スケーター 抗菌真空ステンレス丼ランチジャーをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

最初は、保温性能の高さの検証です。保温ジャー容器に、電子レンジで加熱して約90℃になったパックご飯を詰め、6時間経過後の温度を測定。60℃を上限とし、熱々の状態を維持できたものほど高評価としています。

計測してみると、6時間後の温度は44.6℃と、全商品の平均値43.4℃（※執筆時点）を上回る結果に。「保温力はイマイチ」との口コミが見られましたが、食材を持ち運ぶのに十分な性能といえます。ただし、「真空二重構造で保温力に優れている」との謳い文句どおりとはいかず、高評価の基準値50℃には届きませんでした。

とはいえ比較したなかには、食材が傷みやすいとされる30～40℃まで温度が下がった商品も。本品は公式サイトに記載された51℃以上の保温効力は期待できないものの、温かいご飯が食べられるでしょう。

次は、手入れのしやすさの検証です。パッキンの有無・食洗機対応の可否をチェックし、手入れに時間がかからない商品を高評価としました。

シンプルながら容器にはパッキンがあり、手入れしやすいとはいえない構造です。さらに、全パーツ食洗機に対応していないため、すべて手洗いが必要なのもネック。「使い勝手がよく洗いやすい」という評判でしたが、ノーパッキンの商品に比べると、パーツの分解や洗う手間がかかります。

基本的に保温ジャーは食洗機非対応ですが、比較したなかには保温ジャー以外は食洗機が使える商品も。中容器だけでも食洗機が使えると、家事の負担を減らせます。手入れしやすいものを探すなら、食洗機対応の可否に注目してみてくださいね。

最後は、持ち運びやすさの検証です。実際に商品を確認し、持ち運び用ケースの有無をチェック。ケースごと持ち運べるうえに、カバンに入れる必要がないものを高評価としています。

チェックしたところ、専用ケースが付属していないため評価が伸び悩む結果に。持ち運ぶときは、別途ケースを用意するかカバンへの収納が必要です。比較しなかにはジャーにショルダーがついている商品もありましたが、本品には付属していないため、単体での持ち運びも難しいでしょう。

なお、評価には含めなかったものの、密閉性に優れていたのはうれしいポイントです。おかず容器に水を入れて傾けた際も、汁漏れはありませんでした。汁気のあるおかずも、気にせずに持ち歩けます。