SONY デジタルカメラ VLOGCAM ZV-1 II ZV-1M2は、VLOGやSNS投稿用の動画を撮影したい人におすすめです。実際に歩きながら撮影したところ、手ぶれ補正の効きがよく、細部まで色鮮やかかつ精細に映りました。動画撮影モードの豊富さも、比較した商品内ではトップクラス。オート・マニュアル・シャッタースピード優先モードや、独自のシネマティックVlog設定・商品レビュー用設定などを搭載しています。静止画も動画同様に発色や解像感が優れていました。「暗所の画質は悪い」という口コミに反し、暗所やボケ表現も得意です。ズーム倍率は2.5倍なのであまり寄れませんが、遠くの被写体もくっきり撮影できました。撮影モードはオートのほかにも、Pオート・マニュアルなどがあり、ダイヤル操作で簡単に切り替えられます。オートフォーカスの性能も高く、人・動物にはわずか0.4~0.5秒でピントが合いました。比較した一部商品は1~2秒程度かかったことをふまえると、スナップ撮影時にシャッターチャンスを逃しにくいといえます。カラーモードはモノクロ・セピアなど、種類豊富です。スマホでは撮れないような一風変わった撮影も楽しめますよ。便利な機能も充実しています。電子水準器を搭載し、タッチ操作でのフォーカスが可能。スマホと連携して撮影データを転送したり、スマホをリモコン代わりに使うこともできます。しかし、本体がやや大きく重い点は気がかりです。長時間構えたときに負担を感じる可能性があり、静止画撮影時の手ぶれ補正も控えめでした。また、マクロ撮影では比較した上位商品ほど寄れず、細かな質感までは写せませんでした。クオリティの高い動画を撮りたい人にはよいものの、写真の画質にこだわるならほかの商品もチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>動画の映りにこだわれる多機能なコンデジがほしい人豊富なモードをサッと切り替えて多彩な撮影を楽しみたい人撮影したデータをスマホ連携できるものがほしい人<おすすめできない人>あまり動画撮影をしない人小型かつ軽量で持ち出しやすいものがほしい人マクロな写真を撮りたい人
KODAK PIXPRO Friendly Zoom
コダック Friendly Zoom FZ45は、手軽に使えるコンデジがほしい人におすすめです。本体はコンパクトかつ軽量で、実際に使用したモニター10人全員から「軽くて持ち運びやすい」と絶賛されました。FZ55と違ってグリップ部分に緩やかなウェーブがあり、「握りやすい」という声も多かったため、構えた際の負担も少ないでしょう。ECサイトの価格が2万円前後(※2025年7月時点)と手頃なことも魅力です。FZ55と違って乾電池式なので、充電の手間もかかりません。最大512GBのSDカードに対応し、写真をたっぷり撮れます。実際に屋内外で撮影した結果、色彩豊かで解像感の高い写真を撮れました。カラーフィルターのバリエーションが豊富なので、レトロ風・幻想的な写真など一風変わった写真撮影にも挑戦できます。オートフォーカス機能があり、人物への動作率は100%だったので、初心者でもピント合わせに手間取らずに済むでしょう。口コミに反して手ぶれはある程度補正されたので、止まっている被写体であればきれいに撮影できそうです。オートのほかにマニュアルモードもあり、モードを切り替えれば表現の幅が広がります。望遠・マクロ写真の写りもきれいでした。また、動画の映りもよく、日中では人や建物の輪郭をくっきり撮影できました。手ぶれもかなり抑えられ、動きのある映像をなめらかに撮れます。発色も自然で、空の青色の濃淡を再現していました。ただし動画撮影にマニュアルモードはなく、映りにはこだわれません。本体が小さく価格も抑えられているぶん機能はシンプルで、撮影環境を少し選びます。口コミで指摘されているとおり暗所には弱く、日中の撮影でも白飛びが生じました。独特の色味で味のある写真ではありましたが、高画質さや色味の再現性などにこだわって撮影したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>乾電池式のコンデジを探してる人手頃な価格帯で手軽に使えるものがほしい人人スマホとは一味違った写真を撮りたい人<おすすめできない人>とにかく高画質・高性能にこだわる人動画撮影も楽しみたい人
