遮光性が高く透水性に優れていると謳う、コメリ かんたん防草シート。口コミが少なく、評判がわからないため、購入するか迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の防草シートとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、防草シート選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
日用品・ガーデニング用品・DIY向け電動工具・喫煙具・家事代行サービス・クリーニングなど、暮らしや生活に関わる幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「一人ひとりが選んでよかったと感じる選択肢を提供すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
コメリ かんたん防草シートは、太陽光を十分に遮断できるのは魅力ですが、長期間使いたい人には不向きといえます。使用素材を調べると、紫外線劣化防止剤が未配合のポリプロピレンを採用。比較したポリエステル素材の商品より耐久性が低いため、本品は熱や紫外線により劣化しやすいのが難点です。
また目付量は112g/m2と少なく、繊維の目が粗い織布タイプ。比較したなかでも、織布の商品は不織布の商品より密度が低い傾向がありました。本品は経年劣化により隙間ができやすく、ススキ・スギナなど葉先の鋭い植物だと突き抜けてしまう可能性もあります。
一方で、遮光率を測定すると、実測値は99.41%と優秀。比較した全商品の平均値98.89%(※執筆時点)を余裕で上回り、「高い遮光性」という謳い文句にも頷ける結果です。雑草が光合成できない基準値99.51%にはあと一歩でしたが、雑草の成長を阻害する照度をキープできるでしょう。
本品は、検証で使用した1m×50mのほかに、0.5m×5m~2m×50mまでの幅広いサイズ展開も魅力。とはいえ上位商品のなかには、遮光率が基準値を上回っているものや、熱や紫外線に強いものも見られました。長期間確実に雑草の成長を防ぎたいなら、ぜひほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にコメリ かんたん防草シートと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ防草シートと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
コメリ かんたん防草シートの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも防草シートとは、太陽光を遮断して雑草の成長を防ぐアイテムのこと。日光を遮ると雑草が光合成できなくなるため、徐々に枯れていきます。敷くだけで面倒な草取り・除草剤散布などの手間が減らせるので、手軽な雑草対策にはうってつけです。
今回ご紹介するコメリ かんたん防草シートは、遮光性が高く透水性に優れていると謳う商品。雑草の成長を妨害するとともに、通路のぬかるみ抑制・砂利の沈み込み抑制・鉢の下敷きなど、さまざまな用途に利用されています。
販売元のコメリは、全国にホームセンターを展開。ガーデニング用品から家電・生活用品まで、幅広い商品を扱っているメーカーです。防草シートは、検証で使用した基本性能のみの商品・不織布使用のプロ仕様品・4層構造により耐用年数10年を誇る商品など、さまざまなタイプから選べますよ。
本体重量は約5kgで、サイズは1m×50m。1列で施工する場合、ピンは1m間隔で刺して102本必要です。素材にはポリプロピレンを採用し、耐用年数は4年。耐突抜性はありますが、ススキ・萱・スギナなど、雑草の種類によっては突き抜けてしまう場合もあるので注意しましょう。
カラーはブラックのみ。本品を含め、5つのサイズを展開しています。購入の際は、使用したい場所の面積より少し大きめで、余裕をもって貼れるサイズを選ぶようにしましょう。なお、サイズ展開は以下のとおりです。
<サイズ展開>
今回はコメリ かんたん防草シートを含む、防草シート全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、遮光率の高さの検証です。一般的な試験方法JIS L 1055 A法を採用。快晴時の昼間の太陽光の明るさとして10万ルクスを想定し、実際に遮光率を測定しました。遮光率99.51%を上限に、雑草が成長できないレベルとされる500ルクス未満に保てるものほど高評価としています。
測定の結果、遮光率の実測値は99.41%を記録し、高評価を獲得。比較した全商品の平均値が98.89%(※執筆時点)だったのに対し、本品は大きく上回る数値です。「高い遮光性」という謳い文句どおり、十分な遮光率を発揮しました。
なお検証では、遮光率99.51%以上ある商品は雑草が光合成を行いにくく、雑草の成長を防げる傾向に。本品は上位商品の遮光率には及ばないものの、ほとんどの太陽光を雑草が成長できない照度までカットできるでしょう。
