スケーター 真空ステンレス丼ランチジャーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まず最初は、保温性能の高さの検証です。700Wの電子レンジで4分間温めたパックご飯を保温ジャー容器に詰め、6時間後に温度を計測。温度が高い商品ほど高評価としました。

計測の結果、6時間後の温度は40.8℃と、高評価の基準値とした50℃を大きく下回り低評価に。比較した丼ぶりタイプの商品は、高温をキープしにくい傾向にありました。本品も同様に、雑菌が繁殖しやすいといわれる30～40℃近くまで下がっています。

「朝詰めたご飯が昼には冷めている」との口コミどおり、ランチタイムまで温かさを保つには物足りない性能。「温かい状態をお昼までキープする」と謳っていますが、3～4時間後くらいを目安に食べるのがおすすめです。

続いては、手入れのしやすさの検証です。各商品のパッキンの有無・食洗機対応の可否をチェック。お手入れに時間がかからないものを高評価としています。

確認してみると、上段のおかず容器にパッキンがついている点がネック。比較したノーパッキンの商品は、パーツを分解する必要がなく簡単に手入れできたのに対し、こちらはパッキン着脱の手間がかかります。

すべてのパーツが食洗機非対応なのもマイナスポイント。基本的に保温ジャーは食洗機不可ですが、比較した商品の3～4割が、ジャーやフタ以外のパーツは食洗機で洗えました。本品はその都度手洗いする必要があるため、毎日使う人は負担に感じやすいでしょう。

最後に、持ち運びやすさの検証です。持ち運び用ケースの有無をチェックし、ケースごと持ち運びできる商品を高評価としました。

持ち運びやすさはいまひとつ。比較した商品の約7割にあった専用ケースがない点で、評価を落としました。持ち運ぶ際はカバンに入れるか、別でケースを用意する必要があります。

一方、傾けても汁漏れしにくい点は魅力。検証とは別に容器に水を入れたところ、横にしても水漏れしませんでした。「汁が漏れる」との口コミが見られましたが、上からしっかりフタをすれば漏れないため、汁気のある料理も気にせずに入れられますよ。