KODAK PIXPRO Friendly Zoom
コダック Friendly Zoom FZ55は、あらゆる場所で撮影を楽しみたい人におすすめです。重量は118.8gと、比較した商品内でもトップクラスの軽さ。使用したモニターからは「持っていることを忘れそうなくらい軽い」と絶賛されました。コンパクトかつスリムなので、ポケットの中にも難なく入ります。ECサイト価格が25,000円前後(※2025年7月時点)と手頃であることも魅力です。口コミに反して、写真の仕上がりは良好。鮮やかな発色で濃淡まで表現でき、被写体の細部までくっきり精細です。望遠性能も高く、遠くの被写体にしっかりズームできました。マクロ撮影では被写体に寄って肉眼では見えない部分まで映し出せ、比較した上位商品にも劣らないクオリティでした。オートフォーカスに対応しているので、人・動物の撮影でピント合わせに苦戦する心配はほとんどありません。設定の自由度は低めですが、マニュアル撮影も可能です。また、セピア・ぼかしなど豊富なモードがあり、多彩な撮影を楽しめます。モードの切り替えは本体のボタンで簡単に行えました。最大512GBのSDカードに対応し、たっぷり撮れるのもうれしいポイントです。動画撮影時には手ブレをある程度抑えられ、見やすく映っていました。動画のマニュアルモードはなく映りにはこだわれないものの、発色の違和感は少なく、解像感も悪くありません。しかし、上位商品に比べると明暗やボケ感の表現などはいまひとつ。気をつけないと、口コミにあったとおり手ブレする可能性もあります。スマホとの連携機能もありません。手軽に持ち運んでエモい写真撮影を楽しめる点は魅力ですが、高性能なコンデジを探している人は、ほかの商品もチェックしてみてください。<おすすめな人>どこへでも持って行って撮影を楽しみたい人レトロ風・マクロ・ズームなど多彩な写真を撮りたい人予算2万前後で手軽に使えるものを探している人<おすすめできない人>とにかく高性能なものがほしい人ボケ感のあるデジカメらしい写真を撮りたい人
OMデジタルソリューションズ Tough TG-7は、どの場面でもきれいに撮影できるカメラがほしい人におすすめです。マクロ撮影では、顕微鏡コントロールモードで28倍の最大倍率に拡大しても、シャープかつ雰囲気のある仕上がりでした。比較したなかには被写体に寄れても、解像感が低くなったものも。「高画質」という謳い文句どおり、雪景色のような繊細な綺麗さも鮮明に記録できるでしょう。実際に25m室内プールを貸し切って水中や陸上で撮影してみると、どちらも解像度が高くシャープ。映像を見たモニターからも、「被写体がはっきり映っており、水中でないよう」「今にも動き出しそうな色の鮮やかさ」などの声があがるほどでした。また、「レンズが明るい」との口コミどおり、F2.0の高解像力レンズを採用。細部まで鮮明に写せ、自然な画像撮影を味わえるでしょう。ピントも平均わずか4.4秒のスピードであわせられ、動きがある生き物の撮影も容易。シャッターボタンと一体型のズームレバーは、左右に引くだけの簡単操作が可能です。独立したモード変更ダイヤルは、比較した富士フイルムなどのボタン式に比べ手軽でした。細かくモードを切り替えて画像のクオリティを上げたい人におすすめです。さらに、専用アクセサリーには、写り方を選べるレンズや光量を調節できる部品などを展開。比較したなかで、本品とTough-6のみに備わっていた(執筆時点)、純正ハウジングを用意していました。ほかにも、水深45mまで対応可能なカメラケース・フロートストラップ・レンズ保護フィルターなど、水中撮影に特化したアクセサリーが非常に豊富。比較したコダックの商品のように、アクセサリー類が販売されていなかったものもあったのに対し、さまざまなシーンで撮影を楽しめるでしょう。本体のみの防水性能は水深15mまでですが、純正のハウジングケースを使えば本格的なダイビングも可能。万が一落としても壊れるリスクはかなり低い、2.1mの耐衝撃などの保護機能も備えています。さらに、スマホへの画像転送や遠隔操作が可能なWi-Fi機能や、比較した旧機TG-6にはなかったBluetoothに対応している点も魅力。タフな環境で撮影をこなしたい人にぴったりの商品ですよ。
