パナソニック スモーク＆ロースター けむらん亭 NF-RT1100をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

今回ご紹介するNF-RT1100は、高機能なキッチン家電を多く手掛けるパナソニックから、2022年3月に発売されたスモーク＆ロースター。特殊なフィルターと排気ファンで気になるニオイを軽減し、煙を約90％カットできると謳っており、焼き魚も燻製も室内で手軽に楽しめます。

魚をメインに6つのオートメニューを搭載。火加減を気にしなくても、自動で火力・温度・時間を調整して焼き上げます。鯛の姿焼きも鶏肉の照り焼きも、ボタン1つで作れるのは魅力的ですね。

「生・姿焼き」「切り身」「干物」「つけ焼き」「とり肉」「焼きいも」6つのオートメニューを搭載。自動で火力・温度・時間を細かく調整するので、火加減を見る手間が省けます。焼き加減を弱・中・強の3段階で指定することもでき、好みの食感に仕上げられますよ。

温度と焼き時間（タイマー）を手動で設定して焼くこともできます。温度は220〜280℃の範囲で20℃ずつ・タイマーも1〜30分の間で1分刻みで設定可能。説明書には、フライあたため・グラタン・焼き野菜など、さまざまなメニューのレシピや参考焼き時間が紹介されています。

上ヒーターには、効率よく加熱できる遠赤ブラックヒーターを採用。さらに庫内にはセラミック備長炭コートを4面に施すことで、炭火焼きのように表面はパリッと中はジューシーに焼きあがると謳っています。上下にヒーターがあるので、面倒な裏返しも不要です。

本体は幅45.0×奥行き35.5×高さ18.5cmと、ひとり暮らし用の電子レンジほどの設置スペースが必要です。検証したほかの商品も同じくらいのサイズ感ですが、やや奥行きがあるので注意しましょう。

カラーはブラックのみで、操作ボタンも主張しすぎずシンプルで落ち着いたデザインです。燻製機能があるため、燻製用の容器と網が付属します。

部屋で手軽に燻製を楽しめるのも本商品の魅力です。事前に燻製容器やチップを用意する必要はありますが、「くんせい」ボタンを押して調理時間を設定するだけなので簡単。ほんのり香りをつけたいときは弱、手羽先やうずらなどしっかり香りを楽しみたいものは強と、2段階で香りの調整もできます。

14層の触媒フィルターと強制排気ファンを搭載し、ニオイ・煙のもとを分解。室内でも煙やニオイが気になりにくい構造です。気軽に好きな食材を燻製にできるので、家飲みのクオリティが上がるでしょう。

なお、旧モデル「けむらん亭 NF-RT1000」でも燻製が楽しめます。今回検証で使用した新商品との違いは、「香りの2段階調整」のみ。基本的な性能はほとんど同じなので、仕上がりをそこまで重視しない人は、型落ちのNF-RT1000を選ぶのもよいでしょう。