あらゆるデバイスにワンタッチで切り替えられると謳う、BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーション。インターネット上では「繋ぎ直す手間が省ける」「映像もなめらか」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
映像出力ポートの充実さ
電源供給ポートの充実さ
データ転送ポートの充実さ
使い道の幅広さ
使いやすさ
動作の安定性
熱の持ちにくさ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドッキングステーションとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドッキングステーション選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションは、複数の画面で快適にゲームや作業をしたいMac・Windowsユーザーにおすすめです。HDMIポート2つとDisPlayポート1つの合計3つの映像出力ポートを搭載。比較した多くの商品で非対応だったDisplay Linkに対応しており、MacBookでのトリプルディスプレイも可能です。前面ボタンを押すだけで簡単に映像を切り替えられ、「繋ぎ直す手間が省ける」との口コミにも頷けます。
ホストポートは最大100Wと高出力。USB Type-Cポートは最大36WのPD(Power Delivery)出力に対応しており、ノートPC・スマホ・タブレットなどへの高速充電が見込めます。Type-Aポートも4つあるのでマウス・キーボード・テンキーなどの同時接続も可能。3つのポートが10Gbpsの転送速度に対応しており、ハイエンドスマホからも大容量のデータを高速転送できるでしょう。
そのほか、Wi-Fiを有線接続できるLANポートや、イヤホンなどを接続できるコンボジャックも搭載。頻繁に抜き差ししないポートは背面にまとめられており、デスク上をすっきりさせられます。底面には滑り止めがあるため抜き差ししてもズレにくく、本体は縦置きと横置きの両方に対応。ホストポートのケーブルは外付けなので、設置場所に合った長さのものに変更することもできますよ。
動作の安定性も優秀です。高負荷の環境で30分間映像を流しても、映像が一切乱れませんでした。比較したなかには映像にカクツキが出たりフリーズやブラックアウトが起きたりする商品もありましたが、「映像もなめらか」という評判どおり。動画編集など負荷の高い作業が多い人や本格的なゲームを高画質で楽しみたい人も満足できるでしょう。
使用中は本体がやや熱くなるため設置場所には注意が必要ですが、それ以外は気になる点が見あたらないほど多機能で拡張性の高いアイテムです。PS4・5やSwitchなどゲーム機をはじめ、多くの機器を頻繁に接続したい人はぜひ購入を検討してくださいね!
実際にBenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Belkin
高機能&良デザイン。ドッキングステーションのベストバイ
CalDigit
18ポートの圧倒的な拡張性・機能性! 何でもこなせる優秀機
Anker
多用途に対応できる高性能モデル!Windowsユーザーに
Dell
最大4K60Hzのクアッドディスプレイに対応!マルチタスクが快適に
BenQは、パソコン周辺機器をメインで取り扱う電気製品メーカーです。台湾を拠点に、130か国以上で事業を展開。プロジェクターや液晶モニターを中心に、WEBカメラ・スピーカー・照明・電子黒板なども製造しています。
今回ご紹介するのは、そんなBenQのbeCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーション。背面9個・前面4個の計13ポートを搭載したドッキングステーションです。幅広いデバイスに対応できる高い互換性があると謳っており、PCと家庭用ゲーム機の同時接続も可能です。
トリプルディスプレイ対応に対応しており、4K 60Hzを3画面同時表示できます。また、急速充電・接続先のワンタッチ切り替えなど、利便性の高さも魅力です。製品保証は、標準付属が1年間。パッケージに同梱されているQRコードをスキャンすると、さらに6か月延長されます。
ドッキングステーションは、USB・HDMI・LANポート・コンボジャックなどのさまざまな端子を備えたアイテムです。パソコンに足りないポートやスロットを追加することで、機能を拡張できるのが魅力。2~3台のモニターと同時に接続できるものが多く、デスクがすっきりまとまります。
電力は、電源アダプターによるセルフパワーの供給です。そのため、安定したパフォーマンスが期待できます。価格はやや高めですが、接続機器が多い人や2台以上のモニターを同時に使いたい人に向いています。
対してUSBハブは、USBポートのみを搭載したアイテムです。出力できるデバイスは基本的に1台のみ。電源はアダプタからでなく、接続PCから供給されます。USBポートを気軽に増設したい人や、ひとまとめにしたい人によいでしょう。
今回はBenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションを含む、人気のドッキングステーションを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のドッキングステーションを比較検証したところ、BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションには6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
