ポイっと投げるだけで開き、片づけも簡単と謳われる、ラドウェザー ポップアップテント。「1人で簡単に扱える」と評判な一方、「収納袋が小さく入れるのが難しい」といった口コミもあり購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマン クイックアップIGシェード+ やユープラス Viaggio+ のポップアップテントとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ポップアップテント選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ラドウェザー ポップアップテントは、設営が簡単で、コンパクトに持ち運べるものがほしい人におすすめです。とくに収納時の直径は49cm・重さは1.65kgと、比較した商品のなかでも小さく軽量なのが魅力。持ち紐も長く肩掛けもしやすいため、荷物の多いレジャーでも気軽に持ち運びできますよ。
袋から取り出すと自然と広がり、設置の手間がかからないのも利点。比較したなかにはセットに10分近くかかるものもあったなか、モニターからは「手を離すとパッと広がって完成した」と好評でした。折りたたみも軽い力でまとまり、力もコツもいりません。「収納袋が小さい」との口コミどおり袋がやや窮屈ですが、フレームをきちんとそろえればそこまで手間取らないでしょう。
快適さも備えており、大人2人が横になっても余裕のある広さです。前面の扉をフロントシートとして使えばさらにスペースが拡大します。入り口がメッシュのため、通気性を確保しながら虫の侵入もガードできるのもよい点。フルクローズにすればプライバシーも保護でき、着替え時も活躍しますよ。耐水圧も15,000mmと比較した商品のなかでも高く、大雨にも対応できます。
UVカット率の実測値は98%と、こちらも高評価。しかし、人工太陽照明灯に直接当たった場合とテントを介した場合の温度の下がり具合は、12℃とそれほど高くありません。比較した同じシルバーコーティング加工のなかには、20℃以上温度をカットできたものもあり、遮熱性は少々惜しい印象です。とはいえ背面が大きく開き通気性を確保できるので、熱のこもりが気になるときは、風を通すと快適に使えるでしょう。
マザーズバッグのように持ち運べ、テント内には収納ポケットやランタンがかけられるのも魅力の商品。カラーは4色から選べ、レジャーだけでなくお家でのベランピングや子どもの秘密基地としても楽しめるでしょう。気軽に使えるポップアップテントを探している人にぜひ検討していただきたい、おすすめの商品です。
そもそもポップアップテントとは、コンパクトで設営・片づけがしやすいテントのこと。持ち運びがしやすいので、ピクニックや海水浴などで活躍します。
今回ご紹介するラドウェザー ポップアップテントは、設置も片付けも簡単で、はじめて使う人でも扱いやすいと謳われる商品です。シーンに応じてスクリーンを上げ下げでき、日差しよけはもちろんプライバシーの保護にも配慮されています。
ラドウェザー(LAD WEATHER)は、2009年にアメリカと日本で共同開発されたアウトドアブランドです。日常使いしやすいデザイン性とリーズナブルな価格をモットーにし、日本では株式会社コラージュが正規販売を行っています。
生地の紫外線カット率はUPF50+。裏面には光と熱を遮るシルバーコーティング加工を施し、夏の暑さ対策がしやすいのが特徴です。
入り口はメッシュスクリーンになっており、背面の網戸つきの窓を開ければ通気性も期待できるつくり。側面についたタッセルでスクリーンをまとめたり、内・外両方から開閉できるダブルファスナーでフルクローズにしたりと、使い勝手にもこだわっています。
テント内には小物を収納できるポケット、天井にランタンやオーナメントを吊り下げられるフックがあり、アウトドアだけでなく子どもの秘密基地やべランピングでの使用も提案されていますよ。
入り口に立ちあがりを設置し、出入りの際に砂や水が入りこまないような工夫もされています。耐水圧の公称値は15,000mmと高く、突然の雨にも対応できるとアピールされていますよ。
展開時のサイズは幅約160×奥行120×高さ120cm。付属品として、収納袋・ペグ6本・取扱説明書がついてきます。カラーは4種類展開で、ベージュ・ライトブルー・ミントグリーン・ピンクからお好みの色を選んでくださいね。
ポップアップテントは設営を禁止している場所もあります。使用可否は「お住まいの市区町村名+テント+条例」で検索しておくのがおすすめです。わからないときは管理局に電話して確認しましょう。
ちなみに、公園やビーチなどに比べてテント使用が許可されていることが多いのが、デイキャンプ場です。テントを使って遊びたいという人はそちらも検討してみてください。
今回は、ラドウェザー ポップアップテントを含むポップアップテント全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、設営・片づけのしやすさの検証です。
テントを使い慣れていない男女5名のモニターが作業を行い、スムーズに広がり自立するか・簡単に畳んで収納袋に入れられるかをチェックしました。
袋から出すと自然に広がり、設置のしやすさは高評価です。モニターからも「手を離すだけで自然に広がった」との声が全員からあがり、5名中4名が満足と回答しました。
比較した商品には、袋から出しても広がらないものもあったのに対し、こちらのワイヤーはスパッと広がりコツも不要です。勢いも適度でゆっくりと広がるため、モニターからは「子どもが周りにいても安全に広げられそう」との声も寄せられました。
広げたあとはすぐ自立し、「きっちり広げれば安定感も高い」と好印象。一方、「前後左右に揺れやすく不安定に感じる」と感じたモニターもいたため、付属のペグが使える場所では、固定しておくと揺れを抑えられるでしょう。
<広げやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
折りたたみも軽い力でまとまり、モニター5名中4名が「たたみやすい」と回答しました。比較したなかにはフレームがうまくねじれず、何度も広げなおした商品もありましたが、「ワイヤーが自然にしなり、1発できれいに畳めた」と好評です。
