Apple純正品として広く流通しているType-C ライトニングケーブル、Apple USB-C - Lightningケーブル。「耐久性に優れている」と評判な一方で「硬いためなかなかクセが取れない」「数週間で断線した」といった口コミも存在するため、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAnkerやCIOなどのType-C ライトニングケーブルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Type-C ライトニングケーブル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Apple USB-C - Lightningケーブルは、耐久性の高さが魅力。屈曲試験機で試したところ、15,000回折り曲げても断線しませんでした。比較したなかには2,000〜3,000回の折り曲げで断線してしまった商品もありましたが、こちらは1日10回折り曲げても約4年間は使用可能。「数週間で断線した」との口コミに反し、十分な耐久性を備えているといえます。
端子の折れにくさも高評価に。コジリ試験機で端子部分に負荷をかけると、上限に設定した耐久値200Nをクリアしました。比較したほとんどの商品と同様に、20kgの重りを吊るしたときと同様の負荷に耐えられます。無理に引っ張るなど強い負荷をかけてしまうことがあっても、折れる心配は少ないでしょう。
一方、ケーブルが絡まりやすいのはネックです。比較したAnkerのPowerLine III Flow USB-C & ライトニング ケーブル・CIOのシリコンケーブル CtoLなど、シリコン素材の商品はしなやかで絡まりにくい傾向がありました。対するこちらは、ゴム素材で硬め。曲げても跳ね返るような弾性があり、ほどくときに絡んでしまう可能性があります。
「なかなかクセが取れない」との口コミどおり、曲げグセがつきやすい点も気がかり。細めなため少し力を入れると片手で曲げられますが、人によっては曲げてたたむこと自体やりづらく感じることもあるでしょう。比較した多くの商品とは異なりケーブルバンドが付属していないので、持ち運ぶことが多い人は別途用意してくださいね。
1mで税込2,480円(執筆時点・公式サイト参照)と比較したなかではやや高めですが、純正品で揃えたい人にとってはマストなアイテムといえます。とはいえ、比較したなかにはしなやかで取り回しやすく、ケーブルできれいにたたんで持ち運べるケーブルもありました。ほかも含めて検討するのもよいでしょう。
実際にApple Japan USB-C - Lightningケーブルと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイType-C ライトニングケーブルと、断線のしにくさ・端子の頑丈さ・絡まりにくさ・束ねやすさ・取り回しやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Apple Japan USB-C - Lightningケーブルのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
Anker
ケーブルもバンドもすべてシリコン製。高耐久かつ束ねやすい
CIO
断線しにくく長く使える!シリコン製で取り回しも良好
MOTTERU
20,000回の屈曲に耐える高耐久。なめらかで絡まりにくい
オウルテック
コネクタ・端子部分は高耐久。ケーブルはシリコン素材で細め
そもそもType-C ライトニングケーブルとは、Lightning端子とType-C端子を持つケーブルのことです。iPhone11シリーズまではType-A端子でしたが、12~14シリーズはType-C端子を採用。Type-CとType-Aの違いは充電速度で、最大12Wでしか充電できないType-Aに対し、Type-Cは最大60Wの高速充電に対応しています。
今回ご紹介するUSB-C - Lightningケーブルは、iPhone12以降に付属している純正品。iPhoneはもちろん、iPad・Mac・AirPodsなどさまざまなデバイスと接続して充電できます。Magic Keyboard・Magic Trackpadといったアクセサリも充電できるため、Appleユーザーにとって汎用性の高い商品です。
USB-Cポート・Thunderbolt 3(USB-C)ポートに対応。iPhone8〜14モデルであれば、USB-C電源アダプタと併用することで高速充電が可能です。約30分でiPhoneを最大50%まで充電できると謳っています。
長さは、1m・2mの2種類を展開。カラーバリエーションはホワイトのみです。
電源アダプタ・ケーブルバンドは付属していないため、別途用意しておきましょう。
今回はApple USB-C - Lightningケーブルを含む、Type-C ライトニングケーブル全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、断線のしにくさの検証です。
ケーブルメーカーから借りた屈曲試験機を使用し、実際にケーブルを曲げて1,000回ごとにMacBook・iPhoneと接続できているかチェック。1日10回以上の折り曲げ=5年で20,000回を上限に、耐久回数が多いものほど高評価としました。
実際に折り曲げたところ、15,000回までは断線しませんでした。ただし、20,000回曲げた時点ではMacBookでiPhoneが認識できず。外皮に目立った変化はないものの、断線していることがわかりました。
比較したAnkerのPowerLine III Flow USB-C & ライトニング ケーブル・CIOのシリコンケーブル CtoLは20,000回折り曲げても充電・データ転送が可能だったことを思うと、惜しい結果といえます。
とはいえ、計算上は1日10回折り曲げても約4年間は使用可能。「数週間で断線した」との口コミとは異なります。2,000〜3,000回の折り曲げで断線してしまった商品もあることを思うと、十分な耐久性といえるでしょう。
次は、端子の頑丈さの検証です。ケーブルメーカーから端子部分に負荷をかけるコジリ試験機をレンタルし、実際に耐久値を測定。最大値200Nを上限にして、耐久値が高いものほど高く評価しました。
