すばやく温まり、指先が冷えたときにとても便利と評判の、Unigear 充電式カイロ 5,200mAh。「コンパクトで持ち運びやすい」と高評価の口コミがみられる一方で、「バッテリーがあまり持たない」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の充電式カイロとも比較 。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、充電式カイロ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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目次
良い
気になる
Unigear 充電式カイロ 5,200mAhは、温まる速さ・持続時間の長さを重視する人におすすめです。電源を入れてから温まるまでのスピードが速く、強モードではわずか1分で45.6℃まで上昇しました。比較したなかには3分経っても30℃ほどにしかならない商品があったことをふまえると、待ち時間が少なく済みます。
「バッテリーがあまり持たない」との口コミに反して、持続時間は長め。比較したほかの商品には3時間ほどしか持たないものもあったなか、弱モードでは11時間38分・強モードでは3時間46分も使えました。弱モードであれば1日中じんわりと温かさが続くため、長時間の外出にも便利です。充電の頻度も減らせますよ。
設定温度・充電残量は本体の液晶画面に数字で表示され、ひと目で使用状況を確認できました。使いやすいだけでなく、手のひらに収まるほど小型で持ち歩きやすいのも利点です。重量も実測値で141.62gと軽いため、重さも気になりません。ポケットやカバンに入れて手軽に持ち運べます。
ただし、心地よい温度を保てないのは惜しいところ。比較した商品内では45〜50℃だとほどよく温まれる傾向がありましたが、本品を10分間使用したときの表面温度は弱モードだと36.1℃とややぬるく、強モードだと59.6℃と熱くなりすぎてしまいました。こまめに設定温度の調節が必要になるでしょう。
モバイルバッテリー機能は公称値の5,200mAhに対して実容量は2,365mAhしかなく、スマートフォンをフル充電にするには力不足でした。とはいえ冬場の外出に重宝するので、すぐに温まって長く使える充電式カイロをお探しの人はぜひ購入を検討してみてください。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
充電式カイロは、USBケーブルなどで充電して繰り返し使えるのが魅力です。使い捨てカイロのように買い替えが不要なうえに電源を入れればすぐに温まるため、必要なときにすぐ使えます。
今回ご紹介するのは2014年に誕生したアウトドア用品ブランドのUnigearが手がける、充電式カイロ 5,200mAh。ハンドウォーマー・容量5,200mAhのモバイルバッテリー機能の2つを搭載しているのが特徴です。速暖性にこだわっており、「両面とも3秒で急速加熱」と謳っています。
ハンドウォーマーの温度は、35〜55℃の範囲で設定が可能。必要な充電時間は2〜3時間で、バッテリーの持続時間は4〜8時間が目安です。過充電・過加熱などを防ぐ温度センサーの搭載に加えて、安全性を満たした電気製品であることを示すPSEマークも取得しており、安全面にも配慮しています。
サイズは縦幅10.3×横幅5.3×高さ3.0cm・重量は140g(※公称値)。持ち運びやすさを考え、小石をイメージした形に設計しています。
カラー展開はブラック・グリーン・ピンクの3色です。本体のほかに付属品として、収納用のベルベットバッグ・電源コード・アダプター・製品説明書がセットに含まれていますよ。
今回は、Unigear 充電式カイロを含む人気の充電式カイロを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の充電式カイロを使用したところ、Unigear 充電式カイロ 5,200mAhには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
電源を入れてから温まるまでのスピードは速く、待ち時間は気になりません。実際に強モードで使用したところ、表面温度はスタートから1分後には45.6℃・3分後には52.0℃まで上昇しました。
比較したほかの商品には3分経っても30℃ほどまでしか温度が上昇しないものがあったことをふまえると、短時間で使える状態になります。両面が温まるタイプなので、包み込むように持てば両手を同時に温められるでしょう。
口コミに反して、バッテリーの持ちのよさは比較した商品内でもトップクラスの評価を獲得(※2024年11月時点)比較した商品内ではバッテリーが3時間ほどしか持たないものもあったなか、弱モードでは11時間38分・強モードでは3時間46分も使えました。
手元をじんわり温め続けられるため、長時間の外出にも活躍します。充電の頻度を減らしたい人にもぴったりです。
小型で持ち歩きやすいのもうれしいポイントです。サイズは縦幅10.3×横幅5.3×高さ2.96cm・表面積は169.46cm2(※実測値)と小さく、手のひらに収まる大きさでした。
