本体と一体型になったキャノピー(ひさし)が特徴の、Viaggio+ ポップアップテント キャノピー付き。高評価の口コミが多い一方、「持ち運びに苦労する」「収納に手こずる」など気になる評判も存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマンやクラージュなどのポップアップテントとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ポップアップテント選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Viaggio+ ポップアップテント キャノピー付きは、持ち運びや収納が少々手間でも、快適さを重視したい人におすすめです。展開時のサイズが200×170×130cmと広いうえ、200×90cmのフロントシートも付属。大人がゆったりと横になれる大きさです。さらに、比較したなかでは珍しいキャノピー(ひさし)つきなので、タープなしで日陰を作れます。
大きい出入り口が前後対面に備わっており、風通しも良好。メッシュつきで虫の侵入を防げるの利点です。UVカット率は97.2%と高め。太陽照明灯を3分照射した後の表面温度は約17℃も低下し、遮熱性も十分です。比較した1℃も低下しなかった商品と違い、暑い日も快適に過ごせるでしょう。
組み立ての簡単さも魅力。収納袋から出すと一瞬で広がり、しっかりと自立します。実際に商品を試したモニターからは「どっしりと自立している感じがしてよい」と好評でした。一方、「収納に手こずる」との口コミどおり、ワイヤーがゆがみやすくたたむのには少しコツがいりました。
また、テント内が広くキャノピー用のポールを付属している分、収納時の直径は57cmと大きめ。重量も3.07kgと、比較したほかの商品では2kg以下のものもあるなか重めでした。肩にかけやすい58cmの持ち紐はあるものの、徒歩で移動するには口コミどおり苦労する可能性があります。
とはいえ、日陰を確保しやすく夏場も涼しく過ごせるのはメリット。フルクローズにできるので、プライバシーが確保でき中での着替えも可能です。公園や海辺で、風を感じながらゆったりと過ごしたい人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
そもそもポップアップテントとは、設営・片づけが簡単なテントのこと。コンパクトかつ軽量のため、持ち運びやすいのもメリットです。強い日差しをカットできるものが多く、フルクローズにして使える商品ではプライバシーも確保できるため、アウトドアに便利ですよ。
今回ご紹介するViaggio+ ポップアップテント キャノピー付きは、フロントドアがキャノピー(ひさし)になる便利なアイテム。付属のポールとロープをフロントドアに取りつければ、大きく張り出せて簡単に日陰を作れます。ポール・ロープ・ペグはすべてセット品で収納袋に入れられますよ。
販売元は、ユープラス株式会社が展開するアウトドアブランド、Viaggio+(ヴィアッジオプラス)。旅を意味するViaddioを社名に掲げ、旅行やキャンプ・登山などの旅をサポートする商品を多く販売しています。
出入り口は前後2か所にあるうえ、メッシュスクリーンにもなります。開放感がありつつ虫の侵入もブロックできますよ。さらに、フルクローズも可能です。メッシュスクリーンやキャノピーの組み合わせで、全部で4とおりの開閉パターンがあります。
展開時のサイズは幅200×奥行170×高さ140cmと、大人がゆったり横になれるサイズ。さらに、フロント部分には90cmのエプロン(フロントシート)がついています。
生地には紫外線をカットすると謳う、シルバーコーティングを採用。UVカットは95%以上・UPF50+です。さらに、2000mmの耐水圧も備えています。
カラーは、幾何学的なモチーフがあしらわれたネイティブグレー・シンプルで飽きのこないカームストライプ・落ち着いたカラーのエクリュノートの3色展開。好みのデザインを選べますよ。
ポップアップテントを使用する際は、「お住まいの市区町村名+テント+条例」と検索し使用可否を確認しましょう。テントの使用が禁止されている公園やビーチもあります。
デイキャンプ場ならほとんどの場所で使用できるため、近くの公園で使用できない場合は、デイキャンプ場での使用を検討してみてもよいですね。
今回は、Viaggio+ ポップアップテント キャノピー付きを含むポップアップテント全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、設営・片づけのしやすさの検証です。
テントを使い慣れていない男女5名のモニターが実際に使用し、1人でも簡単に設営・片づけができるかを確認しました。
実際に商品を設置したところ、メーカーが謳うとおり、収納袋から取り出して少し開くだけですぐに広がりました。開いた後はしっかりと自立し、安定感も良好。実際に使用したモニターからも「どっしり自立している感じがよい」「風が強い日でもこれなら安心」と好評です。
一方、比較したまったく手を加えずに広がった商品と比べるとやや時間がかかった点が気になるモニターも。結果、「広げやすい」と回答したのは5名中3名でした。
<広げやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「収納に手こずる」との口コミどおり、ワイヤーがゆがみやすくねじれるため「コツが必要」との声が多く寄せられました。ただコツを掴めばとくに力も必要とせずスムーズに折りたためます。結果、5名中3名が「たたみやすい」と回答しました。
