アイリスオーヤマ 保冷剤ハード CKB-500をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に48時間（2日間）凍らせてからクーラーボックスに入れたところ、12時間後まで保冷力は持続。12時間後の平均温度は、比較した全商品の平均である19.6℃（※執筆時点）よりも低い18.2℃を記録しました。冷凍した食材を持ち運ぶには十分な保冷力です。

48時間冷凍させたあとの最低温度が15.3℃と低すぎないのもメリット。アイスの保冷にはやや物足りませんが、最低温度が11℃台とかなり低温の商品に比べると冷すぎると鮮度が落ちる野菜や魚の持ち運びに適しています。

前日から冷凍した場合も、保冷力は長持ちしました。実際に24時間冷凍したあとでクーラーボックスに12時間入れたときのボックス内の温度は20.6℃と、比較した全商品の平均23.7℃（※執筆時点）よりも低い数値に。

「冷えが足りない」との口コミに反して最低温度も17.1℃と低かったため、夏場以外であればしっかりと保冷し続けられます。

再凍結時間が10時間と短めなのもうれしいポイント。比較した商品内ではソフトタイプよりも本品と同じハードタイプのほうが再凍結時間が長い傾向があり、なかには48時間必要なものもありました。すぐに凍るため、冷凍庫がいっぱいの人にもおすすめです。

耐久性の高さでも高評価でした。比較したなかでもソフトタイプの商品は外装が柔らかいため破れる可能性がありますが、本品と同じ硬いハードタイプは壊れにくく、中身が漏れ出る心配はほぼなし。保冷剤をよく使う人にも適しています。

頑丈で耐久性の高いハードタイプゆえに、クーラーボックスに入れにくいのは惜しいポイントです。薄く柔らかいソフトタイプは食材同士の間に入れ込みやすいですが、ハードタイプは形を変えられないうえ厚さがあるため、収納場所をとります。

鋭いヒレを持つ魚の持ち運びやナイフを頻繁に使うアウトドア時にはハードタイプ、飲食物の持ち運びやクーラーボックスの隙間を埋めて冷やしたいときにはソフトタイプが適しています。冷やすものにあわせて、使い分けるのがおすすめですよ。