エトヴォス アルティモイストクリームをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

オイルの配合量は、比較したなかでは多めです。かおりさんは、なめらかさ・しっとり感のバランスがよいエステル油を多く配合している点に着目。「比較的なめらかな塗り心地が期待できる」とコメントしました。

水溶性保湿成分を豊富に配合している点も好印象。水分保持に優れたグリセリンをはじめ、プロパンジオール・アミノ酸類・ヒト型セラミド・細胞間脂質などを配合しています。滑りのよさと水分キープ力のバランスが取れた成分構成です。

プラスα効果が期待できる成分を含まない商品も多いなか、こちらはテトラヘキシルデカン酸アスコルビル・トコフェロール・パルミチン酸レチノールを配合。かおりさんは「エイジングケアへの段階的なアプローチが期待できる」と高く評価しました。

敏感肌に刺激になりうる成分も少なく、エタノールやカフェインを高配合した商品に比べると肌にやさしい印象です。ただし、精油・防腐剤として配合されたエチルヘキシルグリセリンは、デリケートな肌に合わない可能性も。敏感肌向けのシンプルな構成の商品には、いま一歩およばない結果でした。

付着したビーズ数は、高評価の基準とした6個を大幅に上回る12個。検証した全商品の平均値である10個（※執筆時点）よりも多く、ベタつきやすいことがわかりました。

20個付着した商品と比べればベタベタ感が少ないものの、サラッとした塗り心地が好みの人には向かない印象です。

5人のモニターに商品を使ってもらうと、ビーズを使った検証どおり3人がベタつきを指摘。「なじむのに時間がかかる」という指摘もあるため、じっくりハンドプレスしながら使うのがおすすめです。

こっくりしたテクスチャですが、口コミで懸念された伸びの悪さはさほど気になりません。もっちり濃密な塗り心地が好みな人にうってつけです。

＜塗り心地についてのモニターコメント＞

1. 「みずみずしさを感じるが、若干のベタつきもある。肌になじませるために、何度か塗り込む必要がありそう」
2. 「しっかりしたクリームでかなりしっとりするが、肌になじませるのに時間がかかる」
3. 「スーッと肌に水分が補なわれる感覚。少量でももちもち・しっとりした肌に仕上がる。ただし、肌表面だけがうるおっている感じやベタつきのあるテクスチャが好みではない」
4. 「重たさを感じず、肌なじみも好み。サラッとしているけれど、もっちり感もある。重めの仕上がりが好みの人は物足りなさを感じそう」

コメントは一部抜粋

メーカーは、天然ラベンダーの穏やかで落ち着いた香りを謳っています。モニターからも「自然な香りが心地よい」「すっきりしたラベンダーの香り」など、イメージどおりの感想が集まりました。

しかし、一部からは「ハーブ系の香りが苦手」「好みではない」という声も。比較したなかでは、フローラル系や柑橘系の香りの商品が万人受けしやすい傾向がありました。対するこちらは、口コミの懸念どおり好みが分かれる香りといえます。

とはいえ、強さは控えめ。「顔につけるのにちょうどよい感じ」とコメントした人もいました。香りが強い商品に比べると、使いやすいでしょう。

＜香りについてのモニターコメント＞

1. 「アロマの花の香りでとても好み」
2. 「ハーブのような香りがほのかにして、リフレッシュできる。個人的にはフローラル系の香りのほうが好み」
3. 「ボタニカル系の温かみのある香りが心地よい。若干、ハーブのような苦手な香りがした」
4. 「何の香りなのかわからずパッとしないものの、あまり強くなく顔につけるのにはちょうどよい」
5. 「甘さはなく、すっきりとしたラベンダーの香り」

コメントは一部抜粋

容器は、持ち運びしやすいチューブタイプです。モニターからも「立てて保管できる」「フタが開けやすい」と好評。使い勝手のよさが光りました。

比較したチューブタイプの商品には、少し押しただけでクリームが大量に出てしまったものも。一方、こちらは「出口が細いので量を調整しやすい」とプラスコメントが寄せられています。

片手で開けられるタイプと比べるとやや開閉に手間がかかりますが、慣れればそこまで気にならないでしょう。スパチュラを使うジャータイプと比較すると、忙しい朝もサッと使いやすい一品です。衛生面が気になる人にもおすすめですよ。

＜容器についてのモニターコメント＞

1. 「容器が軽く、チューブタイプで立てられるのが便利」
2. 「チューブ先が細いので取り出す量を調節しやすい。また、容器自体が軽いので持ちやすい」
3. 「フタがマットで、指がキュッと止まって開けやすい」
4. 「軽いので持ち運びにちょうどよい」
5. 「細いチューブ型でコンパクトに収納できそう。キャップも細長くてつかみやすいが、回して開けるのが少し手間」

コメントは一部抜粋