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大学生の一人暮らしの電気代は平均いくら?季節ごとの目安と節約方法

大学生の一人暮らしの電気代は平均いくら?季節ごとの目安と節約方法

大学生の一人暮らしで毎月かかる電気代。相場がどれくらいなのか、自分の使い方が平均より高いのか気になりますよね。一人暮らしを始めたばかりで、少しでも光熱費を抑えたいと考えている人も多いでしょう。


そこで今回は、大学生の一人暮らしの電気代の平均や季節ごとの目安を解説します。電気代が高くなる理由や、使い方・契約を見直して節約するコツも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

高山健次
ガイド
元携帯電話販売員、小売電気アドバイザー/マイベスト 通信・電力・サービス担当
高山健次

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて電気代など固定費支出見直しのガイドもしている。

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大学生の一人暮らしの電気代は月4,500〜5,500円が目安

大学生と年代が近い34歳以下の単身世帯の電気代は、1か月あたり平均4,569円(参照:e-Stat 総務省「家計調査」家計収支編 単身世帯)。単身世帯全体の平均である7,337円に比べて2,700円ほど低い結果です。4,500〜5,500円程度に収まっていれば、相場の範囲内と考えてよいでしょう。


なお、総務省の家計調査には「大学生」の専用区分がないため、年代がいちばん近い34歳以下の数値を参考値として採用しました。この層には大学生のほかに若い社会人なども含まれ、日中に家にいない時間が長い・ワンルームや1Kに住んでいる人が多いなどの傾向があります。持ち家在住の高齢世帯を含む全体平均より電気代が安いのは、冷暖房や照明にかける電気代が少ないためといえるでしょう。


金額だけでは使いすぎかどうか判断しにくいなら、電気の量に置き換えるのもひとつの方法です。4,569円を電気料金の目安単価31円/kWhで割ると、1か月の使用量はおよそ147kWhにあたります(参照:全国家庭電気製品公正取引協議会)。kWhとは1kWの電力を1時間使ったときの電力量を表し、目安単価は家電の電気代を計算するときに使う1kWhあたりの平均的な料金のこと。検針票の数値が147kWhを大きく超えていれば、使い方を見直す余地があります。

季節ごとの電気代目安もチェック

季節ごとの電気代目安もチェック

季節ごとに電気代には大きな差があるため、四半期ごとの1か月平均額もチェックしておきましょう。34歳以下の単身世帯の電気代は、冬(1〜3月)が5,241円でいちばん高く、夏(7〜9月)が3,689円で一番安いという結果です。


<34歳以下の単身世帯における電気代1か月平均額>

  • 冬(1〜3月):5,241円
  • 春(4〜6月):4,276円
  • 夏(7〜9月):3,689円
  • 秋(10〜12月):4,368円
参照:総務省統計局 家計調査(家計収支編)単身世帯 第2表 男女,年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(1〜3月期)、同(4〜6月期)、同(7〜9月期)、同(10〜12月期)

冬は外気温と暖房の設定温度の差が大きいため、暖房を使う時間が長い人ほど季節による差が大きくなります。日が短いことから、照明を使う時間も長くなりがちです。一般には夏も冬も高いと思われがちですが、34歳以下の単身世帯では夏がいちばん安いとの結果でした。在宅時間の影響も大きいので、この点は次の章で詳しく見ていきましょう。


なお、電気料金は使った月の翌月に請求されることが多いため、請求書に書かれた月と実際に使った月は1か月ずれます。請求額を季節の目安と比べるときは、どの月の使用分なのかを検針票で確かめてください。

平均額と自分の電気代がずれる3つの理由

平均額と自分の請求額にずれがあった場合、在宅時間・地域・住まいの3つが違うことが考えられます。自分の状況に近いものから確かめてみましょう。

授業・長期休暇などの影響で在宅時間が月ごとに変わる

授業・長期休暇などの影響で在宅時間が月ごとに変わる

大学生は授業やアルバイト、長期休暇といった事情で月ごとの在宅時間が変動しやすいため、電気代にも揺れが出ます。電気代の大きな部分を占める冷暖房は、在宅時間の長さでほぼ決まるからです。


環境省の調査では、暑い時期の平日のエアコン使用時間は4〜8時間未満の世帯が最も多く、全体の24%を占めます(参照:環境省「家庭のエネルギー事情を知る」)。大学生が夏休みに終日在宅する場合、その月は使用時間が伸びて冷房代が上がることに。反対に、帰省して自宅を空けるなら、電気代は大幅に抑えられます。平均額と実際の電気代を比べるときは、その月の在宅日数をふまえて考えてみてください。

