独自の4層構造でしっかり吸水すると謳う吸水ショーツ、re:juu ベーシックショーツ。インターネット上では口コミが少なく、評判がわからないため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、re:juu ベーシックショーツを含む吸水ショーツ全36商品を実際に使って、吸水量の正確さ・耐久性・肌あたり・履き心地を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
re:juu ベーシックショーツは、いつものショーツのように違和感なく履きたい人におすすめです。吸水スピードが非常に速く、水を含んでも表面はほぼサラサラ。濡らしたショーツを履いたモニターからは「乾いているときと変わらない」と好評でした。比較したほかの商品には水濡れ感が強かったものもあるなか、長時間快適に着用できるでしょう。
メーカー記載の吸収目安量である40mLをしっかり吸水し、吸水量の正確さも高評価を獲得。吸水部分に水を垂らし圧をかけても、33mLと83%の水を吸い取りました。比較したなかには10%前後の水分しか吸収できなかった商品もあるのに対し、座りっぱなしの日でも漏れを気にせず過ごせるといえます。
耐久性も申し分ありません。10回洗濯したあとでも吸水量も変わらず、40mLをしっかり吸水。比較したなかには吸水量が50%以下に低下した商品があったのに対し、洗濯前後で変化はありませんでした。ほつれや劣化も見られなかったので、長く使い続けたい人にも向いています。
形状はノーマルレッグタイプで生地には伸縮性があり、履き心地も良好。モニターからは「下半身がふくよかでも履きやすい」との声も寄せられています。腰回りもほどよくフィットし、普通のショーツのように違和感なく履けました。ただ吸水部分が厚く、人によってはシルエットが気になるかもしれません。
とはいえ、メーカーが謳うとおり独自の吸水構造で漏れをしっかり防げるうえ、濡れてもサラッと感を維持できるのはメリット。やわらかな肌あたりで違和感なく履けるのもよい点です。快適に履ける吸水ショーツを探している人は、ぜひ体感してみてくださいね。
そもそも吸水ショーツとは、クロッチ(股の部分)に3〜4層の生地を重ね水分を吸収するショーツのこと。水分を吸収することでショーツ表面を汚しにくく衣類を守るため、生理のはじまりや終わりかけなど、ナプキンと併用するのがよいですよ。
今回ご紹介する、re:juu ベーシックショーツもそのひとつです。漏れにくさを重視し、ヒップを立体的に包み込むノーマルレッグタイプの形状を採用。なめらかなストレッチ素材を使用し、快適さも追求しています。
販売元はバロックジャパンリミテッドが展開する女性向け製品のブランド、re:juu(リジュー)。生理時・妊娠中・更年期などの女性の悩みを、テクノロジーで解決するアイテムを開発しています。
クロッチ部分には、第一紡績と共同開発した4層構造の「リアルドライ®️」を採用。吸水量は30〜40mLが目安です。肌に触れる部分には、すばやく吸水して濡れ戻りを軽減する特殊メッシュ生地を使い、サラサラの肌触りを目指しました。
また、抗菌防臭機能つきの吸水シートが、においの原因菌の増殖を抑制。消臭機能で気になるにおいも軽減します。抗菌防臭・消臭機能は、洗濯をしたあとも持続すると謳っています。
お手入れは、手洗いしたあとに洗濯機の使用も可能。汚れが落ちにくいときは、セスキ炭酸ソーダを薄めた水に2~3時間つけ置きしてから、洗濯機に入れることを推奨しています。
カラーは今回ご紹介するブラックのほかに、ライトピンク・ブルー・ライトブルー・ライトオレンジの5色を展開。サイズはS〜XLの4種類が販売されています。豊富な色・サイズから自分にぴったりのものを選べますよ。
<サイズ展開(※単位はすべてcm)>
今回はre:juu ベーシックショーツを含む、吸水ショーツ全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
まずは、吸水量の正確さの検証です。吸水ショーツの吸水面に水を1mLずつ垂らし、メーカーが掲示する吸水量を漏れることなく吸水できるかチェック。さらに、水を垂らした上から均等に圧がかかるよう10秒間重りをのせ、使用している状況での吸水量も確認しました。
検証の結果、メーカー記載の吸収目安量の40mLをしっかり吸水。重りをのせて圧をかけても、33mLと記載容量の83%の水分を吸水しました。比較した半数以上の商品が高評価の基準である80%に届かなかったのに対し、高い吸水力を発揮。長時間座りっぱなしの日でも漏れを気にせず過ごせるでしょう。
次は、耐久性の検証です。洗濯機で10回洗った吸水ショーツに水を1mLずつ垂らしていき、どれだけ吸水できるか確認しました。
その結果、耐久性も高評価を獲得。10回洗濯後も、メーカーが提示している最大吸水量40mLの水分を吸収できました。洗濯前と比べても吸水力は変わっていません。
比較したなかでも洗濯後に100%の吸水力を保ったのは、約4割の商品のみ。何度も使用しても、性能が低下する心配は少ないといえます。ほつれや劣化も見られず耐久性が高いため、長く履き続けたい人におすすめですよ。
次は、肌あたりの検証です。
実際に5人のモニターが、吸水面が乾いているとき・水で濡らしたときの商品を着用し、肌あたりをチェックしました。
履き心地も優秀です。乾いた状態ではクロッチ部分にやや硬さを感じたモニターがいたものの、切り返し部分はなめらか。大きな違和感なく着用できました。
比較したほかの商品にはごわごわ感やチクチク感があったものもあるなか、モニターからは「気持ちよい肌あたり」とやわらかな質感が好評。独自のメッシュ生地も、肌あたりのよさに貢献しているといえます。
<乾いているときの肌あたりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
濡らしたあとの肌あたりも高評価。吸水スピードが非常に速く、濡れても表面のサラサラ感をキープしました。
