ヨドバシカメラオリジナル クールネックファン EHF-431をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

温度30℃・湿度60%に調整した室内で実際に使ってみたところ、風量がやや弱く冷涼感は上位商品には一歩及ばず。口コミでも「風が涼しい」「風量はいまひとつ」など賛否両論でしたが、蒸し暑い屋外では物足りない可能性があるでしょう。

一方で、ワイヤーやファンを動かしやすく、風を好きな場所に当てられるのはメリット。今回比較したほかの商品と比べると柔軟性があり、風をピンポイントで当てたいときに重宝しそうです。

また最大・最小モードの運転音の大きさについても、7cm離れた場所から騒音計で計測しました。結果、どちらのモードも全体平均より小さく、とくに弱モードはトップレベルの静音性を発揮しています。

＜調査結果＞

• 弱：46.2dB（全体平均約50dB・最大約57dB）
• 強：69.1dB（全体平均約70dB・最大約77dB）

環境省のデータによると、40dB台は美術館の館内、70dB弱は新幹線の車内ほどの騒音レベルといわれています。「音は大きめ」との口コミがありましたが、弱モードであれば屋内でも使いやすいでしょう。

以下に実際に使用したモニターのコメントを引用するので、参考にしてみてくださいね。

＜冷涼感についてのコメント＞

1. （モニターA）：首にも顔にも当たるように微調整できるが、外気温より少し低い風がやさしく当たる程度。涼しさは物足りない
2. （モニターB）：扇風機ほどではないが、しっかりした涼しい風が首の正面や横に当たる。好きな場所に風を向けられるのもよい
3. （モニターC）：比較的強いひんやりした風が当たるが、そこまで涼しさは感じない
4. （モニターD）：風がある程度強く冷涼感もあるが、あと一歩強さがほしい印象。ワイヤーやファンの向きを自由に変えて首や顔に風を当てられる
5. （モニターE）：涼しい風が持続するが、風量は鼻先までしか届かずややパワー不足。角度の調整をすれば顔全面に当たる

使いやすさについても、ほかの商品と比べると非常に優秀です。操作方法は、ファンの中心にあるボタンを押すだけとシンプル。直接見なくてもボタンの位置を把握でき、風量調節や電源オフをスムーズに行えます。

首後ろのネックバンドは固定されていますが、横のワイヤー部分が大きく広がり簡単につけ外しできるのも好印象でした。

連続稼働時間も調べてみたところ、最大10時間とバッテリー持ちも高評価でした。

5時間のフル充電で、弱モード10時間・強モード2.5時間の連続使用が可能。全体平均の約7時間・約2時間半と比較しても、とくに弱モードは丸一日使えるのがよいところです。ただし屋外で使う場合は、モバイルバッテリーを携帯するとより安心でしょう。

なお、充電にはUSB typeCケーブルを使用します。付属品として同梱されているので、別に準備する必要がないのがうれしいですね。