自社の厳しい折り曲げテストをクリアし、優れた耐久性を実現したと謳うUSBタイプCケーブル、VOLTME USB Cケーブル 100W。「柔軟性があって使いやすい」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のUSBタイプCケーブルとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、USBタイプCケーブル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
マジックバンドが付属しているので、束ねやすさも良好。比較したなかには反発が強く束ねにくいものもあったのに対し、「柔軟性があって使いやすい」との口コミにも頷けます。モニターからも「バンドで手軽に束ねられる」「スピーディーに収納できた」と満足する声が多数寄せられ、外出先への持ち出し用としても重宝するでしょう。
肝心の耐久性も申し分ありません。屈曲試験機でのテストでは16,000回の折り曲げに耐え、新品同様の外装を保っていました。比較したほかの商品にはわずか2000~8000回で断線したものもあったなか、毎日使っても4年以上は断線せずにもつでしょう。買い換えの手間を減らしたい人にもうってつけです。
充電速度も公称値どおりの100Wを記録しており、スマホ・タブレットはもちろん、高性能PCも急速充電が望めるスペックです。約1Aの電流を流した際の抵抗値も114.0mΩを記録し、急速充電のPD規格をしっかりと満たしていました。USB 2.0とデータ転送をスピーディに行うには物足りない性能ですが、普段充電に使用するなら問題ないでしょう。
値段は執筆時点で税込1,580円(※公式サイト参照)と平均的。オルタネートモードには非対応なので、ディスプレイ出力に使いたい場合は別途HDMIケーブルやDisplayPortケーブルなどを用意しておきましょう。扱いやすさや耐久性に優れたC to Cケーブルを探している人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
実際にVOLTME USB Cケーブル 100Wと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
VOLTME USB Cケーブル 100Wよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Anker
充電用ケーブルを求めるすべての人に。高機能かつ扱いやすい
Anker Innovations
急速充電・耐久性・扱いやすさの3拍子すべてが揃う一級品
今回ご紹介するVOLTME USB Cケーブル 100Wは、高速充電が期待できる100Wの高出力ケーブルです。端子はC to Cで、USB PD規格に対応しているためデバイス間での電力供給が行えます。スマホの充電がなくなった友達へのバッテリーシェアや、外出先でのイヤホンの充電などさまざまなシーンで活躍するでしょう。
ケーブルには、車の撥水・保護にも使われる高耐久なグラフェンコーティングを採用。外装をシリコン素材で覆った3層構造でワイヤーの断線を防ぎつつ、柔軟性を高めて扱いやすいよう設計されました。自社での25,000回以上の折り曲げテストと10,000回以上の抜き差しテストをクリアしており、従来のケーブルにはない耐久性が見込めると謳っています。
カラーは、ホワイト・ブラック・ブルー・グリーン・グレーの5色展開。長さは1m・1.8mの2種類が用意されているので、好みや使用シーンに合わせて選んでみてくださいね。
手がけているのは、Voltnex Innovations Technology (ボルテックス・イノベーションズ・テクノロジー)の独立ブランドであるVOLTME(ボルトミー)。中国の深圳市のメーカーで、充電分野で20年以上培ったノウハウを活かし、ポータブル電源や急速充電器、モバイルバッテリーなどの製品を幅広く展開しています。
今回は、VOLTME USB Cケーブル 100Wを含むUSBタイプCケーブル26商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用してみたところ、VOLTME USB Cケーブル 100Wには主に4つのよい点がありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
テスト後に目視で確認しても、新品同然の姿で外装のへたりもほとんどわからないほどでした。使用頻度にもよりますが、毎日使っても4年以上は断線の心配は少ないでしょう。長く使えるタフなケーブルを探している人・買い換えの手間を減らしたい人にうってつけです。
シリコン素材なので折りグセがつきにくく、ほどよい太さがあって絡まりも気になりません。比較したところ、シリコン製のものはナイロンなどのケーブルと比べて絡まりづらく扱いやすい傾向でした。充電のたびにケーブルをほぐす手間がかからず、取り出してサッと充電できますよ。
コメントは一部抜粋
比較したなかには硬くゴワゴワした質感で反発が強く束ねにくいものも。対してこちらは反発を感じづらく、頻繁に束ねたり広げたりすることが多い人にもうってつけです。自宅での充電用としてはもちろん、外出先に持ち出す用のケーブルとしても活躍するでしょう。
<束ねやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
出力も公称値どおりの100Wを記録しており、スマホ・タブレットはもちろん、高性能PCの充電にも使えるスペックです。比較した約半数の商品は60Wと高性能PCには物足りない出力だったなか、デバイスを問わず急速充電が期待できるでしょう。
100W以上のPDの場合、抵抗値は150mΩ以下でなければいけません。
いわゆる中華メーカーで信頼性に疑問を持つ人もいるかもしれませんが、しっかり規格を満たしていました。
VOLTME USB Cケーブル 100Wにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
比較したなかにはオルタネートモード対応で、ケーブル1本で出力できるものもあったので、デスク周りをすっきりさせたい人・接続の手間を減らしたい人は、ほかの商品をチェックしてくださいね。
屈曲試験クリア回数 | 16,000回 |
---|---|
出力(公称値) | 100W |
出力(実測値) | 100W |
良い
気になる
ケーブル長 | 1m |
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ケーブル素材 | シリコン |
最大電流容量 | 5A |
ケーブルタイプ | ノーマル |
抵抗値 | 114.0mΩ |
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