住んでいる地域で電気代が変わる

住んでいる地域で電気代が変わる

同じ一人暮らしでも、住んでいる地域によって電気代の平均は月2,000円以上異なります。地域ごとに、気候や電力会社の料金単価などが異なるためです。


単身世帯の電気代を地方別に見ると、全国平均7,337円に対して北海道・東北地方7,847円、近畿地方6,603円、関東地方7,009円、中国・四国地方8,767円と、一番差が開くところでは月2,000円以上の差がありました。(参照:総務省統計局 家計調査(家計収支編))


なお、ここで挙げた地方別の金額は、年齢を区切らない単身世帯全体の数値です。大学生の実額はこれより低い傾向があるため、自分の地域が全国平均より高めか低めかを確かめる目安として活用してください。

ワンルーム・1Kの集合住宅は電気代を抑えやすい

ワンルーム・1Kの集合住宅は電気代を抑えやすい

ワンルームや1Kといった集合住宅は、戸建てに比べて光熱費を抑えやすい傾向があります。理由として考えられるのは、部屋が狭く冷暖房で温めたり冷やしたりする空間が小さいこと、壁がほかの住戸に接していることから外気に接する表面積が小さいことなどです。設置するエアコン台数も、戸建てに比べて少なく済むでしょう(参照:環境省)。


なお、同じ集合住宅でも、最上階の角部屋・築年数が古い物件等の場合、外気の影響を受けやすく冷暖房のエネルギー消費が多いケースも。住まいの条件は自分では変えにくいので、このあと紹介する使い方・契約の見直しで調整するのが現実的です。

節約を考えるならまずチェックしておきたいポイント

電気の契約者が自分か親かを確認する

電気の契約者が自分か親かを確認する

節約に取りかかる前に、検針票をチェックして電気の契約者を確認しましょう。電気の契約者は本人名義・親名義のどちらも結べますが、請求書の届く先や、解約・変更を申し込める人物が変わります。電力会社における手続きは、原則として契約者本人からの申し出が必要になるためです。


親名義の場合、契約アンペア変更や電力会社切り替えを自分だけの判断で進めることができません。親名義のままにするか自分名義に変えるかは、毎月の支払いを誰が負担するのかとあわせて家族で決めるとよいでしょう。

学生寮や学生マンションは電力会社を選べないことがある

学生寮や学生マンションは電力会社を選べないことがある
学生寮や学生マンションでは、電気代が管理費や寮費に含まれていたり、建物単位で電力会社が決まっていたりして個別に選べないことがあります。建物全体で電気をまとめて購入する高圧一括受電を採用している物件では、入居者が個別に電力会社と契約できない場合があるためです。

自分の物件がどの形態か、まずは管理会社や大家に確認してみてください。

「使い方」を変えて電気代を下げる方法

電気代の節約を考えるなら、まずお金をかけずにできる「使い方」の見直しから始めましょう。

エアコンは夏28℃・冬20℃の室温を目安にする

エアコンは夏28℃・冬20℃の室温を目安にする

使い方の見直しをするうえで、最も大きな効果が見込めるのはエアコンです。環境省では室温を夏季28℃、冬季20℃とすることを推奨しています。具体的な効果として、エアコンの設定温度を1℃緩和した場合の消費電力量は、冷房時約13%、暖房時約10%が削減される見込みです(参照:環境省)。


在宅時間の長い長期休暇ほど、この差が積み上がって節約につながるでしょう。こまめに電源を切るより、つけたまま温度で調整したほうが消費電力が少なく済む場合もあります(参照:Panasonic)。

使っていない家電の主電源を切る

使っていない家電の主電源を切る

使っていない家電の主電源を切ったりプラグを抜いたりすることで、待機電力を減らせます。


経済産業省資源エネルギー庁によると、年間を通じて家庭で消費される電力量のうち待機時の消費電力は約5.1%を占めており、すべて削減できた場合は年間で約228kWhの節電、約7,000円の節約につながる計算です(参照:経済産業省資源エネルギー庁)。


なお、冷蔵庫やインターネット回線の機器、録画予約中のレコーダーはプラグを抜くと困るので、抜いてよいものを選んで無理なく節約につなげましょう。スイッチ付きの電源タップを使えば、抜き差しの手間がかからず続けやすいですよ。