比較した商品には水に当たっている感覚がかなり強いものがあったのに対し、少しひんやりするものの濡れている感じは少なめ。モニターからは「冷たさやイヤな感じがまったくしない」との声もあがりました。長時間着用してもムレは気になりにくいでしょう。
<濡れているときの肌あたりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後に、履き心地の検証です。
モニター5人が実際に商品を着用。違和感がないか・着脱しやすいか・フィット感がよいか・股のスレが気にならないかの4点に着目して評価しました。
実際に着用したときの感じはあまり気にならないもの、複数のモニターからは「吸水部分がやや厚く見た目が気になる」といった声が聞かれました。なかには「下着を履いていることがわかってしまうようなシルエット」と感じた人も。
とはいえ、比較したなかでも履き心地がいまひとつだったボクサータイプではなく、ノーマルレッグタイプの形状です。普通のショーツのように履きたい人には向いていますよ。
<吸水部分の違和感がないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
生地には伸縮性があり、着脱も簡単です。モニターからも「伸びるので履きやすかった」と好評でした。比較したほかの商品にはほとんどゴムが伸びず着用に手間取ったものもあったなか、しっかり伸びるためサッと着用できるでしょう。
<着脱はしやすいか(伸縮性)についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
腰回りのゴムの伸びがほどよく、フィット感も良好。比較したなかにはゴムがキツくて食い込んでしまい、長時間履くのは難しいと感じたものもありましたが、締めつけはほぼありませんでした。モニターからは「ウエスト部分がピタッとして安心する」との意見もあがっています。
一方で、クロッチが幅広かつ厚いためか、股にスレる感じがあるのは気になるところ。購入する際は、ヒップとウエストのサイズをしっかり確認するようにしましょう。
<腰回りのフィット感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<股のスレにくさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
吸水ショーツは、使用したその日に洗いましょう。落ちにくい汚れはセスキソーダか重曹を溶かした水(30℃以下のぬるま湯)につけ置きするとよいですよ。その後洗濯用のネットに入れて洗濯し、吸水面を外側にしてしっかり乾かします。
柔軟剤や漂白剤の使用、乾燥機の使用は吸水力が低下する原因になるため避けてくださいね。
吸水ショーツは半日に1回は取り替えるのがおすすめ。ムワッとしたニオイが気になるほか、菌が繁殖しやすく衛生面も気になります。ほかのサニタリーグッズとの併用も検討しましょう。
ジャストサイズの吸水ショーツを選ぶためにも、ヒップとウエストのサイズを正しく測りましょう。横から見てヒップの一番幅があるところと、ウエストの一番細いところが計測場所です。
吸水ショーツは普段のショーツとサイズが異なることもあるので、快適な履き心地のためにも購入前にサイズをしっかりチェックしてください。
re:juu ベーシックショーツは、SHEL'TTERの実店舗や公式通販サイト「SHEL'TTER WEB STORE」で購入できます。販売価格は税込3,960円(※公式サイト参照・執筆時点)です。
税込10,000円未満の注文の場合は、全国一律税込220円の送料がかかります。返品交換の対象外の商品のため、サイズをしっかり確認しておきましょう。
最後に、履き心地が高評価だった商品をご紹介します。
漏れにくさと履き心地を重視するなら、ピーチ・ジョンの吸水サニタリーショーツがおすすめです。圧をかけた状態でもメーカー記載量の40mLを吸水し、洗濯後も吸水量は変わりませんでした。吸水面に厚みがないうえほどよいフィット感で、普通のショーツのように快適に履けますよ。
股のスレが気になる人は、hinnaの吸水型サニタリーショーツ デイリーをチェック。シームレスのため縫い目が気にならず、お腹周りもゴムがなくやさしくフィットします。クロッチも薄く違和感なく着用できるため、快適な履き心地を求めている人に向いていますよ。
形状 | ノーマルレッグ |
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10回洗濯後の吸水量 | 平均60.3mL |
良い
気になる
サイズ展開 | S、M、L |
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クロッチ部分の横幅 | 8.0cm |
シームレス | |
素材 | ナイロン、ポリウレタン/クロッチ部:ポリエステル |
洗濯機対応 | |
防臭加工 | |
抗菌加工 |
ピーチ・ジョン 吸水サニタリーショーツをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 昼用、夜用 |
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形状 | ノーマルレッグ |
最大吸水量(実測値) | 24mL |
最大吸水量(公称値) | 20〜30mL |
シームレス | |
今回使用した商品のヒップサイズ | 87〜95cm |
素材 | ナイロン42%、ポリウレタン37%、綿21% |
洗濯機対応 | |
つけ置き不要 | |
二重構造 | 不明 |
防臭加工 | 不明 |
抗菌加工 | 不明 |
特徴 | フェムテック |
hinna 吸水型サニタリーショーツ デイリーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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