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ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

軽量でねじれに強く正確なキャストやアクションをサポートすると謳うシーバスロッド、ダイワ シーバスハンターX 96ML・R。「軽くて使いやすい」「感度がよい」など高評価の口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。


今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。


  • 軽さ
  • 感度
  • 投げやすさ

さらに、人気のシマノやメジャークラフトなどのシーバスロッドとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、シーバスロッド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年11月29日更新
石渡隆也
ガイド
アングラーズマイスター
石渡隆也

釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。

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本コンテンツに記載の検証結果は2024年02月までの情報です

目次

はじめに結論!よく曲がり、楽にルアーを投げられる。軽量で操作しやすいのもメリット

グローブライド
DAIWAシーバスハンターX96ML・R

14,630円

シーバスハンターX

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rは、軽くて負担なく投げられるのが魅力です。飛距離が出やすく、使用した5名のモニター全員から「投げやすい」と好評でした。比較したなかではほどよくハリがあるロッドが投げやすかったなか、本品は柔らかめでよくしなるのが特徴的。ハリはそこまでありませんが、曲がりやすいので楽にルアーを飛ばせますよ。


「軽くて使いやすい」との口コミどおり、本体重量が134gと軽量なのもうれしいポイントです。比較した全商品の平均は約151.9g(※執筆時点)、なかには200gを超える重めの商品があったことを思うと、負担なく操作できるものがほしい人にも向いているでしょう。


一方で、手元に伝わる感覚が少し鈍く、水流の変化を把握しにくいのは惜しい点です。比較した商品内ではハリが強いものは感度が高い傾向があったのに対し、本品はハリがそこまで強くないため、着底の瞬間もぼやけ気味。モニターからは「細かく感じられない」「大まかな感覚として伝わってきていた」といった声が聞かれました。


「感度がよい」との口コミはあるものの、バイブレーションルアーを巻くと振動はあまり感じられません比較したなかには、シマノの「23 ディアルーナ S96ML」など、水中での振動が強く伝わるものもありました。感度のよさを重視する人は、ほかの商品も検討してみてください。

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rとは?

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rとは?

そもそもシーバスロッドとは、海などに生息するスズキのことを指す、シーバスを釣るためのロッドシーバスルアーを扱いやすい長さと硬さで設計されているのが特徴です。サビキ釣りのほか、エギング・ライトショアジギングなどにも使用でき、汎用性が高いところも魅力ですよ。


今回ご紹介するダイワ シーバスハンターX 96ML・Rも、シーバスフィッシングのために作られた本格ロッド。本体には軽量で強度の高い、高密度のHVFカーボン素材を使用しています。さらに、ねじれを抑制するブレーディングXで締め上げており、軽くてねじれに強い設計です。


販売元のグローブライドは、釣り用品などの製造・販売を行っている日本の会社。DAIWAはグローブライドが展開するフィッシングブランドで、リールやルアーなどさまざまな釣り用品を取り扱っています。

長さは9.6ft・硬さはML。糸絡みしにくいKガイドも搭載

長さは9.6ft・硬さはML。糸絡みしにくいKガイドも搭載

今回ご紹介するのは、スタイル96MLのシーバスロッド。ミディアムライトクラスの硬さで、全長は広い場所・狭い場所のどちらにも対応しやすい9.6ft(2.9m)です。重量は134gあり、仕舞寸法は149cm。0.6~1.5号のPEラインに適合しています。


継数は2本。竿にリールを固定するためのリールシートには、ダイワオリジナルのオーバーリールシートを使っています。縦楕円形状でまっすぐに振り抜きやすく、ルアーなどの仕掛けを正確に飛ばせるようサポートする仕様ですよ。


ラインを通すためのパーツであるガイドには、糸が絡みにくいKガイドを搭載。ガイド数は8個で、硬くて糸に傷がつきにくいSiCリングを採用しています。

長さ・硬さのスタイルが豊富。使い分けもおすすめ

長さ・硬さのスタイルが豊富。使い分けもおすすめ

ダイワのシーバスハンターXシリーズでは、さまざまなスタイルのシーバスロッドを展開。長さや硬さの組み合わせを細かく選べます。検証で使用した96ML・Rは汎用性が高い組み合わせですが、釣り場や使うルアーの重さによって使い分けたい人は、ほかもチェックしてみてください。


スタイルの展開

  • 86ML・R
  • 90L・R
  • 90ML・R
  • 93ML・R
  • 93M・R
  • 96ML・R(検証で使用)
  • 96M・R
  • 100M・R
  • 100MH・R
  • 106M・R

なお、スタイルの見方は次のとおり。86・90などの数字は長さのことで、8.6フィート・9.0フィートであることを意味ます。隣のアルファベットは硬さを表しており、Lはライト・MLはミディアムライト・Mはミディアム・MHはミディアムヘビーを意味していますよ。

実際に使ってみてわかったダイワ シーバスハンターX 96ML・Rの本当の実力!

