今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位の猫用自動給水器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、猫用自動給水器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
うちのこエレクトリック プラスアクア自動給水器は、静かで手入れしやすく、水をきれいに保てる商品がほしいすべての人におすすめです。「音がまったく気にならない」との口コミどおり、稼動音は平均39.8dBと比較した商品内でも非常に静か。寝室や作業場など場所を選ばず、警戒心の強い猫でも使いやすいでしょう。「超静音設計」との謳い文句にも頷けます。
フィルターのろ過性能も申し分ありません。フード・猫の毛を流して水質を確かめると、不純物の濃度は約109ppmと低め。「毛やゴミが水に浮いたまま」との口コミに反し、平面かつ傾斜のある受け皿で汚れが十分流れました。比較したどの商品も許容範囲内の数値でしたが、高評価を得た商品は本品を含め2つのみ(※執筆時点)です。
洗う部品は5つと少ないうえ、すべて本体から取り外して丸洗い可能。受け皿・タンクともに凹凸が少なく、サッと洗えます。比較したコードが濡れないよう配慮する必要がある商品とは異なり、コードレス式のポンプで取り外しも洗浄も簡単。フィルター交換時期をLEDランプで知らせる機能も便利でした。
すべての検証項目において、比較した商品内でトップクラスの評価を獲得した本品。愛猫や飼い主にとって使いやすい工夫や機能が非常に充実しています。自動給水器選びに迷っている人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
そもそも自動給水器とは、ペットにいつでも新鮮な水を与えられるアイテム。水をセットするだけで自動で給水できるので、長時間の外出時に便利です。飲んだ分だけ給水されるディスペンサー式もありますが、検証では流れる水を再現した循環式のみ使用しています。
今回ご紹介する「うちのこエレクトリック プラスアクア自動給水器」は、警戒心が強いペットでも飲みやすいよう配慮した商品です。従来品の「アクアメビウス」より静音性がアップ。運転中の平均音圧レベルが20dB(※)の超静音設計とアピールしています。
20dB:木の葉の触れ合う音相当(参照:公式サイト)
販売元のアクセスラインは、犬猫用の家電やグッズを取り扱うメーカーです。自動給水器のほか、自動給餌器「カリカリマシーン」シリーズも展開。自動猫じゃらし・ペットドライヤーなども販売しています。
運転モードは2種類あり、常に水が出続ける連続モードと、電気代を節約できる断続モードに切り替え可能です。1.5kwhの低電圧で稼動する省エネ設計で、1日中使用しても1か月の電気代は約40円と謳っています。
フィルターには、毛・ホコリ・食べカスなどを除去しやすい3層タイプを採用。残留塩素やカルキ臭なども取り除き、まろやかな軟水を給水できる設計です。本体の窓から水の残量を確認できるうえ、LEDランプで水量不足・フィルター交換を知らせる機能も搭載しています。
サイズは幅19.5×奥行19.5×高さ15.7cm、重さは約1kgで、犬猫どちらでも使える仕様。インテリアになじみやすいシンプルなデザインなので、部屋の雰囲気を崩さず設置できるでしょう。
飲みやすさを考慮し、4.18度の傾斜がついた水受けを採用。あごが濡れにくく、脊椎への負担を軽減できると謳っています。水受けはペットの手が入りにくい構造なので、ひっくり返る心配は少ないでしょう。付属のACアダプターにはメタルコードを採用し、ペットが噛みちぎらないよう配慮しています。
<付属品>
今回ご紹介する循環式の自動給水器は、流れる水により猫の関心を引きつけ、水飲みを促しやすいのがメリットです。猫は尿に関わる疾患にかかりやすいとされているため、十分な水分補給が必要。自動給水機を取り入れれば、積極的に水を飲んでくれるでしょう。
水が流れることで食べかすや毛が溜まりにくく、愛猫にきれいな水を提供できる利点もあります。しかし、循環式の電気代が気になる人は、飲んだ水量だけ給水されるディスペンサー式も検討してみてくださいね。
まずは手入れのしやすさの検証です。受け皿・タンクが洗いやすいか、洗うパーツ数は少ないかなどをチェック。手入れの手間が少なく、負担を感じにくいものを高評価としました。
検証の結果、簡単に手入れできる工夫が見られ非常に高い評価を獲得。受け皿・タンクを外して洗浄できるうえ、洗う部品は5つと少なめです。丸みのあるタンクで凸凹がなく、角ばった形状のものに比べてサッと洗えます。比較した多くの商品が非搭載だった、フィルター交換時期をランプで通知する機能も便利でした。
ポンプがコードレス式なのもうれしいポイント。比較したコードつきの商品はコンセントが濡れないよう配慮する必要があったなか、気軽に丸洗いできるでしょう。比較したなかで高評価を得た商品は、本品を含めて5つのみ(※執筆時点)。簡単に清潔な状態を保ちたい人にぴったりですよ。
次は、ろ過性能の検証です。
作動している自動給水器にフード・猫の毛を流し、5・10・30分後の水質を測定。フィルターがどのくらい汚れをキャッチできるかをチェックしました。加えて、受け皿に汚れが残っていないか目視でも確認しています。
フィルターのろ過性能は、比較したなかでもトップクラスです。汚れを流したあとの受け皿の水質を測定した結果、不純物の濃度は約109ppmと低め。比較した全商品の平均値119ppm(※執筆時点)を下回りました。