照明とパソコンの使う時間を見直す

照明とパソコンの使う時間を見直す

照明器具やパソコンの使い方を見直すことも、消費電力の節約につながります。


環境省の試算によると、白熱電球(54W)の点灯時間を1日1時間減らすと年間の省エネ効果は19.71kWh、目安単価31円/kWhで計算すると年間およそ610円の節約になります(参照:南島原市地球温暖化対策実行計画)。また、備え付けの照明が白熱電球なら、LED電球に替えるだけでも消費電力を大きく節約できるでしょう。


パソコンは、1日1時間の使用時間を減らすとデスクトップ型で31.57kWh、ノート型で5.48kWhの削減になります(参照:南島原市地球温暖化対策実行計画)。状況に応じて、消費電力の小さいノートパソコンを活用するのもひとつの手です。

「契約」を見直して電気代を下げる方法

使い方の見直しが使う量を減らす対策なのに対して、「契約」の見直しは1kWhあたりの単価と毎月固定でかかる基本料金に効きます。一度手続きすれば効果が続くのが利点です。

契約アンペアを下げて基本料金を減らす

契約アンペアを下げて基本料金を減らす

同時に使う家電が少ないワンルームなら、契約アンペア(同時に使える電気の量の上限)を下げることで基本料金を減らせる可能性があります。


基本料金はアンペアの大きさに応じて決まり、使った量に関係なく毎月必ずかかるシステムです。東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bを例に挙げると、基本料金は10Aが311.75円、20Aが623.50円、30Aが935.25円となっており、30Aから20Aに下げると月311.75円(年間で約3,741円)の差になります(参照:東京電力エナジーパートナー)。


ただし、アンペア数を下げると同時に使える電力量も減るため、複数の家電を同時に使った際にブレーカーが落ちやすくなるのがネック。また、合計の電気代が必ず安くなるとは限らない点や、集合住宅では管理会社や大家さんの承諾が必要な場合がある点にも注意してください。

電力会社と料金プランを切り替える

電力会社と料金プランを切り替える

自分名義で契約していて建物単位の縛りがないなら、電力会社や料金プランの切り替えによって単価そのものから見直せます。電力の小売は自由化されているため、住んでいる地域で選べる会社やプランを比較して自分の使用スタイルに合ったものへ変更できるためです。


切り替えを検討する際は料金プラン・算定方法を確認し、メリット・デメリットを把握したうえで判断しましょう。市場の取引価格に応じて単価が変わるプランは、燃料価格が高騰した局面で請求額が跳ね上がるリスクがある点にも注意が必要です。


マイベストの電気料金シミュレーションを使えば、郵便番号と世帯人数を入れるだけで、今より料金が安くなるプランの一覧・年間節約額を確認できます。ぜひ活用してみてください。

大学生の電気代についてよくある質問

最後に、電気代を見直すうえでよくある質問と回答をまとめました。

電気代が急に高くなったときはどうすればいい?

電気代が急に高くなったときは、検針票やWebの明細で使用量(kWh)が増えているかを確かめましょう。使用量が増えていれば使い方の変化が原因であり、使用量が変わっていないのに請求額が上がっている場合は単価や基本料金の変動が原因と考えられます。


明細を確認しても原因がわからないときは、現在契約している電力会社へ直接問い合わせましょう。

オール電化の物件だと電気代は高くなる?

オール電化物件の場合、給湯や調理もすべて電力でまかなうことから電気代は高くなります。ただし、その分ガス代はかかりません。料金を比較する際は電気代だけでなく、光熱費全体の合計額で比較することで、より実態に近い判断ができるでしょう。


なお、オール電化向けのプランは夜間の単価が安く設定されている一方で、日中の単価が高くなるケースが多く見られます。日中の在宅時間が長い場合は想定より高くなることもあるため、事前にライフスタイルと料金プランが合っているかを確認しておいてください。

長期休暇で実家に帰るときは電気を止めるべき?

数週間程度の帰省であれば、電気を止める必要はありません。一時的に解約すると帰ってきたときに再開の手続きが必要になるため、短期間の不在で契約を動かすことは現実的ではないためです。


帰省中の対策としては、冷蔵庫以外のプラグを抜いて待機電力を減らすのが現実的でしょう。もし冷蔵庫も電源を切る場合、3~4日間ドアを開放することで内部のカビ発生を抑えられます(参照:Panasonic)。

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