カラーやサイズバリエーションが豊富な、アストロ 園芸用防草シート 602-21。ネット上では「雑草が生えにくい」と評判です。一方で「耐久性が低そう」という気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の防草シートとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、防草シート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
日用品・ガーデニング用品・DIY向け電動工具・喫煙具・家事代行サービス・クリーニングなど、暮らしや生活に関わる幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「一人ひとりが選んでよかったと感じる選択肢を提供すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
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目次
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アストロ 園芸用防草シート 602-21は、除草力に十分期待できる商品です。遮光率を測定したところ、99.06%を記録しました。雑草が成長しにくい基準となる99.51%には届きませんでしたが、比較した全商品の平均98.89%(※執筆時点)は上回りました。晴天時の昼頃の太陽光を除けばほとんど光を遮断できるため、「雑草が生えにくい」との評判にもうなずけます。
紫外線に強いところもメリットです。素材はポリプロピレン不織布を採用。ポリエステルより熱に弱い素材であるものの、本品は紫外線劣化防止剤が練り込まれています。比較したなかには紫外線や熱に弱い商品もありましたが、こちらは剝き出しで敷いても劣化が進みにくいでしょう。
一方、「高密度」と謳っているものの、生地の密度を示す目付量は120g/m2とやや低めです。比較したなかには、葉先がとがった雑草が貫通しにくいとされる目付量200g/m2を大きく上回ったものもありました。対してこちらは「耐久性が低そう」という口コミがあるように、チガヤやスギナなどの葉先がとがった強壮雑草は突き抜けてしまう可能性があります。
執筆時点の価格は1×5mで税込1,480円(※公式サイト参照)と、比較したなかでもリーズナブル。費用を抑えて雑草対策したい人には候補となるでしょう。とはいえ、耐久性やより高い遮光率を求める人は、ほかの商品も検討してみてはいかがでしょうか。
そもそも防草シートとは、太陽の光を遮断することで雑草の成長を防げるアイテムのこと。地面に敷くだけで長期間雑草処理を行う必要がなくなるので、草刈り機や除草剤を使ったメンテナンスの手間を省けます。
今回ご紹介するアストロ 園芸用防草シート 602-21は、耐候剤を配合した不織布を採用したアイテムです。耐用年数は明記されていませんが、耐久性の試験を行っており63℃で300時間耐えられたとアピール。引っ張り強さ試験も実施済みです。高密度で、除草剤を使わず雑草を抑制できると謳っています。
販売元のアストロは、1970年に創業した日本の会社です。不織布の専門メーカーとして、不織布を使った収納アイテムをはじめ生活雑貨などを多数販売。暮らしをもっと豊かに、楽しく便利にする商品づくりを目指しています。
検証で使用した幅1×奥行5mをはじめ、サイズのバリエーションも豊富。カットして使用できるうえ、切れ端がほつれにくい仕様です。透水性生地を使っており、悪臭などの原因になる水たまりができないよう配慮していますよ。
<サイズバリエーション>
カラーも全4色がラインナップ。検証で使用したグリーンを含むブラック・ブラウン・リバーシブルから選択できます。
まずは、遮光率の高さの検証です。一般的な遮光性試験であるJIS L 1055 A法にのっとり遮光率を測定します。快晴の昼頃の太陽光の明るさを10万ルクスを想定し、雑草が光合成できないレベルの500ルクス未満を保てる遮光率99.51%以上のものを高評価としました。
その結果、遮光率は99.06%を記録。高評価の基準値とした99.51%にはわずかに届きませんでしたが、比較した全商品の平均98.89%(※執筆時点)は上回りました。晴天時の昼頃の太陽光を除けばほとんど光を遮断できるといえます。「雑草が生えにくい」との評判どおり、雑草の成長を十分抑えられるでしょう。
次は、耐久性の高さの検証です。強壮雑草に強い不織布製か・紫外線劣化や熱に強いポリエステルでできているかなど商品の素材をチェックします。加えて、紫外線劣化防止剤が含まれているか・生地の密度をしめす目付量が200g/m2以上かも調べました。
すると、生地の密度を示す目付量は120g/m2とやや低めです。比較した商品には目付量200g/m2を大きく上回るものもあったなか、本品は「耐久性が低そう」との口コミを払拭できませんでした。「高密度」と謳っているものの、チガヤやスギナなど、葉先がとがった雑草は突き抜けてしまう可能性があります。
素材はポリプロピレン不織布を使用。頑丈なポリエステル不織布ほどではないものの、紫外線劣化防止剤が練り込まれているため、紫外線や熱による劣化を最小限にとどめられるでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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アストロ 園芸用防草シート 602-21は、ホームセンターなどの実店舗での販売は確認できませんでした。インターネット上なら、公式オンラインショップで購入できます。1×5mタイプの値段は税込1,480円(※価格は執筆時点・公式サイト参照)。通常の送料は税込800円で、税込3,000円以上購入すると送料無料です。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECモールでも販売中。普段お使いのサイトがある人は、チェックしてみましょう。
メーカーで紹介している防草シートを敷く際の手順は、以下のとおりです。
①あらかじめ雑草を取り除き、地面を平らに整地する
②設置場所にあわせて、ハサミでカットする
③防草シートを敷きピンなどで固定する
(出典:公式サイト)
防草シートを剝き出しで敷くよりもおしゃれに見せられるのもポイント。庭の景観をよくしたい人は、タイルやレンガ、人工芝などと組み合わせるのもおすすめです。
ザバーン 防草シート 24は、独自開発した4層スパンボンド長繊維不織布というポリプロピレン不織布を使用した商品。目付量も258g/m2と高密度で、葉先がとがった植物も突き抜けにくよう設計されています。紫外線劣化防止剤も練り込まれており、長期間敷きっぱなしでも劣化しにくいでしょう。
シンセイ 超強力防草シート ロックシートは、耐用年数8~10年と謳っている一品。目付量は244g/m2と高く、雑草の突き抜けに対する抵抗力に十分期待できます。シートの上に砂利を敷けば、紫外線による影響も軽減できるでしょう。遮光率も98.88%で、昼間の強い太陽光以外は遮断できる数値です。
幅 | 1m |
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奥行 | 10m |
遮光率(実測値) | 99.07% |
目付量(実測値) | 258g/m2 |
素材 | ポリプロピレン不織布 |
良い
気になる
耐用年数(公称値) | 7~13年 |
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デュポン ザバーン 防草シート 240をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 1m |
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奥行 | 10m |
遮光率(実測値) | 98.88% |
目付量(実測値) | 244g/m2 |
素材 | ポリプロピレン不織布 |
良い
気になる
耐用年数(公称値) | 8~10年 |
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シンセイ 超強力防草シート ロックシート SS-240-Bをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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