グリーンハウス 低温調理器 GH-SVMAは、お肉がみずみずしく仕上がるのが魅力です。できあがったサラダチキンはパサつきがなく、ジューシーさが感じられます。ローストビーフはやや固さが残ってしまったものの、きれいなロゼ色になり舌だけでなく目でも楽しめました。操作がとてもシンプルで、取り付けたあとに安定感があるのもよい点です。実際に加熱したお湯と設定温度の誤差はわずか0.1℃だったため、繊細な温度調節が必要な料理にも向いています。一方で、1000Wとハイパワーにもかかわらず、温まるのが遅いのは惜しいところです。設定温度に到達するまでに、20分11秒もかかってしまいました。効率よく作業を進めるためには、食材の下準備を始める前に電源を入れておくとよいでしょう。しかし料理の仕上がりを重視して選びたいなら、ぜひこの機会に購入してみてくださいね。
アイリスオーヤマ 袋型低温調理器 ポケットシェフは、手軽に低温調理を楽しみたい人におすすめです。鍋・水の準備が必要なく、予熱もいらないのが特徴。比較した大半の商品は予熱完了を待たないとならなかったのに対し、「調理の手間がかからない」という口コミにも頷ける手軽さです。ボタンを操作して温度と時間を設定するだけで作れます。実際に調理したところ、サラダチキンは肉汁があふれ出る仕上がりに。試食したモニターからは「お箸で切れるくらいの柔らかさ」と好評で、「サラダチキンが簡単につくれる」という口コミとも一致します。ローストビーフはややジューシーさに欠けるものの、柔らかく水分量のバランスもよい点で半数以上のモニターが高評価をつけました。取扱説明書に記載されているレシピは、サラダチキン・ローストビーフの2種類のみと少なめ。比較したほかの商品には充実したレシピブックが付属するものもあったのに対し、ほかのレシピが知りたい場合は公式サイトでレシピの確認が必要です。とはいえ、公式サイトには肉料理を含めて20種類のレシピが掲載されているので、幅広い調理に対応できます。「一度に作れる量が少ない」との口コミのように食材のサイズを選ぶ必要があるものの、1人前なら問題ないでしょう。手間なくおいしく作れるのは利点ですが、汚れても洗えないのは少し気になるところ。清潔さを重視したい人や、よりおいしく作れるものがほしい人は、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
アイリスオーヤマ スリム低温調理器 LTC-02は、コスト重視な人におすすめです。価格は執筆時点で税込13,200円(公式サイト参照)と、比較したなかには3万円代のものもあったなかリーズナブル。低温調理器を使ってみたいと迷っている人にも手を出しやすい価格帯といえます。調理のしやすさも申し分ありません。予熱完了までには19分45秒かかるものの、予熱が完了すると大きな音でお知らせ。比較したなかにはライトのみでお知らせするタイプもあったのに対し、食材を入れるタイミングがわかりやすいのが魅力。待ち時間に食材の準備やほかの家事ができます。タッチパネルの感度もよいので、操作に手間取る心配もありません。ただし料理のおいしさでは、比較したEmperor TamarinやBONIQ Pro2に及ばず。「サラダチキンの柔らかさはいまひとつ」との口コミに反し柔らかく仕上がったものの、噛むにつれてパサつきが気になりました。ローストビーフはパサつかない仕上がりでしたが、レア感が強め。実食したモニターからは「弾力が強くて噛み切りにくい」と指摘されました。レシピブックが付属しておらず、説明書に8種類のレシピが掲載されているのみというのも惜しいところ。比較した半数近くの商品には、説明書と別にレシピブックが付属していたのに対し、こちらは自分でレシピを探す手間がかかります。幅広い料理に挑戦したい人や、簡単においしく仕上げたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
Kai House aio The Sousvide Machine 低温調理器