収納袋が大きめなので、入れるのも楽です。比較したほかの商品では、袋に余裕がなく収納しづらかったものもあるなか、こちらは20代女性モニターから「適当に入れてもすっぽりおさまった」との声が。撤収を急ぎたいときには、うれしいポイントといえます。
<たたみやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、涼しさの検証です。50cm離れた位置から3分間太陽照明灯を照射し、テント内に設置した黒い画用紙の表面温度をサーモグラフィーで測定しました。また、テントの窓の大きさ・数・位置から、風の通り抜けやすさもチェックしています。
結果、画用紙の表面温度は49.1℃から32.2℃まで16.9℃も低下し高評価を獲得。比較したほかの商品は、1℃も低下しなかったものもあるなか、高い遮熱性を発揮しました。メーカーが謳うとおり、紫外線をカットするシルバーコーティング加工もポイントのひとつでしょう。
また、大きい出入り口が対面についているため、風通しも良好。ベンチレーション(通気口)は備わっていないものの十分に風が抜けるため、暑い時期でも涼しく過ごせそうです。
次は、UVカット率の検証です。50cm離れた位置から人工太陽照明灯を照射し、テント内に固定した紫外線強度計でテント内の紫外線量を測定。テントを介さず直接照射したときの紫外線量からカット率を計算しました。
すると、UVカット率は97.2%と、日傘などで推奨されている紫外線カット率95%を超える結果に。比較した全商品の平均が約92.85%(※執筆時点)だったことをふまえても、十分に高いことがわかります。ある程度紫外線をカットできるため、日焼けが気になる人や小さい子どもにもおすすめです。
次は、持ち運びやすさの検証です。収納時の直径と重さ、持ち紐の長さから、持ち運びやすさをチェックしました。
すると、収納時の直径は57cmと大きめ。重量も、比較したなかには2kg以下のものもあるのに対し3.07kgと重めでした。持ち紐は58cmと持ちやすい長さではあるものの、「持ち運びに苦労する」との口コミどおり、徒歩での移動にはあまり向いていないでしょう。
最後は、快適さの検証です。テント内で快適に過ごせる機能が備わっているかを確認しました。
結果、フルクローズ可能で着替えのときもプライバシーを守れる点が高評価に。メッシュも付属しているため、虫の侵入を防ぎつつ風の通り道も確保できます。
床面積は幅200×奥行170cmとメーカーが謳うとおり広々。独立したフロントシートもついているため、足を伸ばしたり少し荷物を置いたりと快適に過ごせますよ。比較したなかには耐水性がないものもあったのに対し、耐水圧が2000mmあるため急な雨にも対応できるでしょう。
Viaggio+ ポップアップテント キャノピー付きは、Viaggio+の公式オンラインショップ、またはAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入できます。公式サイトでの価格は、税込5,980円(※執筆時点)です。
公式オンラインショップでは送料が無料。1年間の製品保証がつくのもうれしいポイントです。ECサイトでは送料がかかることが多いので、購入前にしっかり確認してくださいね。
テント使用後は、しっかり乾かしてから収納しましょう。濡れたままにすると、カビが発生してしまいます。
晴れた日に使用しても湿気や結露で濡れてしまうため、テント使用後は必ず乾かしてくださいね。雨天時で干せない場合は、浴室乾燥を使用するとよいですよ。
ポップアップテントがうまくたためないときは、一度広げ直してフレームがねじれていないかを確認しましょう。フレームの表裏が反対になってねじれている場合は、ねじって元の形状に整えたあと素早くたたみます。
また、出入り口や窓のファスナーを開けて、空気の逃げ道を確保することも重要。テントの空気がうまく抜けるとたたみやすくなりますよ。
最後に、初心者でも楽に設営・片づけができた商品をご紹介します。
はじめてポップアップテントを使うなら、コールマンジャパンのクイックアップIGシェード+がおすすめです。袋から出すだけで簡単に設営できたうえ、フレームの形状記憶が強いため、折りたたむのも楽でした。UVカット率100%に加え、約23℃の熱をカットできた高い遮熱性も魅力です。
持ち運びやすいものなら、クラージュのポップアップテントをチェック。収納時のサイズは直径が49cm、かつ1.65kgの軽さで、楽に持ち運べました。袋から出すと自然に広がり設営も簡単。優れた形状記憶でねじれにくいフレームのため、片づけもスムーズにできますよ。
収納時の直径(実測値) | 56cm |
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UVカット率(実測値) | 100.0% |
持ち紐の長さ | 85cm |
展開時の幅 | 200cm |
展開時の奥行 | 150cm |
展開時の高さ | 125cm |
良い
気になる
収納時の直径(実測値) | 49cm |
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UVカット率(実測値) | 98.0% |
持ち紐の長さ | 57cm |
展開時の幅 | 120cm |
展開時の奥行 | 160cm |
展開時の高さ | 120cm |
良い
気になる
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