沸騰浄水機能を搭載した、パナソニック コーヒーメーカー NC-A57。「とてもおいしい」「味のモードを選べるのがよい」と評判です。しかし、「ミルの音がうるさい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のシロカやBRUNOなどの全自動コーヒーメーカーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、全自動コーヒーメーカー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
パナソニック コーヒーメーカー NC-A57は、熱々のコーヒーをゆっくり味わいたい人におすすめです。実際に温度を計測したところ、抽出直後の温度はかなり熱い82.5°C。1時間後も76.4℃をキープし、比較した全商品のなかで最も優れた保温力を発揮しました(※執筆時点)。多めに淹れても、長時間おいしい状態で楽しめるでしょう。
味わいを調節しやすいのもメリットです。テスターが確認したところ、湯温の調節はできないものの、豆の挽き分けが可能。リッチ・マイルド・デカフェ用の3種類のモードも搭載しています。「味のモードを選べるのがよい」との評判どおり、シーンや気分に合わせて味の濃さを選べますよ。
肝心の味も良好。試飲したモニターからは「味わいのバランスがよいく、濃度や香りもハンドドリップに近い印象」と好評でした。「とてもおいしい」との口コミや「プロが淹れたように、香り高く味わい深いコーヒーを淹れられる」という謳い文句にも納得できます。
操作しやすいも強み。モニターからは「豆を入れる口・給水位置がすぐにわかった」などの意見が。また、「ミルの音がうるさい」という口コミどおり稼働音は68.6dBとやや大きいものの、抽出にかかる時間は6分32秒と短いため比較した大半の商品と同じくストレスを感じずに待てそうです。
お手入れが簡単と謳っているものの、内部洗浄機能がないのが懸念点ですが、おいしいコーヒーを長時間飲めるのは大きな魅力。カルキを約90%カットできると謳う、沸騰浄水機能を搭載しているのも特徴です。全自動コーヒーメーカー選びに迷ったら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
実際にパナソニック コーヒーメーカー NC-A57と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
パナソニック コーヒーメーカー NC-A57よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
シロカ
稼動音はうるさいが、味わい調節の幅が広いのは魅力
ラドンナ
味わい調節が幅広く手入れも簡単。淹れたコーヒーはやや薄め
ツインバード
味わい重視ならこれ。豊富な機能でおいしいコーヒーができる
パナソニック コーヒーメーカー NC-A57は、沸騰浄水機能を搭載した全自動の商品。カルキを約90%カットし、プロが淹れたように香り高く、味わい深いコーヒーが淹れられると謳っています。
販売元のパナソニックは、1918年に設立した日本の大手メーカー。家電や電気設備などの開発・製造・販売を手がけています。
発売されたのは2018年9月。容量は670mLで、一度に5杯分淹れられます。豆からはもちろん、コーヒー粉からも抽出できますよ。
2種類のフィルターで豆を挽き分けできるうえ、コースも2つあるため4種類の味わいを楽しめるのが特徴。加えて、デカフェ豆コースも搭載しています。
煮詰まりを軽減する機能もうれしいポイントです。ミルには自動洗浄機能がついており、お手入れが簡単と謳っています。
サイズは幅22.0×奥行24.5×高さ34.5cm。重量は3kg、消費電力は800Wです。
軽量スプーンとペパーフィルターが付属していますよ。
今回はパナソニック コーヒーメーカー NC-A57を含む、全自動コーヒーメーカー全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、ハンドドリップで淹れたコーヒーに近い味わいかを検証しました。
モニター10名が実際に試飲し、味わいのバランスや香りなどをチェックしています。
「ハンドドリップと比べて酸味がやや弱い」というモニターの声もありましたが、比較したなかにはモニター10名中9名が不満を抱いた商品もあったことをふまえると、本品はある程度バランスが良好といえるでしょう。「とてもおいしい」との口コミにもうなずけます。
なお、プロが淹れたような味わいコーヒーが淹れられると謳っていますが、本品を含む検証したほとんどの商品がハンドドリップで淹れた味わいには及ばない結果になりましたよ。
<味わいのバランスについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<濃度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
香りは比較的ハンドドリップに近い印象です。「焙煎由来の香ばしさと、濃厚な苦味を内包した香りがとても似ている」など、モニターの大半から肯定的な声があがりました。プロが淹れたように香り高いコーヒーという謳い文句にも、ある程度うなずける結果です。
比較したところBRUNO「コンパクトミル付きコーヒーメーカー BOE104」は、モニターからさらに好評でした。香りにこだわるなら、チェックしてみてください。
<香りについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
テスターが粒度または濃度の調節が可能か、湯温の調節が可能かを確認。その後、4杯分のコーヒーを抽出し、1時間後の温度変化を計測しました。