今回はダイワ シーバスハンターX 96ML・Rを含む、シーバスロッド全23商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 軽さ
  2. 感度
  3. 投げやすさ

本体重量は134g。軽くて操作しやすい

本体重量は134g。軽くて操作しやすい

まずは、軽さの検証です。はかりを使って重さを計測したところ、134gと軽量で高評価を獲得しました。比較した全商品の平均は約151.9g(※執筆時点)、なかには200gを超える重めの商品も。本品は長時間持ち続けても疲れにくく、楽に振り抜きやすいでしょう。


やや先重りがしたものの、「軽くて使いやすい」という口コミどおりといえます。本体重量が軽くて操作しやすいものを求める人に向いています

水中での感度はあと一歩。振動や流れは伝わりにくい

水中での感度はあと一歩。振動や流れは伝わりにくい

次に、感度の検証です。


シーバスロッドでシーバスを年間5匹以上釣ったことがあるモニター5名が実際にバイブレーションルアーを使い、振動の感じやすさ・着底のわかりやすさ・水流のわかりやすさをチェックしました。検証で使用した機器は以下のとおりです。


検証で使用した機器

  • スピニングリール(ダイワ「レブロス 3000番」)
  • ショックリーダー(ヤマトヨテグス「フロロショックリーダー」)
  • スナップ(OWNER「P-02 クイックスナップ 1号」)
  • バイブレーションルアー(ダイワ「サムライメタルバイブ」)

バイブレーションルアーを巻くと、振動はあまり感じられない

バイブレーションルアーを巻くと、振動はあまり感じられない

検証したところ、「振動を感じやすい」と回答したのはモニター5名中3名。「しっかり振動が伝わる」「振動にキレがない」など、両方のコメントが見受けられました「感度がよい」との口コミがあったものの、モニターによって意見が分かれる結果です。


比較したシマノの「23 ディアルーナ S96ML」は、バイブレーションルアーを巻くと竿先やグリップから振動を強く感じ取れたのに対し、本品はあまり伝わらず。振動をダイレクトに感じたい人にはあまり向かないといえます。


振動の感じやすさについてのモニターコメント

  1. 「振動をほとんど感じない。ファストリトリーブしてもわかりにくい」
  2. 「振動にキレがない。緩い感じ」
  3. 「中速以上だとバイブレーションのアクションを感じ取りやすかった」
  4. 「低速で巻いてもしっかり振動が伝わってきた」
コメントは一部抜粋

手元に伝わる感覚が鈍く、着底した瞬間がわかりにくい

手元に伝わる感覚が鈍く、着底した瞬間がわかりにくい

着底のわかりやすさに高評価をつけたのは、モニター5名中2名。着底の瞬間は若干感じ取れたものの、ぼやけ気味だったのが気になります。


比較した商品内ではロッドのハリが強いものは感度が高い傾向があったなか、ハリはそこまで強くありません。モニターからは「着底がわかりにくい」との声があがりました。


着底した瞬間にティップがトンッと反応し、目視でも確認しやすかった「メジャークラフト タイドリフト 1G」と比較すると、本品はルアーが底に着いても瞬時に把握できない可能性があるでしょう。


着底のわかりやすさについてのモニターコメント

  1. 「非常にもっさりしていてわかりにくい」
  2. 「着底時にティップに動きがあり、ロッドから着底した感覚も伝わってくる」
  3. 「ルアーで底を引いたときの感覚は、あまり細かく感じられなかった」
  4. 「着底をやや感じ取れた」
コメントは一部抜粋

水流の変化はわずかに感じる程度。流れを読むのは難しい

水流の変化はわずかに感じる程度。流れを読むのは難しい

流れの感度に満足したモニターは5名中1名のみ。手元に伝わる感覚は鈍く、水流の変化がわかりやすいとはいえない結果です。


比較したなかでは、重量が軽いものは水流の変化を感じ取りやすい傾向が。本品は134gと軽めなものの、モニターからは「流れの変化は感じにくい」というコメントが寄せられました。水の流れの強弱をしっかり把握するには少し力不足といえます。