KaiHouse aio The Sousvide Machine 低温調理器は、肉のレア感を抑えつつも、しっとり柔らかく仕上がるものがよい人におすすめです。実際に作ったローストビーフは、中まで火がしっかり通っていて臭みもなく、噛むほどに肉の旨味を感じました。絶妙なレア感を楽しめた上位のBONIQ Pro2に比べるとやや弾力が強めでしたが、試食したモニターからは「しっとりした本格的な食感」と満足する声が多く聞かれました。サラダチキンも柔らかながらぷりっとした弾力があり、上位にランクインしたEmperor TamarinやBONIQ Pro2と遜色ないクオリティです。試食したモニターからは「お箸でも切れるほど柔らかい」「年配層や子どもにも出しやすい」との声もあがりました。比較した多くの商品で気になったパサつきもなく、ジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。ボタン式で簡単に操作できるのもうれしいところ。比較した約7割の商品がタッチパネル式だったなか、こちらは手が濡れていても扱いやすく感度に左右されません。日頃から手軽に使えるものがよい人にうってつけですよ。消費電力1000Wのハイパワーで予熱はわずか14分03秒で完了。比較した商品には30分程度かかるものもあったなか、「すぐに予熱が完了する」との口コミどおりでした。予熱完了時には音でお知らせするので、食材を入れるタイミングも逃しにくいでしょう。一方、レシピの豊富さでは評価が伸び悩みました。比較した全商品の半数以上にレシピブックが付属していたのに対し、こちらは説明書に4種類のレシピが記載されているのみです。とはいえ、公式サイトには購入者限定で63種類のレシピを確認できる専用ページもあるので、実用シーンではそこまで困りませんよ。公式サイトでの価格は執筆時点で税込55,000円。1万円前後のものが多いなかやや高級ですが、専用スタンド・真空パックする専用シーラー・真空袋も付属します。本格的な低温調理を手軽に楽しみたい人には有力な候補となるでしょう。しかし、上位にはよりレア感が強くジューシーな肉感を味わえたものもあったので、そちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
Felio Sousvide cooking 低温調理器は、操作性に不満を感じるため購入はおすすめできません。クリップ式で取り付けは簡単なものの、表示画面が暗く字が小さいので見づらいのが難点です。また、料理の美味しさもいまひとつ。ローストビーフは柔らかかったものの旨味が少なく、サーモンは生っぽい仕上がりでした。繊細な調理には不向きといえます。1000Wのハイパワーで、立ち上がり・リカバリーはスピーディー。しかし、使い勝手がよく、より美味しく調理できる低温調理器の検討をおすすめします。
アイリスオーヤマ 低温調理器 LTC-01は、料理初心者におすすめです。実際に使用したところ、使い勝手に欠点はありませんでした。操作部のタッチパネルは感度がよく、強く押さなくても使えます。予熱完了までの時間は、比較した2割の商品が20~30分かかったなか15分24秒とスピーディ。予熱完了後には音が鳴るので、食材を投入するタイミングもわかりやすいですよ。「レシピがもう少し充実しているとうれしい」との口コミに反し、レシピも豊富です。比較したなかにはレシピブックがない商品もありましたが、こちらは8種類のレシピが搭載されたレシピブックが付属。肉料理だけでなくポトフ・ピクルス・プリン・コンポートなど、さまざまな料理が掲載されています。「低温調理器を買ったものの使い道に困る...」といったことは起こりにくいでしょう。しかし肝心の料理の仕上がりでは、上位のEmperor TamarinやBONIQPro2には一歩及びませんでした。ローストビーフはきれいなピンク色に仕上がりジューシーでしたが、食感がやや硬め。試食したモニターからは「噛み切りにくい」との声が多くあがっています。サラダチキンも食感は同様で、噛むにつれてパサつきを感じたモニターが多数いました。比較した大半の商品が、ローストビーフかサラダチキンのどちらか一方はおいしく仕上がったのに対し、どちらもモニターからの満足との声は少なめ。万人受けするおいしさとはいえない仕上がりです。お肉らしい食べごたえを楽しみたい人にはよいですが、より食べやすくするには小さめにカットするなど工夫が必要でしょう。執筆時点の価格は公式サイトで税込11,800円。2~3万円の高級機に比べてお手頃なので、はじめて低温調理器を試してみたい人にはぴったりのアイテムです。よりおいしさにこだわるなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。