「子どもがいてもパパッと短時間で済むのがよい」という声もあり、小さな子からできるだけ目を離したくない人も使いやすいでしょう。ワイヤーが太めで持ちやすく、軽量なので常にフレームを持ちながら作業できたのもポイントです。
しかし、口コミに「収納袋が小さく入れるのが難しい」という指摘があるように、サイズに余裕がなくスムーズに入れにくいのが惜しい点。とはいえ、フレームをそろえてたためば、収納もそれほど難しくないでしょう。
<たたみやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、涼しさの検証です。遮熱性では、黒い画用紙をテント内に固定し、人工太陽照明灯で照射。直接照射した場合の表面温度の差を測定し、どれだけ熱をカットできるか調査しました。通気性では窓の大きさや位置をチェックし、風が通りやすい構造かを評価しています。
ある程度の熱を逃すことができ、涼しさはそこそこの結果です。光を直接当てた場合の画用紙の温度が49.1℃だったのに対し、テントを介した場合は37.1℃と、温度を12℃下げられました。しかし、比較した同じシルバーコーティングの商品には22℃カットしたものもあったことをふまえると、遮熱性はやや物足りない印象です。
通気性は、ベンチレーションはないものの、出入り口と対になる背面に大きなメッシュ窓があり、しっかりと風が通る構造です。比較した通気孔が向かい合っていないものは、熱がこもりやすい傾向がありましたが、しっかりと換気すれば快適に過ごせるでしょう。
次に、UVカット率の検証です。紫外線(UV)を、どれだけカットできているのかをデジタル紫外線強度計で測定しました。
その結果、シルバーコーティング加工が効果を発揮し、UVカット率は98.0%と高評価。比較したほかの商品には70%台と低いものもありましたが、公称するUFP50+(紫外線の人体影響度)を謳うどおり、十分紫外線を予防できるといえます。
続いて、持ち運びやすさの検証です。収納時の直径と重さ、持ち紐の長さ測定し加点評価しました。
収納時の直径は約49cmと小さく、重量は1.65kgと比較した全商品のなかでもかなり軽量です。比較した持ち紐が短いものは、肩にかけにくい傾向がありましたが、57cmと長めのためテントが肘に当たらずマザーズバッグのように持ち運びできます。
荷物が多くなりがちなお出かけでも負担を減らし、気楽に使いやすいのがうれしいですね。
最後は、快適さの検証です。耐水性・フルクローズ・フロントシート・メッシュの有無・テントの床面積を調査し、快適に過ごせるかどうかを総合的に評価しました。
調査の結果、快適性も上々の評価です。テント内は160×120cmと大人2人がゆとりをもって横になれる広さ。前面の扉は開いてフロントシートとして使えるため、足を伸ばしたり荷物置きとしても使えたりするのが魅力です。フルクローズも可能なため、周りを気にせず着替えもしやすいですよ。
メッシュの窓にしておけば通気性を確保しながら虫の侵入を防げます。さらに比較したなかでは少なかった耐水圧1,500mm以上をクリアしており、急な大雨にも対応できるでしょう。
展開時の幅 | 120cm |
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展開時の高さ | 120cm |
収納時の直径(実測値) | 49cm |
展開時の奥行 | 160cm |
UVカット率(実測値) | 98.0% |
持ち紐の長さ | 57cm |
良い
気になる
ラドウェザー ポップアップテントは、公式オンラインショップ・Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECショップで購入できます。税込価格は12,800円でした(※執筆時点・公式サイト参照)。
検証結果を参考に、購入しやすいサイトでぜひチェックしてみてくださいね。
使用後は、カビが発生にしないようテントを開いてしっかり乾かしてから収納することが重要です。晴れた日の使用でも、湿気や結露でテントは濡れていることがあるため、日光に当てるか浴室乾燥などを利用して乾かしてくださいね。
使い慣れないうちは、うまく片づけられないこともあります。そんなときはまず、フレームがねじれていないか、空気はちゃんと抜けているかの2点をチェックしてみてください。
フレームが中で反っているとうまくまとまりません。一度広げてフレームを整えてからすばやくたたみましょう。その際、出入口や窓のファスナーは開けておくと、空気がうまく抜けスムーズに収納袋に入りますよ。
最後に、暑い夏でも快適に使える商品をご紹介します。
快適に使え、設置・片づけもしやすいものならコールマン ジャパンクイックアップIGシェード+がぴったり。検証では49.1℃から25.7℃まで大幅に熱を下げたため、暑い夏でも快適に使えるでしょう。設置や折りたたみも簡単で、大雨にも対応するため、初心者から上級者まで幅広い人におすすめです。
ユープラスのViaggio+ ポップアップテント キャノピー付きも、遮熱性のよい商品です。UVカット率は97%あり、表面温度は32.2℃まで下げられました。前後に大きな出入り口があり通気性もよいため、真夏の紫外線・暑さ対策もできます。どっしりと自立し安定感もありますよ。
展開時の幅 | 200cm |
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展開時の高さ | 125cm |
収納時の直径(実測値) | 56cm |
展開時の奥行 | 150cm |
UVカット率(実測値) | 100.0% |
持ち紐の長さ | 85cm |
良い
気になる
展開時の幅 | 200cm |
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展開時の高さ | 130cm |
収納時の直径(実測値) | 57cm |
展開時の奥行 | 170cm(+90cm) |
UVカット率(実測値) | 97.2% |
持ち紐の長さ | 58cm |
良い
気になる
Viaggio+ ポップアップテント キャノピー付きをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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