Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
複数画面の出力やフルスピード充電などの機能性を謳うドッキングステーション、Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dock。「ポート類が充実している」と評判です。しかし、「ディスプレイ出力が不安定」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
映像出力ポートの充実さ
電源供給ポートの充実さ
データ転送ポートの充実さ
使い道の幅広さ
使いやすさ
動作の安定性
熱の持ちにくさ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドッキングステーションとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドッキングステーション選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています

目次
- 【結論】Display Link非対応でMacユーザーには不向き。重い作業では動作がやや不安定に
- mybestが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockとは?
- ドッキングステーションはUSBハブとどう違うの?
- 検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの気になった点は6つ!
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockのよい点は2つ!
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの詳細情報
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの価格比較
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockが向いていない人におすすめのドッキングステーションは?
- Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockはどこに売っている?
【結論】Display Link非対応でMacユーザーには不向き。重い作業では動作がやや不安定に
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockは、低価格ながら使いやすい点は魅力ですが、性能重視の人には向きません。比較した多くの商品で対応していたDisplay Linkには非対応。Windowsでは最大2台の外部ディスプレイに出力可能なものの、多くのMac機種では複数画面に出力できません。デュアルディスプレイをしたいMacユーザーには不向きでしょう。
ホストポートの出力も最大60Wと比較したなかでは弱め。スマートフォンやタブレットを急速充電できるPD対応のUSB Type-Cも搭載していますが、そのほかのUSB端子は7.5Wや2.5Wほどです。マウスやキーボードなど複数の周辺機器を同時に急速充電したい人には物足りないでしょう。
データ転送用ポートは最低限のラインである5Gbpsでした。10Gbps対応のハイエンドなスマホを持っている場合、本商品がデータ転送のボトルネックになる可能性があります。また、「ディスプレイ出力が不安定」という評判どおり、高負荷環境での映像は少々乱れてしまいました。使用中に本体がやや熱を持ったのも気になります。
一方、「ポート類が充実している」との評判どおり、ポートの数自体は少なくありません。コンボジャック・LANポートも搭載しており、イヤホンやヘッドホンの使用・Wi-Fiの有線接続にも対応できます。ホストポートが前面にあるのは気になりますが、ポート配置もおおむね良好。抜き差し頻度の低いものは背面に隠せるので、デスク周りをすっきり見せられますよ。
比較した多くの商品が2~5万円するなか、執筆時点で1万円台とお手頃。「まずは一度試してみたい」という人には手が出しやすい1台でしょう。とはいえ、Macでも複数の外部ディスプレイ出力をしたい人・重い作業を行うことが多い人は、より高性能なほかの商品もチェックしてくださいね。
mybestが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Anker

最大3画面に同時出力できる!デバイスを選ばない急速充電も魅力
UGREEN

HDMI2つとDisplayポート搭載で3画面出力可能。最大100W給電で複数機器も余裕
Anker

機能性と高出力に優れたドッキングステーション
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高機能&良デザイン。最大3画面に4K映像の出力が可能
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockとは?

今回ご紹介するのは、Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dock。9つのポートを1台に集約したドッキングステーションです。複数機器にフルスピード充電でき、複数の外部ディスプレイにも同時接続できると謳っています。
18か月間の製品保証がついているのもうれしいところ。公式オンラインストアの会員になると、さらに6か月の延長サービスが受けられます。また、カスタマーサポートは日本語に対応。もしものときもスムーズに対応してもらえるでしょう。商品のスペック詳細は以下のとおりです。
- 対応OS|mac OS・Windows
- ポート数|9
- ホストポート出力|60W
- デュアルディスプレイ|〇
- トリプルディスプレイ|×
- Display Link対応|×
- 電源供給|セルフパワー
- 映像出力|HDMI・Display Port
- USBポートの種類|USB-C (5Gbps)・USB-A(5Gbps)・USB-A(480Mbps)
- 電力供給|USB-C(最大20W)・USB-A(最大7.5W)・USB-A(最大2.5W)×2
Ankerは、デバイス周辺機器のメーカーです。とくに、最新テクノロジーを採用した充電機器に定評があり、モバイルバッテリーやポータブル電源・ポータブル冷蔵庫などを展開。そのほか、ケーブルやUSBハブなども製造しています。
ドッキングステーションはUSBハブとどう違うの?