次は、耐久性の高さの検証です。高評価の基準を、強壮雑草や紫外線・熱に強い商品と定義。使用されている素材・紫外線劣化対策の有無・目付量(密度)などを調査し、総合的に評価しました。なお、目付量とは、重量(g)÷大きさ(m2)で求められる1m2あたりの重量を指し、目付量が大きいほど強度が高い傾向があります。
素材を確認すると、ポリエステルより耐久性が低いポリプロピレンを採用しており、評価が伸び悩む結果に。紫外線劣化防止剤も配合されておらず、熱や紫外線により劣化しやすいのも難点です。耐用年数は4年ですが、早く寿命を迎える可能性があります。
さらに、密度の低い織布タイプで、目付量は112g/m2と粗め。比較した不織布タイプの商品は、繊維の目が細かく経年劣化による隙間ができづらいため、高評価を獲得しました。本品は繊維の目が粗い織布なので、経年劣化で隙間ができやすいといえます。また密度の低さゆえに、ススキ・スギナのように葉先の鋭い植物は突き抜ける可能性があるため、注意が必要です。
コメリ かんたん防草シートは、メーカー公式サイト以外に、Yahoo!ショッピングなどのECサイトにて購入が可能。公式サイトでの値段は、税込4,980円(※執筆時点)です。シートを押さえるピンも販売しているため、必要な人はあわせて購入しましょう。
また、公式サイトで購入すると、店舗での受け取りか配送を選択できます。店舗で受け取る場合は送料が無料になるため、都合のよい方法を選択してくださいね。
コメリ かんたん防草シートは、まず除草してから敷くのがポイント。雑草が残っていると、シートが波打ったり強壮雑草が突き破ったりする可能性があります。除草後は、シートを平らに敷けるように整地。特に斜面は平面より土が流出しやすいので、しっかり踏み固めることが大切です。
防草シートのサイズは、施工する場所よりやや大きいものを用意してください。大きめのシートなら、重ねる部分や壁際での調整が簡単です。また実際に施工する場合は、端から徐々に貼って留め具で固定しておくのがコツ。風にあおられにくく、スムーズに作業できます。
シートを重ねて敷く場合、重ねる幅は10cm以上がベター。留め具は50cm~1m間隔を目安に、シートの端・合わせ目に打ち込みます。さらに、シート内側にマス目上に打ち込むのも忘れないようにしてください。最後に、シートのつなぎ目・留め具で固定した部分に専用テープを貼り、隙間をなくせば完成です(参照:公式サイト)。
コメリ かんたん防草シートは、貼付後に上から砂利を敷くのがおすすめ。砂利を敷くと、見た目の仕上がりはもちろん、防草シートの耐候性アップも期待できます。太陽光・雨など、天候による影響を軽減できるでしょう。
砂利の厚さは、人が立ち入らない場所なら厚さ3~5cmが目安。人が立ち入る場所は5cm、駐車場のような車が通る場所は10cmを目安に敷いてくださいね。(参照:公式サイト)
最後に、耐久性の高さで高評価だった上位商品をご紹介します。
長期間使いたい人には、デュポン ザバーン 防草シート 240がおすすめです。紫外線劣化防止剤が含まれ、紫外線で劣化しにくいのがポイント。目付量も258g/m2と目が細かく、葉先の鋭い植物への抵抗力も高めです。遮光率は99.07%と高いため、太陽光が強い時間帯以外なら光をほぼカットできます。
砂利と併用するなら、シンセイ 超強力防草シート ロックシートがぴったりです。素材はポリプロピレン不織布を採用し、目付量は244g/m2。強壮雑草の突き抜け防止も期待できます。遮光率は98.88%と、おおむね良好。紫外線には弱めですが、砂利をシートの上に敷けば問題なく使えるでしょう。
幅 | 1m |
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奥行 | 10m |
遮光率(実測値) | 99.07% |
目付量(実測値) | 258g/m2 |
素材 | ポリプロピレン不織布 |
良い
気になる
耐用年数(公称値) | 7~13年 |
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デュポン ザバーン 防草シート 240をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 1m |
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奥行 | 10m |
遮光率(実測値) | 98.88% |
目付量(実測値) | 244g/m2 |
素材 | ポリプロピレン不織布 |
良い
気になる
耐用年数(公称値) | 8~10年 |
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シンセイ 超強力防草シート ロックシート SS-240-Bをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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