センサーの感度がよく、空気もきちんときれいになると評判のブルーエア 空気清浄機 Protect 7310i。ネット上ではアプリの機能性も評価されていますが、一方で「音が少し大きい」「フィルターが高額」という気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ブルーエア 空気清浄機 Protect 7310iを含む空気清浄機全15商品を実際に使ってみて、集じん力・脱臭力・使い勝手のよさ・静音性・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ブルーエア 空気清浄機 Protect 7310iは、有害物質の除去力を重視する人におすすめです。
今回の検証では、線香の煙をわずか1分で9割取り除き、集じん力が高く評価されました。脱臭にはやや時間がかかりますが、センサーの反応も良好。空気清浄効果が高いので、花粉やハウスダストに悩んでいる人にうってつけです。空気環境を可視化するアプリもあり、効果を実感しやすいですよ。
強モードで約50dBと、稼働音がかなり静かなのもポイントです。風量を下げなくてももうるさくないので、空気の状態で運転が変わる自動モードのままでも気にせず過ごせます。
ただし、手入れが必要な箇所はやや多く、フィルター交換も半年~1年と頻度が多めです。本体価格も税込93,500円(公式サイト参照)と高いため、予算に合うか計算しましょう。寝室にも置きやすい静音性+コンパクト設計なので、気になる人はぜひ候補としてみてください。
ブルーエアは、1996年にスウェーデンで設立された空気清浄機の専業メーカーです。空気の浄化能力が評価され、販売する全商品で米国家電製品協会が定めるCADRの認定を受けています。
Protect 7310iは、ウイルスレベルの超微粒子を99%以上除去するHEPASilent Ultraテクノロジーを搭載。ウイルス・花粉・カビ菌・ニオイなど、さまざまな有害物質を抑制します。
空気清浄技術は、ブルーエア独自のものを採用。吸引した空気中の有害物質を粒子イオン化技術で帯電させ、静電気の力で高性能フィルターに吸着させます。脱臭力のあるココナッツカーボンフィルターも搭載されており、花粉・浮遊ウイルス・ニオイなどに働きかける設計です。
湿度・温度センサーが搭載されているのもポイント。電源がOFFのときでも常にセンサーで室内の状況を感知します。イオンと微風でフィルターに付着したウイルスや菌を自動で不活化し、本体内部での繁殖の抑制が可能です。
専用アプリを使えば、外出先での遠隔操作も可能です。電源のON/OFF・運転スピードの切り替え・チャイルドロック・ナイトモードなど、さまざまな機能が使えます。屋内外の空気環境も可視化できるので、どんな日に空気が汚れやすいかも一目瞭然ですよ。
風量調節は3段階、空気の状態に合わせて自動的でスピードを調整するオートモードも選べます。国際的に採用されている省エネルギー制度「国際エネルギースタープログラム」の基準もクリア。省エネ設計なので、電気代が気になるご家庭にもおすすめです。
適用畳数は29畳。本体サイズは、幅270x奥行き270x高さ610mmとコンパクトです。重量も約9.5kgと軽いので、部屋間を移動させて使う場合にも便利ですよ。
インテリアに調和する美しいデザインも大きな魅力。時代を超えて長く使えるデザインは世界でも高く評価されていて、2021年のRed Dotデザイン賞・iF DESIGN AWARDの2つの賞を受賞しています。
検証① : 集じん力
検証② : 脱臭力
検証③ : 使い勝手のよさ
検証④ : 静音性
検証⑤ : 機能性
まずは、集じん力と脱臭力を検証します。
集じん力の検証では線香の煙を、脱臭力の検証ではくさやのニオイをアクリルボックス内に充満させます。そのあと、最も強いモードで空気清浄機を稼働し、煙の量とニオイの変化を確認しました。なお、脱臭力の検証は臭気鑑定士の石川英一さんに協力を依頼しています。
集じん力は高評価。わずか15秒で5割ほど集じんし、1分後には9割の煙を除去しました。
1分以内に完了した上位の商品には一歩及ばないものの、煙がなくなるまでに3分かかったものもあり、かなりパワーがあるといえます。
脱臭力はいまひとつの評価です。
ニオイが消えるまでの時間は6分と、かなり時間を要しました。7分以上かかった商品もありますが、半数以上が5分以内に脱臭したので、今回検証したなかでは遅めです。
空気清浄に使われるのは、フィルターと独自の粒子イオン化テクノロジー。脱臭に効果的なフィルターも搭載されていますが、メインが空気清浄であることから、脱臭力の評価は伸び悩みました。
【除去できるもの】
進化させたHEPASilent Ultraテクノロジーを採用することにより、従来品では難しかった0.03μmという微細な物質まで吸着できます。花粉やハウスダストにお悩みなら、空気の変化を実感できるでしょう。
続いて、機能性の検証を行います。アクリルボックス内で制汗剤スプレーを5秒間噴射して、空気清浄機のセンサーが反応するまでの時間を計測しました。
検証の結果、センサーはわずか10秒と素早く反応しました。今回の検証では半数近くが10秒以内に感知したものの、なかには20秒以上かかった商品もあり、センサーの感度は高いといえます。
続いて、使い勝手のよさを検証します。
手入れが必要なパーツ数・フィルターの交換頻度の2点を確認し、使い続けやすい商品を高評価としました。
使い勝手のよさは評価が伸び悩みました。手入れが必要なパーツは全部で5か所。フィルター清掃のみの商品と比較して、やや工程が多い印象です。
公式サイトに頻度は記載されていませんが、プレフィルターは定期的な手入れが推奨されています。掃除機でホコリを吸う工程が多いので、部屋の掃除のついでに手入れをするとよいでしょう。
メインフィルターの交換頻度は6か月~1年です。今回検証したなかには、10年交換不要の商品も複数あり、ランニングコストは比較的高いという結果になりました。
交換用フィルターは、税込15,400円(執筆時/公式サイト参照)。使用環境によって交換頻度が変わるため、センサーが感知してお知らせランプが光ります。半年に1回ペースと考えて、毎年30,000円程度の予算を確保しておくのがよいでしょう。
最後は、静音性の検証です。空気清浄機のそばに騒音計を近づけ、弱・中・強モードの稼働音を計測しました。
