アタッチメントで噴水・湧き水と2つ水流を切り替えられるのが魅力の、PETLIBRO ペット自動給水器 PLWF002。インターネット上では「作動音が静かで使いやすい」と評判ですが、一方で「受け皿にホコリが溜まりやすい」といった口コミもあり、購入に踏み切れない人もいるのではないでしょうか?
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
PETLIBROのペット自動給水器 PLWF002は、音が静かな蛇口式の商品をお探しの人におすすめです。商品周辺の騒音値を測った検証では、比較した全商品の平均が48dB(※執筆時点)だったのに対し、本品は約39.2dBと静かでした。蛇口式のアタッチメントをつけても水の流れる音は気になりません。
フィルター性能も優秀です。検証では時間の経過とともに水質はよくなり、飲み水としての許容範囲内までろ過できました。ただし「受け皿にホコリが溜まりやすい」という口コミどおり、水流が穏やかかつ受け皿が平面的なため、ゴミが溜まります。こまめに受け皿の状態を確認しましょう。
一方手入れのしやすさは、評価が伸び悩みました。タンクや受け皿は丸みを帯びた洗いやすい形状ですが、ポンプにつながるコードの取り外しに手間がかかります。コードが長いうえに取り外すには本体背面の細い枠に通さなければならず、スムーズに作業を進められません。
検証ではコードをつけたまま、洗い場に移動する場面もみられました。より簡単に手入れができる自動給水器をお探しの人は、ほかの商品を検討してみてください。
そもそも自動給水器とは、タンクに水をセットしておくことで水がなくなるまで自動で給水し続けられるのが特徴です。とくに循環式タイプは流れる水を再現することで猫の関心を惹き、尿に関わる病気にかかりやすい猫の水飲みを促進できるとされています。
今回ご紹介するペット自動給水器 PLWF002も循環式の製品。アタッチメントの装着により湧水・噴水の2つの水流を使い分けられるのが魅力です。アメリカのペット用品メーカーである、PETLIBROから販売されています。
水をろ過するフィルターには、4重構造を採用。表面の不織布で髪の毛などの大きなゴミを取り除き、内側の活性炭・イオン交換樹脂・麦飯石で有機物質や塩素などを除去して水を軟水化します。
タンクは2.1Lと大容量のため、外出時間が長くなっても水がなくなる心配はありません。
本体サイズは幅22.5×奥行14.15×高さ14.0cm、重量は0.7kg。本体の素材には、化学物質のひとつであるBPAが含まれていないABSを使用し、猫の健康だけでなく環境にも配慮しています。
カラーは、ブルー・パープル・グリーン・オレンジ・ブルーステンレススチールの5色です。部屋の雰囲気にあわせて、選んでみてくださいね。
まずは猫にきれいな水を飲んでもらうために欠かせない、手入れのしやすさの検証です。受け皿が取り外せるか・各パーツを水洗いできるか・フィルター交換時期がわかるかなどに着目して評価しました。
水洗いが必要なパーツは5つあり、吐出部分のアタッチメントや受け皿は取り外しが可能です。
タンク・受け皿が丸みを帯びているうえに底面が平らなので、簡単に洗えました。ポンプが分離しているのも好印象です。
しかし貯水タンクの底に、長いコードがついていたのは気になるところ。手入れの際に本体背面の細い枠からコードを取り外さなければならず、やや手間を感じます。
検証では、取り外しがスムーズにいかず、長いコードを引きずりながら洗い場に移動する場面もみられました。
コードを取り外しやすくする工夫がされていた上位商品に比べると、手入れのしやすさはいまひとつです。手入れの手間は減らしたい人は、コードレスタイプの自動給水器を選ぶとよいでしょう。
次は、フィルター性能の検証です。循環する水にフード・猫の毛を一定量流し、内蔵のフィルターでどの程度キャッチ・ろ過できるかを、水質測定器(TDSメーター)で測定しました。なお、検証内容の詳細は下記のとおりです。
<水に流したもの>
ふやかしたキャットフード:1Lに対して1g
猫の毛:1Lに対して0.005g(一掴み程度)
<検証条件>
<TDS値の参考値>
理想的飲料水:0〜49ppm
許容可能飲料水:50〜150ppm
日本の水道水:80〜120ppm
TDSメーターは導電物質(不純物)の濃度を測定するもの。ただし、マグネシウムやカルシウムなど体に有益なものも測定されるため、必ずしも汚染物の測定をするものではありません。
自動給水器のフィルターは不純物を取り除く働きをします。水をある程度きれいに保つものではあるものの、水そのものを劇的に浄化する機能はありません
TDS値を計測したところ、検証スタート時から5分後には113PPM・10分後には109PPMと、時間の経過とともに水質はよくなりました。
