柳屋 あんず油の口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

濡れた髪のまとまりやすさの評価は非常に優秀です。実際に濡れた毛束にオイルをなじませてドライヤーで乾かしたところ、何もつけていないときと比べて-22.53%広がりを抑えられました。

比較したなかには-10％未満とほとんど仕上がりが変わらない商品もありましたが、こちらはドライヤー後に髪が広がりやすい人にぴったり。アウトバスケアに重宝するでしょう。

乾いた毛束につけても、数滴でしっとり重めにまとまりました。髪の広がりは使用前と比べて-26.43%もダウン。スタイリングで広がる髪を落ち着かせたいときにも向いています。

比較した商品には、濡れた毛束と乾いた毛束でまとまりやすさが異なるものがありましたが、こちらはドライヤー前・スタイリング時どちらでも使いやすいですよ。

髪へのなじませやすさも良好です。20～40代の女性モニター12人で使用したところ、「手のひらで伸ばしやすく、髪の毛にもなじませやすかった」と半数以上から好評でした。重めのテクスチャのため、「ムラなくなじんでいるかわからない」と感じた人もいたものの、ほとんどの人がムラになりにくさを評価しています。

比較した重めのテクスチャの商品のなかには、髪に均一になじみにくい商品もあったのに対し、一般的なヘアオイルとほとんど変わりない扱いやすさといえるでしょう。

なじませたあとは、多少のツヤ感も出せました。実際にマネキンで試してみると、しっとりとしたツヤのある仕上がりに。ただし質感が重いため、つけすぎると重くなる可能性があります。量に注意して、毛先から少しずつつけてくださいね。

＜なじませやすさについてのモニターコメント＞

1. 「重めのテクスチャながら伸ばしやすく、ムラなく塗布できた」
2. 「手に出してもこぼれにくく、伸ばすときも垂れたりしないくらいの扱いやすいテクスチャだった」
3. 「テクスチャはサラサラすぎず、こってりしすぎず、よくあるヘアオイルという印象。手にも髪にも伸ばしやすかった」
4. 「テクスチャは少し硬め。髪につけるときにまんべんなくついているかわからなかった」

コメントは一部抜粋

洗浄力が低いシャンプーでしっかり落とせたのもよいところ。スライドガラスに塗布したヘアオイルをシャンプー液で洗い流し、その後水滴を垂らしてヘアオイルの残り具合をチェックしたところ、水滴の高さはわずか0.5mmでした。比較した商品には1～2mmとかなりオイルが残ったものもあったなか、しっかり洗い流せていることがわかります。

ヘアオイルが髪に蓄積しにくいため、髪がゴワついたりカラーが入りにくくなったりするのを防げるでしょう。普段洗浄力が低めのシャンプーを使っている人にもおすすめですよ。

香りのよさも魅力です。ほんのり甘さのあるフルーティな香りが、ほとんどのモニターから好評。比較したなかには香りが強すぎるものもありましたが、こちらは「甘い果物のよい香りがする」「強すぎない香りで、毎日使いたい」とのコメントが多数寄せられました。

ドライヤーで乾かしたあとは薄くなったので、しっかり香りを楽しみたい人には物足りないでしょう。とはいえ、「かすかに残る程度なので普段使いしやすそう」とのモニターコメントもあり、シーンを選ばず使いやすい点はメリットといえます。

＜香りのよさ・香りの残りやすさについてのモニターコメント＞

1. 「少し甘いトロピカルのような香りがあった。強く香ることはなく毎日使えそう」
2. 「ベリー系のような甘酸っぱい香りがとてもよい。毎日お風呂上がりが楽しみになるような香り。香りの強さもちょうどよかった」
3. 「手に出すと果物と花の香りがほのかにした。香りが強すぎず好感が持てたが、乾かすと薄くなり物足りなさを感じた」
4. 「乾かしたあとは香りがほぼ飛んでしまい、せっかくよい香りなのにもったいないと感じた」
5. 「ドライ前と比べて香りは若干薄くなった印象だが、個人的にはちょうどよく感じる」

コメントは一部抜粋

手のひらに収まるほど小さなボトルのため、旅行先などへの持ち運びにも便利。ポーチやバッグに入れやすく、外出先でサッと使えますよ。

束感を作りにくかったのが気になるところ。実際にマネキンを使ってスタイリングしたところ、動きを出しづらい点で評価が伸び悩みました。

指先で束をつかむように作れば若干の束を作れたものの、ややテクニックが必要な印象です。しっとり重めのストレートヘアにはよいですが、動きのあるスタイルを手軽に作りたい人には不向きでしょう。

比較した結果、本商品のようにメインのオイル成分が油脂のものは、質感が重く束感を作りにくい傾向がありました。スタイリングにも使いたいなら、メインのオイル成分がシリコーンのものがおすすめですよ。

補修成分の充実度も低評価に。理系美容家の箱崎かおりさんが成分表をチェックしたところ、外部補修成分・内部補修成分ともに見当たりませんでした。髪のダメージケア効果には期待できないでしょう。

比較したなかには、熱に反応してダメージを補修するヒートケア成分や、内部のダメージを補修する加水分解タンパク質などを配合していると予想できるものも。ダメージケア目的でオイルを使いたい人はほかの商品をチェックしてくださいね。