流れの感度についてのモニターコメント

  1. 「流れの変化は感じにくい」
  2. 「水流の変化はわずかに感じる程度」
  3. 「手元へは、少し大まかな感覚として伝わってきていた」
  4. 「ロッドが軽くティップの感度もよいため流れを感じ取りやすかった」
コメントは一部抜粋

ロッドは柔らかめでよく曲がる。楽にルアーを飛ばせた

ロッドは柔らかめでよく曲がる。楽にルアーを飛ばせた

最後は、投げやすさの検証です。


シーバスロッドでシーバスを年間5匹以上釣ったことがあるモニター5名が実際にバイブレーションルアーを使い、グリップの持ちやすさ・楽に振り抜けたかをチェックしました。検証で使用した機器は以下のとおりです。


検証機器

  • スピニングリール(ダイワ「レブロス 3000番」)
  • ショックリーダー(ヤマトヨテグス「フロロショックリーダー」)
  • スナップ(OWNER「P-02 クイックスナップ 1号」)
  • バイブレーションルアー(ダイワ「サムライメタルバイブ」)

投げやすさはモニターから好評です。全体的によくしなり、5名全員が「投げやすい」と回答しました。


比較したなかではほどよくハリがあるロッドが投げやすかったのに対し、本品は柔らかめの仕上がり。ハリはそこまでありませんが、ルアーの荷重がかかったときによく曲がるため、「遠くに投げられた」と飛距離に満足するモニターが多数見受けられました。


グリップはやや太いものの、手へのフィット感は良好。比較したなかでもすべりにくく力を入れやすかったシマノ 23 ディアルーナ S96ML」には及びませんが、握りやすく操作しやすいといえます。


投げやすさについてのモニターコメント

  1. 「グリップは太いが、手になじむ。もう少しハリがあれば操作性が上がりそう」
  2. 「飛距離がでてキャストコントロールがしやすい」
  3. 「とても軽く、飛距離が十分にあった。コントロールもしやすい」
  4. 「竿の重みを使ってしっかり振り抜けた」
コメントは一部抜粋

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

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    14,630円

    (最安)

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    15,675円

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    (79件)

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rはどこで買える?

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rはどこで買える?

ダイワ シーバスハンターX 96ML・Rは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトにて購入可能。スタイル別の値段は、以下のとおりです。ポイントや送料などを考慮して、お得に手に入れてくださいね。


販売価格

  • 86ML・R┃税込17,500円
  • 90L・R┃税込18,000円
  • 90ML・R┃税込18,500円
  • 93ML・R┃税込18,700円
  • 93M・R┃税込18,900円
  • 96ML・R┃税込19,000円(検証で使用)
  • 96M・R┃税込19,200円
  • 100M・R┃税込19,500円
  • 100MH・R┃税込19,700円
  • 106M・R┃税込19,900円
執筆時点・公式サイト参照

シーバス釣りに必要なアイテムは?

シーバス釣りに必要なアイテムは?

シーバス釣りに必要な道具は、シーバスロッド・釣り糸を巻いたリール・ルアーの3つです。リールとはルアーを巻くためのアイテムのこと。シーバスは肉食魚のため、捕食対象である小魚の形をしたルアーで狙うのがよいでしょう。


釣り場にあわせて、さまざまなルアーを使い分けるのもおすすめですよ。

感度のよさにこだわるなら、こちらの商品もおすすめ

最後に、水中での振動や、流れの変化を感じ取りやすかった商品を紹介します。


感度のよさで選ぶなら、シマノの23 ディアルーナ S96MLがおすすめバイブレーションルアーを巻くと、グリップからも振動を強く感じロッド全体で変化を感じ取れました。重心の位置が手元に近くて先重りせず、クセのないしなり方も魅力。初心者だけでなく、中級者以上にもぴったりの商品です。


グローブライドのDAIWA ラテオ R 96MLは、水中での振動などを竿先で細かく感じ取れた一品。竿先が柔らかくて水流に追従しやすく、流れの変化も読み取りやすいと感じました。本体重量はわずか129gと軽量で、操作性に優れているのもうれしいポイントです。

シマノ
ディアルーナ23ディアルーナS96ML

23ディアルーナ 1
23ディアルーナ 2
23ディアルーナ 3
23ディアルーナ 4
23ディアルーナ 5
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最安価格
21,483円
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23ディアルーナ

シマノ 23ディアルーナ S96MLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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