電気毛布は、体に直接触れてじんわりと暖めてくれる暖房アイテムです。布団の中やソファで使えるため、寒い季節には欠かせませんよね。一方で、「電気毛布の電気代はどれくらいかかるの?」「長時間使っても電気代は高くならない?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電気毛布の電気代の目安や、ほかの暖房器具との比較、電気代を抑える賢い使い方について解説します。節約のポイントを押さえて、快適さを守りつつ電気代を少しでも安く抑えましょう。

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
電気毛布おすすめTOP5
パナソニック

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電気毛布の電気代は、1時間あたり約0.1〜3円程度が目安です。 暖房器具のなかでも消費電力が小さく、電気代は抑えやすい家電といえるでしょう。
電気代は「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)」で求められます。一般的な電気毛布の消費電力は、約40〜80W程度。 電気料金単価を31円/kWh(参照:全国家庭電気製品公正取引協議会)として計算すると、1時間あたりの電気代は次のとおりです。
たとえば、弱〜中設定で1日8時間使用した場合、1日あたり約4〜8円、1か月で約120〜240円程度の電気代がかかる計算になります。
電気毛布は体の近くを直接暖める暖房器具なので、部屋全体を暖めるタイプの暖房器具と比べて電気代が安い傾向があります。ほかの暖房器具と1時間あたりの電気代を比較すると、以下のとおりです。
<暖房器具の光熱費の目安>
電気毛布は電気代を抑えやすい暖房器具ですが、部屋全体を暖める用途には向いていません。そのため、ほかの暖房器具と併用して使うのが現実的な使い方といえるでしょう。
電気毛布の電気代を効果的に節約するため、省エネ運転のコツ・設定方法をチェックしておきましょう。
電気毛布は消費電力が小さいとはいえ、使う時間が長くなれば電気代がその分かかります。とくに、就寝中ずっと使い続けたり、使っていない時間まで電源を入れたままにしたりすると、無駄な電力消費につながりがちです。
就寝前や体が冷えている時間帯だけ使う・寝入りばなにタイマーで自動オフにするなど、使う時間を意識して区切ることが無理なく電気代を抑えるポイントです。タイマー機能付きのモデルであれば、消し忘れ防止や安全面でも役立ちますよ。
電気毛布は、設定を強くするほど消費電力が大きくなります。素早く暖めたい場合は強を使い、十分に暖かさを感じたら弱〜中に切り替える使い方がおすすめです。体に直接触れる電気毛布は低めの設定でも暖かさを感じやすいのがで、強設定を長時間続けないだけでも電気代の節約につながります。
電気毛布は体の近くを暖める部分暖房なので、部屋全体が冷え切っていると設定を強くしがちです。エアコンの設定温度を通常より低めにしながら電気毛布を併用すると、トータルでの電気代を抑えつつ快適に過ごせますよ。
たとえば、エアコンだけで室温を23℃にするより、エアコンを20℃に設定して電気毛布で体を直接暖めるほうが全体の消費電力を削減できます。
使い方にサイズが合っていないと十分に暖まらず、設定温度を必要以上に上げる原因になります。たとえば、小さすぎる電気毛布では体を覆いきれず、暖まりにくさから強設定を使いがちです。一方で、大きすぎる電気毛布は、必要以上に広い範囲を暖めることになり、無駄な電力消費につながる場合があります。
自分の使い方に合うサイズの商品を選ぶことで、消費電力を抑えられるでしょう。
長く使っている電気毛布は、ヒーター部分の経年劣化(断線や損傷)によって暖まりにくいことがあります。一般的な寿命は約5〜8年なので、暖まりが悪い状態で使い続けると結果的に電気代がかさむことに。安全の面でも、劣化に注意して買い替えを検討することが重要です。
以下は、2025年11月時点の条件をもとに、各エリアで最安水準の電力会社に切り替えた場合の電気代を試算した結果です。消費電力が少ない1人暮らしのケースでも、年間3,000円以上の節約効果が見込めるでしょう。
<関東エリアで東京電力から切り替えた場合の節約額>
<関西エリアで関西電力から切り替えた場合の節約額>
<中部エリアで中部電力ミライズから切り替えた場合の節約額>
<九州エリアで九州電力から切り替えた場合の節約額>
暖房シーズンに電気を多く使う家庭ほど、電力会社を見直した際の差は大きい傾向があります。最安の電力会社は地域や世帯人数によって異なるため、まずはシミュレーション機能を使ってみてください。郵便番号と世帯人数を入力すれば、約30秒でどれくらい電気代を抑えられるか確認できますよ。
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