USBハブは、名前のとおりUSBポートのみを備えたアイテム。ドッキングステーションは2~3画面に出力できるものが多いですが、USBハブは基本的に1画面です。ポート数も少なめですが、そのぶん価格は抑えられています。
モニターを複数使いたい人や接続機器が多い人は、ドッキングステーションを使うことで作業効率がアップするでしょう。ディスプレイは1台でよい人や接続機器がそこまで多くない人は、USBハブが向いています。
検証してわかったメリット・デメリットをもとに向いている人を詳しく解説!

検証のポイント
- 映像出力ポートの充実さ1
マイベストでは「HDMIポート・タイプCポート・Display Portなど主要な端子をすべて備えたうえ、2台のモニターに8Kの高画質で出力できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
- 電源供給ポートの充実さ2
マイベストでは「接続するPCへの100Wでの急速充電が可能なうえ、周辺機器の急速充電に対応したポートも充実している」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
- データ転送ポートの充実さ3
マイベストでは「どんなデバイスと接続してデータ転送をしてもボトルネックにならず、高速でデータ転送が完了する」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
- 使い道の幅広さ4
マイベストでは「多種多様なポートが揃っており、多くのニーズに対応できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
- 使いやすさ5
マイベストでは「細部まで工夫が施されており、快適に日常使いができる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
- 動作の安定性6
マイベストでは「負荷が高い作業をしても安定して映像出力ができる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
- 熱の持ちにくさ7
熱の持ちにくさが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「負荷が高い作業をしてもほとんど温度の上昇がない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています

Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの気になった点は6つ!
人気のドッキングステーションを比較検証したところ、Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockには6つの気になる点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
Display Linkに非対応。Mac OSユーザーの多くがデュアルディスプレイ不可

ただし、Display Linkには非対応のためほとんどのMacOSでは複数画面への出力は不可。複数のモニターに出力したいMacユーザーは、購入前にお持ちの機種に対応しているか確認してくださいね。不安な人は、比較したなかでもDisplay Linkに対応した商品を選ぶようにしましょう。
電力供給ポートの出力は弱め。周辺機器をスピーディに充電するには向かない

Type-Cポートは20WのPD規格に対応しておりスマホやタブレットの急速充電が可能ですが、マウスやキーボードなどの周辺機器も同時に急速充電したい人には不向きでしょう。
データ転送用ポートのスペックは十分だが、ハイエンドスマホを使う場合はボトルネックに

一般的にデータ転送は、速度が遅い機器に合わせる下位互換性があります。iPhone 15 ProやPixel 8 Proなどのハイエンドスマホからデータを取り込む場合などは、ドッキングステーションがボトルネックになる可能性が。大容量のデータ転送もスピーディにこなしたい人は10Gbps対応のものをチェックしましょう。
データ転送中に映像が1回カクついた。重い作業では出力が不安定になる可能性も

大容量のデータ転送を動画編集を並行するときなど、高負荷の環境ではフリーズやブラックアウトに注意してください。
高負荷時の本体温度は47.6℃。やや発熱が気になる

Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockのよい点は2つ!
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockには気になるポイントがいくつがあった反面、メリットといえるポイントも見つかりました。購入を考えている人は、ぜひチェックしてみてください。
ポート数は十分。コンボジャック・LANポートなどのインターフェースが充実

「ポート類が充実している」との評判どおり、ポートの数は申し分ありません。USBポートに加えて、音声出力できるコンボジャック・LANポートも搭載。オンライン会議や音楽鑑賞でヘッドホンやイヤホンを接続したい人・Wi-Fiの通信を有線接続で安定させたい人にも重宝するでしょう。
ただし、比較した多くの商品と同様にSDカード・microSDカードスロットは非搭載。カメラで撮った写真を取り込むには別途スロットを用意してくださいね。
ポート配置もおおむね使いやすい。滑り止めつきでズレにくいのも利点

