこで、最後に他のおすすめ商品をご紹介したいと思います。
集塵力を重視する方には、シャープの加湿空気清浄機がおすすめです。検証では1分ほどで微かに煙が残る程度となり、3分時点で完璧に集塵できました。さらにフィルターの掃除頻度は月に一度と少なくないものの、交換は10年ごとと寿命の長さは魅力です。脱臭力も十分な性能を備えています。
またパナソニックのF-VXT40は、衣類脱臭機能を搭載しているのが特徴です。水分を用いた独自のナノイーイオンを内蔵しており、洗いにくい衣類のニオイ消しに役立ちます。加えて集塵力・脱臭力ともに優れ、性能はトップクラスです。フィルターも取り出しやすく、手入れが簡単ですよ。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。