続いて、清潔な状態の保ちやすさを検証。テスターが給水タンクを取り外せるかや、内部洗浄機能の有無をチェックしました。
すると、お手入れが簡単という謳い文句に反し、清潔な状態をやや保ちづらい結果に。抽出口・サーバーの液ダレはないうえ本体背面にある給水タンクは外してお手入れできるものの、ミルの刃は取り外せません。ミルの自動洗浄機能はついていますが、内部洗浄機能がないのも難点です。
比較したところ、シロカ「コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO SC-C251」は自動内部洗浄機能を搭載しており、かなりお手入れしやすいことがわかりました。掃除の手間を省きたい人は、候補に入れてみてください。
次は、操作のしやすさ・稼働音の大きさの検証です。
モニター10名が操作性を確認。あわせて、抽出が終わるまでの音を商品から1m離れた場所で測定しました。
操作性は非常に良好です。10名中7名のモニターが「操作しやすい」と回答。「豆を入れる口や、給水位置が直感的にわかりやすい」「ボタンが何を指すのか記載があり、直感的に操作がしやすかった」という意見が目立ちました。ボタンが少なく、ワンタッチで操作できる点も好評です。
比較したなかにはボタンの数が多く、押す順番が決まっているため、ややわかりづらいものもありました。朝の忙しいときに使うなら、本品と同じようにワンタッチで抽出開始でいる商品がおすすめです。
コメントは一部抜粋
ただし、検証した全商品の稼働音は平均約71.5dB(※執筆時点)と、本品だけが特別うるさいわけではありません。また、次の検証結果で詳しく述べますが、本品は抽出にかかる時間が長いわけではないため、稼働音はあまり気にならない印象ですよ。
最後は、抽出にかかる時間の検証です。コーヒー豆を挽き始めてから、2杯分のコーヒーの抽出が終わるまでの時間を計測しました。
その結果、抽出にかかる時間も問題ありません。比較した商品のほとんどが5~6分程度で抽出できましたが、本品も6分32秒で抽出が完了しました。待ち時間に大きなストレスを感じづらいでしょう。
比較した結果、BRUNO「コンパクトミル付きコーヒーメーカー BOE104」は抽出時間が4分以内だったので、より手早く飲みたいなら要チェックです。
ミルの刃 | プロペラ式 |
---|---|
抽出容量 | 5杯 |
サーバータイプ | ガラス |
---|---|
最大抽出容量 | 670mL |
保温機能 | |
浄水機能 | |
ドリップストッパー | |
本体重量 | 3.0kg |
消費電力 | 800W |
電源コードの長さ | 1.0m |
付属品 | 計量スプーン、ペーパーフィルター |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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本品はパナソニックの公式オンラインストアで売られています。また、Yahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonといった大手ECサイトでも販売が確認できました。
値段は執筆時点で、税込27,700円です(公式オンラインストア参照)。取扱店舗によって値段が異なることがあるので、複数のサイトをチェックして購入するのがおすすめですよ。
最後に、ハンドドリップで淹れたコーヒーにより近い味を楽しめる商品をご紹介します。
おいしさを追求したいなら、ツインバード工業の全自動コーヒーメーカー CM-D465Bがおすすめ。試飲したモニターからは苦味・甘味のバランスのよさや香ばしさが好評でした。3種類のメンテナンスモードが搭載されており、ミルや内部の自動洗浄が可能なので、お手入れも楽ですよ。
湯温や挽き目にもこだわりたい人は、シロカのコーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO SC-C251をチェック。湯温調節ができるうえ、挽き目を5段階から選べます。検証時の抽出時間が5分8秒と比較的早かったのも魅力。待ち時間を減らしたいなら、注目してみてください。
ミルの刃 | 臼式 |
---|---|
抽出容量 | 6杯 |
良い
気になる
サーバータイプ | ガラス |
---|---|
最大抽出容量 | 720mL |
保温機能 | |
浄水機能 | |
ドリップストッパー | |
本体重量 | 4.5kg |
消費電力 | 800W |
電源コードの長さ | 1.4m |
付属品 | 計量カップ、お手入れブラシ、ペーパーフィルター(サイズ「102」5枚、サイズ「103」5枚)、取扱説明書(保証書付)、ガイドブック、かんたんガイド |
ツインバード 全自動コーヒーメーカーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ミルの刃 | コーン式 |
---|---|
抽出容量 | 6杯 |
良い
気になる
サーバータイプ | ガラス |
---|---|
最大抽出容量 | 800mL |
保温機能 | |
浄水機能 | |
ドリップストッパー | |
本体重量 | 4.1kg |
消費電力 | 750W |
電源コードの長さ | 1.2m |
付属品 | お手入れブラシ、取扱説明書(保証書) |
シロカ コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO SC-C251をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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