すると、比較したほとんどの商品と同様に上限値200Nをクリア。20kgの重りを吊るしたときと同様の負荷に耐えられたため、端子の耐久性は高いといえます。
比較したところ、200Nまで耐えたモデルは頻繁な抜き差しや不意の負荷に耐えられ、端子が折れるリスクは少なめでした。本商品も無理に引っ張ってしまうなど、強い負荷がかかったとしても折れにくいでしょう。
最後に、絡まりにくさ・束ねやすさ・取り回しやすさの検証です。ケーブルの素材・構造から、絡まりにくさをチェックしました。
束ねやすさは、バンドが付属しているか・バンドの素材や穴の形はどうなっているかを確認。また、日常的にiPhoneをケーブル充電する5人のモニターが実際に触り、ケーブルの曲げやすさ・曲げ跡や曲げクセのつきにくさから、取り回しやすさを評価しています。
ケーブルの外皮はゴム素材。比較したPVC素材・ナイロン素材の商品と同じく、絡まりやすいため評価が伸び悩みました。
比較したAnkerのPowerLine III Flow USB-C & ライトニング ケーブル・CIOのシリコンケーブル CtoLをはじめ、シリコン素材の商品はしなやかで絡まりにくく高評価に。こちらはかなり硬めで、しなやかさが感じられません。
束ねにくい点もネックに。比較した多くの商品が束ねるためのバンドを付属していたのに対し、こちらは何もついていません。
持ち運ぶ機会が多い人は、ケーブルバンドを自分で用意しておくとよいでしょう。
ケーブルを曲げたモニターからは、「硬いため曲げるのに少し力が必要」「曲げても跳ね返ってくる感じ」といった声があがりました。比較したなかにはふにゃっと柔らかな商品もありましたが、こちらはハリが強めです。
とはいえケーブル自体は細めなため、そこまで曲げるのに抵抗を感じるほどではないでしょう。「やや硬いが、細いので曲げやすい」「パタパタと曲げることができる」といったモニターの声もありました。
<ケーブルを曲げやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、「なかなかクセが取れない」との口コミどおり、曲げグセがつきやすいのは気がかり。比較した結果、シリコン素材の商品はクセがつきにくい傾向がありました。ゴム素材のこちらはクセがつきやすいうえ、思ったとおりに曲がらないことから惜しい結果に。充電する際に扱いづらく感じる可能性があります。
曲げグセが気になるときは、使用前にケーブルを伸ばしておくのがおすすめです。「表面を撫でておけばある程度まっすぐに戻る」「輪っかのような強いクセはつかない」といったモニターコメントもありました。
<ケーブルの曲げ跡・曲げ癖が気にならないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
790円
(最安)
販売価格:790円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,570件)
990円
(+200円)
販売価格:990円
ポイント:0円相当
送料無料
(645件)
1,160円
(+370円)
販売価格:1,160円
ポイント:0円相当
送料無料
(611件)
1,580円
(+790円)
販売価格:1,580円
ポイント:0円相当
送料無料
(3,949件)
1,580円
(+790円)
販売価格:1,580円
ポイント:0円相当
送料無料
(167件)
1,655円
(+865円)
販売価格:1,670円
ポイント:15円相当
送料無料
1,665円
(+875円)
販売価格:1,680円
ポイント:15円相当
送料無料
1,680円
(+890円)
販売価格:1,680円
ポイント:0円相当
送料無料
(2,932件)
Apple USB-C - Lightningケーブルは、公式サイトで販売中です。価格は、1m税込2,480円/2m税込4,780円(執筆時点・公式サイト参照)。公式サイトで購入すると送料が無料です。2mを購入する場合、3回の分割払いにも対応しています。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売が確認できました。取扱店舗によって値段が異なるため、確認してから購入してくださいね。
最後に、外出中も使いやすい商品をご紹介します。
AnkerのPowerLine III Flow USB-C & ライトニング ケーブルは、絡まりにくく曲げクセがつきにくいシリコン素材を採用。シリコン製ケーブルバンドも付属しており、束ねて持ち運べます。耐久性が高く、通常の使い方であれば5年以上使用可能。全8色とカラーも豊富で、好みに合わせて選べます。
CIOのシリコンケーブル CtoLは、3種類の長さをラインナップ。0.5mと短いものも用意されています。こちらもケーブル外皮・ケーブルバンドともにシリコン素材で、取り回しがスムーズ。サッと束ねやすいうえ、耐久性にも優れた一品です。全4色から好きなカラーを選べますよ。
データ通信機能 | |
---|---|
MFi認証 |
ラインナップ | 0.9m、1.8m |
---|---|
ケーブル素材 | シリコン系 |
ケーブルバンド付き | |
ケーブルバンドの種類 | シリコン |
カラー | ミッドナイトブラック、ミントグリーン、クラウドホワイト、コーラルピンク、ラベンダーグレー、アイスブルー、レモンイエロー、ライトパープル |
折り曲げに耐えた回数(実測値) | 20,000回 |
端子の耐久値 | 200N |
メーカー保証期間 | 18か月+6か月(会員登録後) |
メーカー所在地 | 中国 |
Anker PowerLine III Flow USB-C & ライトニング ケーブルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
データ通信機能 | |
---|---|
MFi認証 |
ラインナップ | 0.5m、1.0m、2.0m |
---|---|
ケーブル素材 | シリコン系 |
ケーブルバンド付き | |
ケーブルバンドの種類 | シリコン |
カラー | パープル、ブラック、ホワイト、ピンク |
折り曲げに耐えた回数(実測値) | 20,000回 |
端子の耐久値 | 200N |
メーカー保証期間 | 12か月 |
メーカー所在地 | 日本 |
CIO シリコンケーブル CtoLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。