ヒロ・コーポレーション 無煙ロースター HTG-375をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

煙の少なさは、比較した商品のなかでもトップクラスの高評価です。「煙が少ない」という口コミどおり、牛カルビ8枚を焼いても煙が発生せず、快適に焼肉を楽しめました。

比較したなかでも、本商品のように上火式を採用した商品はじっくり加熱するため、焦げにくく煙も出にくい傾向がありました。

「においが気にならない」という口コミに反して、におい残りは完璧とはいえない結果に。明らかに肉を焼いたにおいはしなかったものの、専門家は「脂が溶けた感じ」とコメントしています。脂が水に溶けたような重たいにおいが部屋に広がりました。

比較したなかでも上火式の商品はにおいが気になりにくい傾向があり、とくに上位商品は締め切った部屋で焼肉をしても換気するだけでにおいがなくなりました。本商品も上火式ですが、上位商品には一歩及ばず惜しい結果です。

とはいえ、下火式の商品は焦げや脂のにおいが強い商品が多かったので、においを少しでも軽減したいなら上火式の商品がおすすめですよ。

プレートが200℃に達するまでの時間は4分36秒でした。一般的に予熱に2～3分かかるホットプレートと比べると、口コミどおり火力は高いとはいえません。とはいえ、比較した商品の平均も約4分36秒（※執筆時点）だったので、無煙ロースターとしては平均的な火力だといえます。

比較したなかで火力が強く肉が香ばしく焼ける傾向があったのは、下火式の商品でした。本商品はコンパクトで熱効率がよい設計ですが、上からの放射熱がメインのため、下火式に比べるとやや火力に物足りなさを感じるでしょう。

実際に肉を焼いたあとに卓上を確認したところ、油はねがほとんどなくきれいでした。脂がプレートの中心部分に流れるため油はねしにくく、テーブルはそこまで汚れないでしょう。比較した商品には、細かい脂が無数に飛び散ったものもありました。

プレートがコンパクトで軽量なのも好評です。取り回しやすいサイズのため、狭いキッチンでも持ち運びや分解がしやすいですよ。

ただし、プレートには凹凸や返しなどがあり、洗いやすい構造とはいえません。比較したほかの商品も、脂を落とすための構造が裏目に出て手洗いしにくいものが大半。プレートがスムーズに洗えたものは全体の1割程度に留まりました。