比較したところ、どの商品も飲み水として許容範囲内のレベルまではろ過でき、結果にそれほど大きな差はありません。しかし、高評価に達した商品は本品を含めて2つのみ(※執筆時点)。衛生面にこだわる人には有力候補になるでしょう。
「毛やゴミが水に浮いたまま」との口コミがありましたが、実際は猫の毛もフードもすぐに流れました。比較した受け皿の深い商品は、重さのある汚れが流れず溜まりがち。本品は受け皿が平面で傾斜もついているため、常にきれいな水をキープしやすいといえます。
最後は、静音性の検証です。作動中の自動給水器から前後1cm離れた場所で騒音値を測定。40dBを上限に、静かなものを高評価としています。
検証の結果、騒音値は平均39.80dBと低く、比較した全商品の平均値47.65dB(※執筆時点)を大幅に下回りました。平均60dB以上を記録した商品もあったなか、警戒心の強い愛猫も抵抗を感じにくいでしょう。
比較したところ、上から水が流れる蛇口式の商品は、水流音が気になる傾向がありました。本品は下から水が湧き出てくるタイプで、モーター音も水流音もほぼ聞こえません。「音がまったく気にならない」との口コミどおり、寝室や仕事部屋など静かな場所にも設置しやすいといえます。
うちのこエレクトリック プラスアクア自動給水器は、公式オンラインショップにて税込6,980円で販売中(※執筆時点・公式サイト参照)。購入日から1年間の保証がついており、水が出ないなどの不具合があれば電話やメールから問い合わせ可能です。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも購入可能。細かいパーツをきれいに洗える専用のクリーニングキッ卜も販売されているので、清潔に長く使いたい人はあわせて検討してみてくださいね。
メーカーでは、1週間に1回の手入れを推奨。フィルター交換時期は2〜4週間に1回が目安です。愛猫にきれいな水を飲んでもらうために、適切なタイミングで手入れを行いましょう。洗い方の手順は以下のとおりです。
<洗い方>
①内部タンクから水受け・フィルター・コードレスポンプ・ポンプシリンダーを取り外す
②ポンプを分解し、薄めた中性洗剤を使って各パーツをブラシで洗う
③よくすすいでからパーツを組み立てる
(参照:公式サイト)
別売りの専用ブラシを使ったポンプの洗い方は、公式サイトで公開中。分解の手順も動画で確認できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。なお、食洗機は使用できないため注意しましょう。
最後に、手入れのしやすさと静音性を両立する商品をご紹介します。
食洗機を使用したい人は、Homerunpetのペットウォーターファウンテンpro CF20に注目。受け皿は汚れを落としやすいセラミック製で、食洗機に対応し毎日の手入れが簡単です。ポンプはコードレス式で、タンクから簡単に取り外し可能。モーター音や流水音がほぼ気にならず、繊細な猫でも水を飲みやすいでしょう。
少しコストを抑えたいなら、AnkerのEufy Pet Water Fountainをチェック。5,000円前後(※執筆時点)と比較したなかでは中価格帯で、はじめて自動給水機を取り入れる人にぴったりです。取り外し可能なステンレス皿を採用しており、手入れの負担は少なめ。耳を近づけても作動音や流水音は聞こえず、静音性にも優れています。
幅 | 19.3cm |
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奥行 | 19.3cm |
高さ | 14.9cm |
飲み口の高さ | 14.9cm |
本体重量 | 1.3kg |
水質(実測値) | 不明 |
容量 | 2.0L |
素材 | セラミック |
受け皿の形状 | 平皿 |
多層構造フィルタ | |
付属フィルタ数 | 1枚 |
水流モード切り替え可能 | |
分解可能 | |
目盛りつき | |
蛇口・噴水式 | |
コードレスポンプ | |
付属品 | フィルター、取扱説明書、USB充電コード、ACアダプター |
1か月あたり電気代目安 | 不明 |
交換フィルターコスト | 560円 |
本体重量. | 1.5kg |
Homerunpet ペットウォーターファウンテンproをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
飲み口の高さ | 17.8cm |
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本体重量(実測値) | 923g |
容量 | 3.0L |
稼動音(実測値) | 39.45dB |
電源コードの種類 | 通常のコード |
年間ランニングコスト | 4,066円 |
良い
気になる
素材 | 高耐久ステンレス |
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受け皿の形状 | 不明 |
付属フィルタ数 | 1枚 |
水流モード切り替え可能 | |
スマホアプリ連携あり | |
フィルター交換アラート付き | |
給水アラート付き | |
充電アラート付き | |
水温調整機能 | |
保証あり | |
保証期間 | 18か月 |
Anker Eufy Pet Water Fountain P940をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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