ポートの配置も工夫されています。本体前面には電源ボタン・コンボジャックなど抜き差しの機会が多いポートを集約。背面にはつなぎっぱなしにすることが多い出力系のポートがまとまっています。ホストポートが前面についている点を除けば、おおむね使いやすい配置といえるでしょう。
底面にはすべり止めがついており、コードを抜き差しする際に本体がズレるのを防げます。なお、ホストケーブルは外付けタイプなので、デスクのサイズに合わせて長さを自由に変更可能。断線した際も簡単に交換できるのはうれしいですね。
- 滑り止め加工|あり
- 前面にある端子|コンボジャック・ホストポート
- 背面にある端子|HDMI・Display Port・LANポート
- 電源ボタンの有無|あり(前面)
- 設置の向き|横置き
- ポストポートへの接続|外付け
1万円台とリーズナブルな価格も魅力。入門機にうってつけ

Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの詳細情報
AnkerAnker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dock
| 対応OS | macOS、Windows |
|---|---|
| ポート数 | 9個 |
- デュアルディスプレイ対応
- トリプルディスプレイ対応
- DisplayLink対応
良い
- 1万円台で購入できる
- ホストポートへの接続用のケーブルが外付けで、場所を問わず置きやすい
気になる
- ほとんどのMacOS機種ではデュアルディスプレイができない
- 全体的にポートの出力が弱めで、周辺機器の急速充電には不向き
- ホストポートの位置が前面のため、デスクの景観が損なわれる
| インターフェース | HDMI(4K)、DisplayPort(2K)、ホストポート(60W)、USB Type-C(5Gbps,18W)、USB Type-A(5Gbps,7W)、USB Type-A(480Mbps、0W)、LANポート(1GbE)、コンボジャック |
|---|---|
| 有線LAN端子あり | |
| SDカードスロット付き | |
| microSDカードスロット付き | |
| 電源ボタンあり | |
| ホストポート配置 | 前面 |
| ホストポートのケーブル交換可能 | |
| すべり止め付き | |
| 幅 | 145mm |
| 奥行 | 65mm |
| 高さ | 24mm |
| 重量 | 188g |
| HDMIポート | 1個 |
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockの価格比較
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
- 1
7,640円
(最安)
販売価格:7,640円
ポイント:0円相当
送料要確認
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockが向いていない人におすすめのドッキングステーションは?
ここでは、Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockとは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
Macユーザーは、BenQの13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションをチェック

ポート数も充実。USB Type-Cでスマホ・タブレットの急速充電中に、複数のデバイスへの給電も可能です。高速データ転送が可能な10Gbpsに対応しているので、ハイエンドスマホとのやり取りもスムーズでしょう。
SDカードのスロットがないのは惜しいところですが、LANポートとコンボジャックを搭載しています。ポートはデスク周りを整えやすい配置になっており、高負荷作業中の動作も安定していました。
CalDigit TS4/ Thunderbolt Station TS4-JP-AMZは、高速データ転送・急速充電に対応した高性能モデル

また、8つのUSB端子すべてが10Gbpsの転送速度に対応。どの端子を使っても高速データ転送が可能なため、抜き差しの手間がかかりません。動作も非常に安定しており、重い作業中の映像にも一切乱れは起こりませんでした。
Display Linkに非対応なのでほとんどのMacOSの機種では2画面出力ができませんが、Windowsユーザーであればぜひ候補に加えてほしい商品です。
Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockはどこに売っている?

Anker PowerExpand 9-in-1 USB-C PD Dockは、公式オンラインショップのほか、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど大手ECサイトで購入可能です。使い慣れたサイトがある人は、そちらで購入してもよいでしょう。
また、Ankerは全国各地の家電量販店やショッピングモールに実店舗を展開中です。詳しい店舗情報は公式サイトに掲載されています。商品を実際に見てみたい人は、お近くの取扱店舗に在庫の有無を問い合わせたうえ、足を運んでみてください。
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