自然な姿勢を保てる構造に仕上げた枕、ニトリ 横向き寝がラクなまくら ナチュラルフィット。「首や肩が痛くなりにくい」と評判です。しかし、「硬すぎる」「寝返りしにくい」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の枕とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。枕選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ニトリ 横向き寝がラクなまくら ナチュラルフィットは、首こりが気になっている人におすすめです。比較した多くが非搭載だった首を支えるパーツを備え、頭〜肩にかかる負担を分散できたのが魅力。モニターが商品で仰向けになると、枕無しで寝た際にかかる圧の平均2.81倍を分散し、高評価の基準値2.50倍を上回る結果に。寝ているときも起きたときも違和感を覚えにくいレベルで、「首や肩が痛くなりにくい」の口コミにも頷けます。
形状は首のほうが頭よりも高い波型で、頭・首のフィット感も良好。商品を試したモニター10人中8人が、フィット感に「満足」と回答しました。ウレタンフォームを採用した低反発枕ながら、硬めの寝心地なのもポイント。一部に「硬すぎる」と口コミ同様の指摘をした人もいましたが、しっかりと支えられている感覚を得やすいのは利点です。圧迫感や呼吸のしづらさもあまり感じませんでした。
頭の動きを邪魔するものがなく、寝返りもスムーズ。比較したうち、枕の中央とサイドの高低差が2.5cm未満の商品が寝返りしやすい傾向があり、本商品は0.2cmと低めです。モニターからも「左右どちらも無理なく楽に寝返りが打てた」という声があがり、「寝返りしにくい」という口コミを払拭しました。横幅も57.6cmと広く「ゆったりと眠ることができる」という謳い文句にも納得です。
カバーを洗濯機で洗えるのもうれしいポイント。比較したなかには手洗いが必要な商品がありましたが、こちらは汚れが気になったらサッと洗濯機に入れて洗えます。ただし、乾燥機には対応していません。普段乾燥機能付き洗濯機を使用している人は注意しましょう。枕本体は洗えないものの、側生地に抗菌防臭加工がほどこされています。
高さが異なる2つのシートを抜き差しすることで、手軽に高さ調整できるのも強み。頭の高さを最小1.1cmから4.6cmの範囲で4段階で変えられます。首周りの高さを変えられないのは惜しい点ですが、比較した商品内には高さ調節できないものもあったことをふまえると、理想の姿勢を追求しやすい仕様といえます。両サイドもほどよい硬さで横向きでも安定しやすく、寝方にかかわらずおすすめできる商品です。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するのは、横向きに寝たときに体の負担が少なく自然な姿勢を保てるよう開発された、ニトリ 横向き寝がラクなまくら ナチュラルフィット。仰向けより気道が確保できる横向きに導きやすい構造で、いびき軽減のサポートに期待ができる商品です。
本体に仰向け寝エリアと横向き寝エリアがあるのも特徴。横向きエリアには適度な高さがあり、仰向けエリアには頭がハマりやすいように凹みがある設計です。横向き寝はもちろん、仰向きでも快適に寝られるよう工夫されています。大きめサイズに仕上げ、「ゆったりと眠ることができる」と謳っています。
販売元は、「お、ねだん以上。」をコンセプトにした家具や家電、寝具など生活に必要な様々な商品を販売するニトリ。北海道に本社を置き、全国に800か所以上店舗を展開している会社です。
同シリーズでは横向き寝も仰向け寝もラクな低反発まくら(ナチュラルフィットプレミアムP2304)と、通気性の良い横向き寝がラクな枕2(Nブレス プラスエア P2427)が販売されています。
低反発まくら(ナチュラルフィットプレミアムP2304)と本商品の違いは、本体の構造。本商品は本体と高さが異なるウレタンシート2つからなる3層構造ですが、低反発まくら(ナチュラルフィットプレミアムP2304)は、硬いウレタンがプラスされています。本商品より頭が沈みにくいのが特徴です。
通気性の良い横向き寝がラクな枕2(Nブレス プラスエア P2427)は、名前のとおりムレにくさに特化した商品。立体メッシュ構造を採用し、本体をシャワーで丸洗いできるのが魅力です。寝汗がかきやすい人や衛生面を重視する人はチェックしてみてくださいね。
今回はニトリ 横向き寝がラクなまくら ナチュラルフィットを含む、人気の枕を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
首のサポート力が高く、首・肩・頭の圧力をしっかりと分散できるのが大きな魅力です。実際に男女5人ずつのモニターが、理想の寝姿勢に近づくよう高さ調整した本商品を利用して、仰向けで寝た際の頭~肩にかかる負担を体圧測定器で測定。枕を使用していないときと比べてどの程度頭圧を分散できたか確認しました。
すると、枕無しで寝た際にかかる圧の平均2.81倍を分散し申し分ない記録に。高評価の基準値の2.50倍を上回り、寝ているときも起きたときも違和感を覚えにくいレベルでした。比較したうち、本商品のように2.8倍以上の数値を記録したものはほとんどなく、「首や肩が痛くなりにくい」という口コミにも頷けます。
首を支えるパーツがあるのもうれしいポイント。比較した非搭載の商品より、首と敷き寝具の間にすき間ができづらく、首のサポート力が高いのが利点です。首こりに悩んでいる人の有力な候補といえます。
頭の動きを邪魔するものがなく、寝返りのしやすさも高評価を獲得。実際に男女5人ずつのモニターが試してみると、小さな寝返りのしやすさには10人中8人、大きな寝返りのしやすさには10人中9人のモニターが「満足」と回答しました。「左右どちらも無理なく楽に寝返りを打てた」などといったプラスの声が多く寄せられています。
寝返りに大きく影響する枕の中央とサイドの高低差は、0.2cmと低め。比較したうち、2.5cm未満の商品が左右に頭を動かしやすい傾向がありましたが、本商品もモニターから「引っかかりもとくになくスムーズに寝返りできた」という声があがりました。長時間同じ体勢になることを防ぎやすいでしょう。