比較した全商品の平均値が約118PPM(※執筆時点)だったのに対し、本品の平均は109PPMと好記録です。
猫の反応に着目してみると、比較した商品内では受け皿が広くて浅いものほど猫にとって飲みやすい傾向にありました。本品は受け皿の奥行が10cm以上と広めに設計のため、飲みやすさの条件は満たしているといえます。
しかし口コミで「受け皿にホコリが溜まりやすい」との声があったように、検証でも毛やフードが出口付近に滞留しました。受け皿に溜まった水を飲むのが好きな猫の場合、ゴミが沈殿した水を飲んでしまう可能性があります。
水流が穏やかで受け皿も水平に近い形状のため、ゴミが溜まっていないか定期的に確認しましょう。
最後は、静音性の検証です。給水器の前後1cmの位置に騒音計を設置し、作動音を4回測定して評価した結果、騒音値の平均は39.2dBでした。
比較した全商品の平均が48dB(※執筆時点)だったことをふまえると、かなり静かなことがわかります。水流は穏やかなため、水が上から下に落ちる蛇口タイプのアタッチメントをつけても、気になるほどの音量ではありません。音に敏感な猫や飼い主さんにもおすすめです。
PETLIBROのペット自動給水器 PLWF002は、Amazon・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入が可能です。検証結果を参考に、ぜひ検討してみてください。
自動給水器を使ううえで、定期的なメンテナンスは欠かせません。自動給水器を清潔に保つためには、以下のような手入れが必要です。
本体を掃除する際には、ペット用のスポンジを用意し、中性洗剤を使う場合は泡が残らないようしっかり洗い流しましょう。モーター内部の細かい隙間を洗う、細いブラシがあるとより便利ですよ。
最後に、また違った魅力をもつほかの商品をご紹介します。
フィルター性能を重視する人には、アクセスラインのプラスアクア自動給水機がおすすめです。実際にろ過した水は、目視でにごりを確認できないほどきれいでした。受け皿は浅めかつ傾斜がついており、水流の勢いでゴミもすぐに流れます。猫に清潔な水を供給したい人にぴったりですよ。
NPETのペット自動給水器(WF050TP)は、シンプルな構造で楽に手入れできました。水洗いが必要なパーツが少ないうえに角ばった部分がほぼなく、細部まで簡単に洗えます。給水口は蛇口のような形をしていますが、水が流れる音は小さめです。蛇口から水を飲むのが好きな猫にも向いています。
幅 | 19.3cm |
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奥行 | 19.3cm |
高さ | 14.9cm |
飲み口の高さ | 14.9cm |
本体重量 | 1.0kg |
水質(実測値) | 不明 |
容量 | 2.0L |
素材 | ABS樹脂 |
受け皿の形状 | 平皿 |
多層構造フィルタ | |
付属フィルタ数 | 1枚 |
水流モード切り替え可能 | |
分解可能 | |
目盛りつき | 不明 |
蛇口・噴水式 | |
コードレスポンプ | |
付属品 | 3層式ヤシ殻活性炭フィルター、取扱説明書、ポンプ用スポンジ、ACアダプター(噛み千切り対策用メタルコード)、保証書 |
1か月あたり電気代目安 | 約40円(地域によって異なる) |
交換フィルターコスト | 1,780円(3枚入り) |
本体重量. | 1.0kg |
うちのこエレクトリック プラスアクア自動給水器をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
幅 | 16.5cm |
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奥行 | 16.5cm |
高さ | 15.5cm |
飲み口の高さ | 15.5cm |
本体重量 | 0.79kg |
水質(実測値) | 不明 |
容量 | 1.5L |
素材 | ポリプロピレン、ポリカーボネート |
受け皿の形状 | 凹形 |
多層構造フィルタ | |
付属フィルタ数 | 2枚 |
水流モード切り替え可能 | |
分解可能 | 不明 |
目盛りつき | |
蛇口・噴水式 | |
コードレスポンプ | |
付属品 | フィルター、取扱説明書 |
1か月あたり電気代目安 | 不明 |
交換フィルターコスト | 1,316円(4枚入り) |
本体重量. | 0.5kg |
NPET ペット自動給水器 WF050TPをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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