象印マホービン フィッシュロースター EF-VG40をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

こんがり焼き上がったサンマは、「七輪で焼いたよう」と見た目からモニターの期待も高まります。試食してみると、皮は香ばしくパリパリと心地よい食感を楽しめると好評でした。

身もふっくら柔らかく仕上がりました。サンマの旨味をぎゅっと濃縮したような味わいを楽しめる一方、余分な脂が落ちるので魚臭さや脂っぽさが口に残りません。さっぱりした味わいが好きな人も満足できるでしょう。

＜魚のおいしさについてのコメント＞

1. 水分バランスが整ったような美味しさを感じた
2. 皮が香ばしく、美味しさを引き立てていた
   
3. しっかり火が通っていて生臭さもなかった
   
4. ジューシーなものが食べたい人は物足りない可能性も

コメントは一部抜粋

焼きムラもチェックしたところ、こんがりきれいな焼き色が均一についていました。焼けるサンマの最大量は4尾。家族みんなの魚を一度に焼けるので、ストレスがありません。置く場所によって焼き加減に差が出る商品もあるなか、非常に優秀な性能です。

実際に庫内の温度を計測してみても、中心部は150度・端は95度と温度差も大きすぎず、端までしっかり焼ける温度でした。

まずは、臭気判定士の石川さん協力のもとニオイを計測。ほかの商品と比較すると、かなりニオイが気になりました。魚臭さと焦げのニオイが混ざり、終盤には刺激臭が漂っていたので、ニオイに敏感な人は注意が必要です。

＜ニオイの測定結果＞

• 3分経過後：3.0（全商品の最大値：3.0）
• 7分経過後：4.0（全商品の最大値：4.0）
• 焼き上がり後：4.0（全商品の最大値：4.0）

一方煙は、なんとか肉眼で確認できる程度に抑えられました。画像にもほぼ煙が写っていないほどで、独自の｢プラチナ触媒フィルター｣がしっかり機能しています。集合住宅などで煙が出ると困るという人にもおすすめです。

時間を調整するダイヤルを上から見て操作しやすく、検証トップクラスの高評価を獲得。フタ上部に目安の焼き時間も記載されているので、迷わず設定できました。

フタは上向きに開く、魚を取り出しやすい構造です。網はややこびりつきやすかったものの、専用の魚取器があるので身を崩さず取り出せました。焼き網は35×21cmと、大きめのサンマも4尾入る広々サイズです。

お手入れの検証では、細かい部分まで分解できて清潔を保ちやすい点が好評でした。分解パーツは、水受け皿・フタ・焼き網・反射板2枚・ヒーターの6点。フタのフィルター部分はこすり洗い不可ですが、ほかのパーツは中性洗剤を使用して水洗いできます。

ただし、洗浄後は再び組み立て、乾燥のための空焼きを約20分行わなければなりません。空焼き不要の商品と比べると、やや手間がかかる点は留意しておきましょう。