ナカバヤシ パーソナルシュレッダー NSE-219BRをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に細断してみたところ、セキュリティ性は高いとわかりました。メーカー公表値は2×11mmですが、mybestの測定結果は2×8mm。文字の判別が難しいほど細かくカットできました。

同じマイクロカットの商品でも、細断幅が3mmのものもあり、検証したほかの商品と比較しても優秀であるといえます。個人情報が記載された手紙類や機密書類の処理にも使いやすい商品です。

紙くずのボリュームも最小限です。紙片で瓶がいっぱいになるものもあるなか、本商品は3分の1程度。小さく細断できるため紙片同士のすき間が少なく、ボリュームが抑えられています。

上から圧縮してゴミをまとめる手間や、ゴミ捨ての頻度を減らせて便利ですよ。

細断力も家庭用としては十分です。最大枚数は3枚と少なめですが、最小枚数・最大枚数ともに均等な形に細断できました。

細断速度は、最小枚数で6.75秒・最大枚数で7.35秒。3枚までしか処理できないことを考えると早いとはいえないものの、上位商品と比べても誤差は1～1.5秒。体感ではそれほど気にならないでしょう。

厚みのあるハガキの細断も問題ありません。一部小さな切れ端がついた紙片はあったものの、コピー用紙同様に文字が読めないレベルまでカットできました。

機能はシンプルですが、最小限必要なものは揃っていました。メディアは推奨されていませんが、10号・11号のホチキスなら綴じたままでも細断できます。A4用紙3枚以内に収まるのであれば、いちいちホチキスを取らなくて済みますよ。

紙詰まりに対処するための逆転ボタンもあり、家庭で使う分には十分な機能性です。

安全性に配慮しているのも魅力です。投入口が約3mmと非常に狭く、小指でも爪の先ほどしか入りません。フタを外して裏返しで置かない限り、子どもが誤って刃に触れる心配は少ないでしょう。

奥行が14.8cmとスリムなのもポイントです。コンパクト設計ゆえに底幅は12cmしかありませんが、子どもの手が届きにくい場所にも設置しやすいですよ。フタがしっかりセットされていないと動作しないのも安心感があります。

ダストボックスの容量は12Lと、家庭用としては大きめ。公式サイトには115枚と記載がありましたが、実際に細断したところ133枚まで入りました。透明の小窓があるため、残量の把握も容易です。

フタを外してゴミ捨てするタイプなので、引き出し式と比較して紙片も飛び散りません。刃に残った紙片が落ちたとしても、サッと拾える量しか落ちず便利ですよ。

細断時のしゃりしゃり音が少なく、静かさの検証は高評価となりました。測定結果は、1枚が85dB・最大枚数の3枚が83.8dBです。今回の検証では1枚だと90dBを超えるケースが多く、かなり静かであるといえます。

モーター音が聞こえやすいため、静かな部屋だと少し響きますが、夜間でも使えないほどの音ではありません。近隣を気にせず使いたいなら、有力候補となるでしょう。