比較したほかの商品には重量が200gを超える重いものもありましたが、本品は141.62gと軽量。ポケットやカバンに入れても、重さによる負担をそこまで感じません。専用の収納袋が付属しているため、ケーブル類もまとめて持ち運べますよ。
本体の充電に使うのは、対応機器が多いUSB Type-A to USB Type-Cケーブルです。付属のケーブルが断線してもすぐに代わりを見つけられますよ。
温度調節は左右にあるボタンで操作でき、設定温度は液晶画面に表示されます。電源のオン・オフは右ボタンの長押しが必要なため、ポケット内に入れた状態で温度調節をしても誤操作が起きにくいでしょう。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
Unigear 充電式カイロ 5,200mAhにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
温まるのが速いのはよい点ですが、心地よい温かさをキープできないのは気になります。実際に10分後の表面温度を測定すると、弱モードは36.1℃と温かさが物足りず、反対に強モードは59.6℃と触っていられないほど高温に。強モードでは低温やけどにも注意が必要でした。
比較した商品内では、45〜50℃をキープできる商品ほど適度に温かさを感じられる傾向があったことをふまえると、同じモードのまま長く使えないのは懸念点です。温度は35〜55℃まで設定可能なため、こまめに調節するとよいでしょう。
モバイルバッテリー機能つきですが、性能はいまひとつです。実際に電流電圧チェッカーにて測定した変換ロス率は54.52%と大きめ。公称値の5,200mAhに対して、実容量はわずか2,365mAhでした。
スマートフォンをフル充電するには3,500mAh程度の実容量が必要なため、単純に計算して65%ほどしかバッテリーを回復できません。
しかし本品だけでなく、比較した多くの商品で変換ロス率は50%を超えていました(※2024年11月時点)。充電式カイロのモバイルバッテリーは高性能とはいえないため、スマートフォンを外出先で充電したい場合は別で充電器を用意することをおすすめします。
持続時間(最小・実測値) | 約3.8時間 |
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持続時間(最大・実測値) | 約11.6時間 |
最高温度(実測値) | 59.6℃ |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
バッテリー容量(実測値) | 2,365mAh |
出力 | 10V/A |
良い
気になる
縦幅 | 10.3cm |
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横幅 | 5.3cm |
高さ | 2.96cm |
重量 | 140g |
重量(実測値) | 141.62g |
持続時間(最小・公称値) | 4時間 |
持続時間(最大・公称値) | 8時間 |
充電時間(公称値) | 2.0~3.0時間 |
最高温度(公称値) | 55℃ |
最低温度(公称値) | 35℃ |
ここでは、Unigear 充電式カイロ 5,200mAhとはまた違った魅力をもつ商品をご紹介します。
エレス イーカイロカレ EK-CR23は、心地よい温かさをキープできるのが魅力です。電源を入れるとすぐに温まり、1分後には表面温度が48.2℃まで到達しました。10分後の最高温度は49.6℃と熱くなりすぎないため、低温やけどを防ぎつつ手元を温められます。
本体サイズは縦幅6×横幅6×高さ2.2cmと小型で、持ち歩きやすいのもよい点。重量は62.28gと卵約1個分ほどしかなく、使い捨てカイロのような感覚で気軽に使えます。LEDライトつきなので、ちょっとした明かりがほしいときにも役立ちますよ。
Varlea OT-101は、カイロ機能だけほしい人におすすめです。温まるスピードは速く、実際に強モードで使用したところ、電源を入れてからわずか1分で温度は43.9℃まで上昇。10分経過後の最高温度も強モードで46.0℃とそこまで高温にならず、心地よく温まれました。
サイズは縦幅8.2×横幅4.7×高さ3.8cmとポケットに入るほどコンパクトで、持ち運び時にかさばりません。2個に分けてられるため、両手に持ったり隣にいる人とシェアしたりとシーンにあわせて使えます。
Unigear 充電式カイロ 5,200mAhを使う際は、まず本体右側にある「+ボタン」を長押して電源をオンにしましょう。設定温度は右側の「+ボタン」・左側の「−ボタン」をそれぞれ操作すれば、1℃単位で調節が可能です。
電源を切るときは、「+ボタン」を3秒以上長押しする、もしくは「−ボタン」を2回押してください。少しずつ温度が下がり、操作から30秒後には電源がオフになります(参照:Unigear公式サイト)。
Unigear 充電式カイロ 5,200mAhは、Amazon・楽天市場といったECサイトにて購入できます。なお、ECサイトでの価格は税込で3,300〜4,500円ほどです(※2024年11月時点)。取扱店舗によって価格が異なる可能性があるので、購入時には見比べてみてくださいね。
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