本体の頭を置く部分にはくぼみがあります。比較した同じくぼみがある商品のなかには、深さがあり頭がつっかかりやすいものがありましたが、こちらはくぼみが浅めで邪魔になりません。加えて、両サイドに強度があるため、ほどよい硬さで頭が沈み込みすぎず、横向きになっても安定しやすいのも長所です。
枕の横幅が57.6cmと広いのも利点。比較したなかには51cm以下と狭く、頭が落ちたり寝違えたりする可能性がある商品がありました。対して本商品は、寝返りを頻繁にする人も使いやすく、「寝返りしにくい」という口コミに反する結果です。「ゆったりと眠ることができる」という謳い文句にも頷けます。
<寝返りのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
形状は首のほうが頭よりも高い波型で、高いフィット感を得やすいのも利点。男女5人ずつのモニターが寝心地をチェックしたところ、10人中8人がフィット感に「満足」と回答しました。比較したフラットな形状の枕より首の下に枕が密着しやすく、モニターからも「頭から首のラインに沿って設計されていてフィットしている」と好評です。
ウレタンフォームを採用した低反発枕ですが、寝心地は適度に硬め。しっかりと支えられている感覚を得られるものの、圧迫感を訴えたモニターは少なめでした。一部に「硬すぎる」との口コミ同様の指摘をした人もいましたが、「柔らかく包まれている感覚」「ゆっくり休むことができた」などとプラスの声も多数寄せられています。
無意識に力が入ってしまったモニターもほとんどいませんでした。比較したなかには肩や首が浮いている間隔があり力が入ってしまう商品も。対してこちらは、モニターから「全体をしっかり支えてくれる感覚があり、無意識に力が入るようなことはなかった」という声が寄せられています。呼吸も自然にでき、寝苦しさは覚えにくいでしょう。
<寝心地のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
カバーを洗濯機で洗え、清潔さを保ちやすいのもうれしいところ。皮脂や汗などの汚れが気になるときもサッと手入れできます。比較した手洗いが必要な商品より手間を省け、面倒な手入れが苦手な人にも向いているでしょう。乾燥機には対応していないため、こまめに洗いたい人は別売りのカバーの購入も検討してください。
本体の側生地には抗菌防臭加工がほどこされています。ニオイの原因になる皮膚常在菌(黄色ブドウ球菌)の増殖を抑えるよう工夫され、ニオイの発生を防ぎやすい仕様です。惜しくも本体は水洗いできませんが、比較した半数近くの商品も同様だったため、大きなデメリットではないでしょう。
3層構造で、手軽に好みの高さに調整できるのも強み。2つのウレタンシートを抜き差しすることで、最小1.1cmから4.6cmの範囲で頭部分の高さアップが可能です。比較したうち高さが違う上下をひっくり返すだけの調整幅が狭いものや、調整できないものもあったなか、本商品は4段階から自分の体に合わせた高さを選べ、理想の姿勢を追求しやすいといえます。
首と頭の部分が一体となった形状なので、首を乗せる部分だけなど個別調整することはできません。比較した中素材の量を自分で調整できるタイプと比べると、細かな調整はしづらいといえます。とはいえ、手軽さは本商品が勝り、調整幅も広め。その日の体の状態に合わせて高さを変えたい人にも向いています。
デメリットはないのか確認したところ、とくに気になる点はありませんでした。マイベストが自信を持っておすすめできる枕なので、ぜひ購入を検討してみてください。
形状 | 波型、くぼみ型 |
---|---|
5kgの重りを乗せたときの枕の高さ | 8.4cm |
高さ調整方法 | シートで調整 |
幅 | 57.6cm |
良い
気になる
反発力 | 低反発 |
---|---|
保証あり(公式サイト購入時) | |
中素材 | 側生地:ポリエステル100%、充填物:ウレタンフォーム |
使用年数(メーカー推奨) | 不明 |
奥行 | 40.4cm |
重量 | 1300g |
高さ | 12.6cm |
特徴 |
ニトリ 横向き寝がラクなまくら ナチュラルフィットは、公式通販サイトで販売されています。価格は2025年3月時点で3,790円(※公式サイト参照)です。公式通販サイトでは11,000円で送料無料。11,000円未満でもニトリの店舗での受け取りなら送料が無料になります。商品到着後14日以内なら返品が可能です。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど大手ECサイトにも取扱い店舗がありました。普段貯めているポイントやイベントを利用してお得に購入したい人は、チェックしてみてください。
最後に、より細かく高さ調整できる商品をご紹介します。
GOKUMIN プレミアム低反発枕は、首の部分の形状も2パターンから選べるのが特徴。さらに、高さが違う上下を入れ替えたり、シートを差し引いたりすることで4段階で高さ調整でき、理想の寝姿勢を目指せます。首・肩・頭への負担のかかりにくさも比較したなかでトップクラス。フィット感があり、寝心地も良好です。
形状 | 波型、くぼみ型 |
---|---|
5kgの重りを乗せたときの枕の高さ | 5.5cm |
高さ調整方法 | 高さの違う上下を逆にして使用可能かつシートで調整 |
幅 | 52.4cm |
良い
気になる
反発力 | 低反発 |
---|---|
保証あり(公式サイト購入時) | |
中素材 | 低反発ウレタン、ウレタンフォーム(竹炭配合) |
使用年数(メーカー推奨) | 不明 |
奥行 | 30.6cm |
重量 | 1140g |
高さ | 11.2cm |
特徴 | プレゼント向き |
GOKUMIN プレミアム低反発枕の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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