オカトー 拭ける北欧風キッチンマットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

最初は、手入れのしやすさの検証です。キッチンマットにコーヒー・小麦粉・サラダ油をつけ、拭き取ったり洗濯したりして、汚れが落ちるかを確認しました。

どの汚れも拭き取るだけできれいに落ち、手入れのしやすさは優秀です。口コミでは賛否両論でしたが、表面についた細かな溝にも汚れが溜まることはなく、コーヒーの色や油のべたつきまですっきり除去できました。

検証の結果、本商品と同じPVC素材の商品は、拭くだけで汚れを落としやすい傾向がありました。これなら油や調味料が跳ねてしまっても、メーカーの謳い文句どおり、サッと拭くだけで清潔を保てるでしょう。

次は、すべりにくさの検証です。キッチンマットを踏み込んだときに動いた距離を計測しました。加えて、水にぬれた床・ほこりに見立てた毛糸を置いた床でも同じように計測して評価しています。

すべり止め機能がついていながら、床が汚れた状態ではマットが滑ってしまい、評価はいまひとつ。比較したなかには、ほこりがついた床でもまったく動かなかった商品もありましたが、こちらは水濡れ・ほこりを敷いたときどちらも1cm以上ずれてしまいました。

しかし床がきれいな状態では2～5mmしか動かず、すべり止め機能を発揮できている様子。ずれにくく、ロボット掃除機もかけられますよ。床の汚れによってすべりにくさが左右されるため、いつもきれいにしておくように気を配る必要がありそうです。

次は、衝撃吸収力の検証です。床から1mの高さからピンポン玉を落とし、跳ね返った高さを評価しました。フローリングの床から跳ね返った高さを基準とし、キッチンマットの跳ね返りの高さがどれくらい低くなったかをパーセンテージに計算して比較しています。

衝撃吸収率は50％と、評価はそこそこに。メーカーはクッション性の高さを謳っていますが、ピンポン玉がある程度跳ね返るため、ものを落とすと破損する可能性があります。

一方マットの厚みは8mmと、比較した商品のなかでも厚め。なかにはシートタイプの薄い商品も多くありましたが、足裏の疲れにくさを重視するなら、本商品のような厚みのあるPVCや毛のあるふわっとしたマットを選ぶとよいでしょう。

最後は、機能の多さの検証です。防水性・防汚性・防炎性・防臭効果・抗菌効果・防ダニ加工の有無をチェックして評価しました。

本商品は防水性しか備わっておらず、機能性は低評価に。比較したなかには、防菌効果や防臭効果が備わっている商品も多く、長く使い続けたい人には物足りない印象です。

1. 防水性：〇
2. 防汚性：×
3. 防炎性：×（燃えにくい仕様）
4. 防臭効果：×
5. 抗菌効果：×
6. 防ダニ加工：×