本体前面のボタンをワンタッチするだけで映像切替も可能。「繋ぎ直す手間が省ける」との評判どおり、HDMI切替器のような使い方もできる優れものです。PCだけでなく、PS4・5やSwitchなどゲーム機の映像出力にも重宝するでしょう。
Display Linkソフトのダウンロード先も同封の紙に記載されており、スムーズにインストールできました。M1 MacBook Proを使い、2枚の4Kモニターに映像を出力できることも確認しています。
Type-A端子は、最大7.5Wと最大5Wのポートが各2つ。比較したなかには出力が物足りないものもあったのに対し、こちらはマウス・キーボード・テンキーなど周辺機器への同時給電も可能です。新たにポートを増やさずとも複数台をまとめて接続できるので、デスク周りがすっきりまとまるでしょう。
パソコンとの接続だけでなく、外付けSSDやスマートフォンとの接続にも適しています。iPhone 15 ProやPixel 8 Proといった最新のハイエンドスマートフォンからも、大容量のデータを高速で転送できるでしょう。
ポート配置を見ると、抜き差しの頻度が高いコンボジャックは前面に配置され、頻繁に抜き差ししない映像出力ポートやLANポートは背面にまとまっています。つなぎっぱなしのことが多いホストポートが前面にあった商品に比べて、配線をすっきり見せられるでしょう。
底面には滑り止めがあり、ケーブルを抜き差ししたときにズレにくいのもうれしいところ。縦置きと横置きの両方に対応しているので、デスクのスペースに合わせて柔軟に設置できるのも本品の魅力です。
なお、ホストポートの接続ケーブルは外付けタイプ。長さが合わなければ別のものを購入することで、ケーブルの長さを調整可能です。万が一ケーブルが断線した場合にも、簡単に交換できますよ。電源ボタンも前面にあり、ワンタッチで電源を落とせます。
動作の安定性も比較した全商品のなかでトップクラスでした。
PC・4Kモニター2台を接続し、4K動画を最高画質で再生した状態でWEBカメラ・外付けBlu-rayドライブを起動。さらに外付けポーターブルSSDから67GBのダミーデータをPCに4回転送するという、かなり負荷の高い環境下で映像の質をチェックしました。
その結果、映像を流した30分間にブラックアウトやカクつきの症状は一切なし。比較したなかには負荷がかかると映像がカクついたりフリーズしたりしたものもありました。対して本品は「映像もなめらか」という評判どおり、動画編集など負荷の高い作業が多い人にも向いています。
背面にはLANポートも搭載しています。Wi-Fiを有線で接続することでより通信を安定させられるでしょう。
なお、比較した大半の商品と同様にSDカードスロットは非搭載でした。カメラで撮影したデータをPCに取り込みたいときは、別途カードリーダーを用意してくださいね。
BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションにはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
使用状況によっては、本体温度がさらに上昇する可能性もあります。気になる人は、熱がこもらないよう設置場所を工夫してくださいね。
対応OS | macOS、Windows、Linux、Android、ChromeOS |
---|---|
ポート数 | 13個 |
良い
気になる
幅 | 156mm |
---|---|
奥行 | 103mm |
高さ | 40mm |
重量 | 550g |
インターフェース | HDMI(4K120Hz)×2、HDMI(4K60Hz)、DisplayPort(4K60Hz)、ホストポート(91W)、USB Type-C(10Gbps,34W)、USB Type-A(10Gbps,6W)×2、USB Type-A(10Gbps,5W)、USB Type-A(480Mbps,5W)、LANポート(1GbE)、コンボジャック |
有線LAN端子 | |
SDカードスロット付き | |
microSDカードスロット付き | |
電源ボタンあり | |
ホストポート配置 | 背面 |
ホストポートのケーブル交換可能 | |
すべり止め付き |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
ここでは、BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションとは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
LANポート・コンボジャックに加え、本品になかったSDカード・MicroSDカードスロットも搭載。ポートの配置も使いやすさに配慮されており、デスク周りがごちゃつくのを避けたい人にもぴったりです。コンパクトながら多機能で、自宅でもオフィスでも活躍する1台といえます。
BenQ beCreatus DP1310 13-in-1 ハイブリッドドッキングステーションは、BenQの公式オンラインショップまたは、Amazonの公式ショップで購入できます。執筆時点の値段は、税込48,900円(※公式サイト参照)です。
なお、公式サイトでは非正規流通品に関する注意喚起が行われており、正規取り扱い店も掲載されています。十分なサポートと保証を受けたい場合は、必ず正規店で購入してくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。