検証の結果、すべてのモードで平均を下回り、トップクラスの評価を獲得。今回検証したなかでは唯一※、強モードにしても50dB以上にはなりませんでした。
2022年7月執筆時点
中モードで80dBを超えた商品と比較すると、かなり静かといえます。環境省のデータによると、40dBは図書館内や夜間の住宅地、50dBは書店内や昼間の住宅地と同程度の騒音レベルです。強モードで運転させても、音はさほど気にならないでしょう。
最後に、高い脱臭効果が期待できる商品をご紹介します。
ダイキンのMCK70Xは、わずか30秒でニオイの物質が変化しました。集じん力とセンサーの感度も高く、性能は全体的に優秀です。稼働音も静かで、すべてのモードで今回の検証の平均を下回りました。サイズがコンパクトなので、寝室や個室に置きたい人も要チェックですよ。
ダイキンのMCZ70Y-Tは、加湿や除湿もできるハイスペックモデル。基本性能も非常に高く、スピーディに集じん・脱臭できました。多機能ゆえにサイズは大きめですが、最大32畳までカバーできて、部屋干し臭や冬の乾燥対策もできます。1年中快適に過ごせるので、ぜひ検討してみてください。
タイプ | 加湿空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 31畳 |
加湿最大適用畳数 | 18畳 |
設置方法 | 床置き |
適用床面積 | 31畳 |
適用床面積. | 31畳 |
水式 | 不明 |
ペット向けフィルターあり | |
集塵フィルター | TAFUフィルター |
脱臭フィルター | 脱臭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、PM2.5など |
幅 | 39.5cm |
奥行 | 28.7cm |
高さ | 60.0cm |
コードの長さ | 3m |
重量 | 12.5kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 30分 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 花粉モード、きれいサーキュレーター運転、のど・はだ運転、節電運転 |
フィルター交換頻度. | 10年に1回 |
フィルター交換頻度 | 10年に1回 |
別売りフィルター | バイオ抗体フィルター、チタンアパタイトフィルター、集塵フィルター、加湿フィルター |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | ほこり、ニオイ、PM2.5、温度、湿度 |
加湿機能 | |
加湿方式 | 気化エレメント回転式・ダブルパスミキシング方式 |
除湿機能 | |
除湿方式 | |
加湿時適用畳数 | プレハブ:~18畳(~29m2)、木造:~11畳(~18m2) |
最大加湿量 | 650mL |
加湿タンク容量 | 3.6L |
稼動音 | 不明 |
稼動音(弱モード) | 不明 |
稼動音(強モード) | 不明 |
最強モード運転音 | 不明 |
最弱モード運転音 | 不明 |
最大消費電力 | 不明 |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | 不明 |
LEDライト搭載 | 不明 |
オゾン発生機能 | |
オゾン出力量 | |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | ペット向け |
用途 | 不明 |
ダイキン 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70Xをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 除加湿空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 32畳 |
加湿最大適用畳数 | 32畳 |
設置方法 | 床置き |
適用床面積 | 32畳 |
適用床面積. | 32畳 |
水式 | |
ペット向けフィルターあり | 不明 |
集塵フィルター | TAFUフィルター |
脱臭フィルター | 脱臭フィルター |
除去可能な物質 | ほこり、花粉、PM2.5、ハウスダストなど |
幅 | 41.5cm |
奥行 | 36.0cm |
高さ | 69.0cm |
コードの長さ | 2m |
重量 | 23.0kg |
充電方式 | ACアダプター |
清浄時間 | 30分 |
連続稼働時間 | 24時間 |
運転モード | 花粉モード、きれいサーキュレーター運転、のど・はだ運転、節電運転、水de脱臭運転 |
フィルター交換頻度. | 10年に1回 |
フィルター交換頻度 | 10年に1回 |
別売りフィルター | バイオ抗体フィルター、チタンアパタイトフィルター、集塵フィルター、加湿フィルター、エアフィルター |
集塵方式 | ファン式 |
対応センサー | ほこり、ニオイ、PM2.5、温度、湿度 |
加湿機能 | |
加湿方式 | 気化エレメント回転式・ダブルパスミキシング方式 |
除湿機能 | |
除湿方式 | コンプレッサー式 |
加湿時適用畳数 | プレハブ:~18畳/木造:~11畳 |
最大加湿量 | 680mL |
加湿タンク容量 | 3.0L |
稼動音 | 空気清浄:54dB/加湿空気清浄:54dB/除湿空気清浄:44dB |
最強モード運転音 | 54dB |
最弱モード運転音 | 18dB |
最大消費電力 | 220W |
スマートスピーカー対応 | |
自動お掃除機能 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き | |
アロマ機能 | |
扇風機一体型 | |
ハンドル付き | |
LEDライト搭載 | |
1か月あたりの電気代(実測値) | 不明 |
特徴 | ペット向け |
用途 | 不明 |
ダイキン 除加湿ストリーマ空気清浄機 MCZ70Yをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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