ソニー VLOGCAM ZV-1は、クオリティもコストも譲れない人におすすめです。8~9万円台で手に入る中価格帯モデルでありながら、高クオリティな動画・静止画を楽しめます。実際に撮影した動画を確認したところ、鮮やかな発色を再現。解像度が高く、細部までクリアに映りました。比較したなかには発色が悪く解像度の低い商品もありましたが、本品は「きれいな動画が撮れる」との評判どおりです。スマホ撮影の動画とはまったく別の映像表現が可能である点もメリット。ボケ感が十分で、被写体がしっかり引き立ちます。オートフォーカスも機敏で、実際に使ったモニターからは「フォーカスがすぐに反応する」「ピントがしっかり合った」との声があがりました。静止画の画質も申し分ありません。実際に撮影した静止画をモニターが確認したところ、ビビッドでありながらも自然な発色が好評。解像感も高く、細部までしっかり捉えられました。フォーカス移動がスピーディで、ほどよいボケ感も好印象。カラーフィルターが14種類と豊富なので、違った雰囲気の写真を楽しめるでしょう。Vlog撮影機能が充実しているため、クリエイターにもぴったりです。動画モードにマニュアル・絞り優先・シャッタースピード優先機能を搭載。外部マイク用端子つきなので、音質にこだわった動画撮影も可能です。タッチ操作でのピント位置指定にも対応しているので、初心者にも使いやすいでしょう。素早くピント移動ができる「商品レビュー用設定」や、背景をぼかせる「背景ぼけ切り換え」機能も搭載しています。「軽くて使いやすい」との口コミどおり、軽量で持ち運びしやすい点も魅力です。メモリーカード・バッテリー込みの重量は294g。比較した重量399gの商品に比べると、本品は扱いやすいといえます。比較的安価でありながら、クオリティの高い動画・静止画を撮影できる高性能モデルです。コスパにこだわるなら、ぜひ候補に入れてくださいね。
Cyber-Shot Cyber-shot DSC-W830
ソニー Cyber-Shot DSC-W830は、持ち運びしやすいコンパクトさは魅力なものの、映像をきれいに残したい人には物足りない商品です。実際に静止画を撮影したところ、発色は淡くコントラストも弱め。解像感も低く、モニターからは「被写体が粗く見える」との声もあがりました。比較した高級コンデジと比べるとクリアな表現が難しく、カラーモードも4種類と少ないため、美しい写真を思いのままに撮りたい人には不向きといえます。動画のクオリティもいまひとつでした。比較したなかには解像度が4Kと高く、くっきり見やすい商品もあったのに対し、こちらはHDと低め。そのためノイズが多く、モニター間でも「細かな模様の違いがわからず、解像感が低い」とのコメントが多くあがりました。暗所では見えなくなるほど暗く映ったため、シーンによっては動画撮影自体も難しい印象です。絞り優先機能やシャッタースピード優先機能といった、被写体にピントを合わせやすくする機能も非搭載。オートフォーカスはあるものの、自分で調整できないため、「ピントを思うところに合わせられない」とのモニターコメントも聞かれました。ピント合わせの平均時間も、比較した商品の平均0.72秒(※執筆時点)より遅い1.04秒。運動会や野鳥観察などでは、不便に感じる場面もあるでしょう。薄さ22.5mm・重量120gと比較したなかでもトップクラスの持ち運びやすさで、価格もECサイトにて2万円台(※2024年7月時点)とリーズナブル。どこでも携帯できて記録用には十分な商品ですが、写真や動画の満足感を上げたいなら、ほかの商品も検討してみてください。