CIO シリコンケーブル CtoLをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に折り曲げたところ、上限の20,000回に到達しても断線はみられず、断線のしにくさはトップクラス。比較した約半数の商品が本品同様に高評価を得ましたが、全商品の平均回数が12,240回（※執筆時点）だったことをふまえると、「購入後すぐ断線した」との口コミを覆す結果です。

検証では、断線しやすい端子根元部分のSRが長いものほど耐久性に優れる傾向があり、本品もSRが長め。内部にも断線を防ぐための加工が施されており、メーカーの謳い文句どおり頑丈なつくりでした。

1日10回以上折り曲げると想定した検証にも耐えられたことから、5年以上は使用できるでしょう。

実際に負荷をかけたところ、20kgの重りをぶら下げたときと同等の200Nの力を加えても端子部分は折れませんでした。比較したほとんどの商品で200Nの負荷をクリアしましたが、本品も申し分ない耐久性を発揮しています。

不意に負荷をかけても折れる心配は少ないため、ケーブルの抜き差しを頻繁にする人にも使いやすいですよ。

絡まりにくさも高評価を獲得。ケーブルの表面には柔らかいシリコン素材が使われており、メーカーが謳うとおりしなやかな質感で絡まりにくく楽に扱えました。デスク周りもスッキリ整理できますよ。

なおケーブル表面の素材には主にシリコン・ナイロン・PVCの3種類があり、比較したなかではナイロンとPVCはシリコンより絡まりやすい傾向が。人気メーカーBelkinの「BOOST↑CHARGE PRO」は外皮に硬めのナイロン素材を使用し、扱いやすいものの本品には一歩及ばない結果でした。

絡まりにくいものがほしいなら、シリコン素材のケーブルを選ぶとよいでしょう。

ケーブルと同じシリコン素材のバンドが付属しており、束ねやすさも優秀。詳しい結果は以下のとおりです。

1. バンド付属｜〇
2. バンドの素材｜シリコン
3. バンドの穴の形｜横

比較したほかの商品には、バンドの留め具が面ファスナーで緩みやすいものがありましたが、本品は横長の留め穴つき。バンドのフック部分にしっかり固定でき、きれいにまとめられました。カバンやポーチの中でほどける心配が少なく、外出先に持ち運びたい人にもおすすめです。

使用感も確かめたところ、モニター5人全員が「取り回しやすい」と回答。比較した「Anker 541 エコフレンドリーナイロン」は硬めの植物性ナイロン素材で反発力が強めでしたが、本品は柔らかいシリコン製のため、軽い力で曲げられます。

触り心地がもっちりしていて手になじみやすく、モニターからは「太めながらラフに扱える」「手に吸いつくような感触で滑りにくい」と好評でした。

1. 「手になじみのよいシリコン素材で、さらっと柔らかくとても曲げやすい」（30代女性）
2. 「太めケーブルだが、軽い力で曲げられる」（20代女性）
3. 「柔らかいチューブのような感触で、軽い力でも曲げやすい」（30代女性）
4. 「シリコンのロープのようでコシや硬さがなく、曲げやすかった」（40代男性）
5. 「なんの苦労もなく、パタパタとコンパクトに折り曲げられた」（20代女性）

コメントは一部抜粋

口コミどおりバンドを外すと曲げ跡がついていたものの、クセは残りにくく、手で伸ばせばそこまで気になりません。思いどおりに曲げられて扱いやすいため、充電しながらiPhoneを操作したい人にも向いています。

＜ケーブルの曲げ跡・曲げグセが気にならないかについてのモニターコメント＞

1. 「すこし曲げ跡が残り、ピンっとまっすぐには伸ばせられなかった」（30代女性）
2. 「使用時に不便に感じるほど、跡は残らなかった」（20代女性）
3. 「きれいなまっすぐにならず、ゆるいウェーブが残る」（30代女性）
4. 「曲げグセ・曲げ跡は気にならない」（40代男性）
5. 「曲げグセはほぼなかった」（20代女性）

コメントは一部抜粋