RONDE スクエアリュックをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

リュック上部がフタのようにガバッと開くタイプで、開口部の広さは十分。A4サイズの
アイテムも引っかからずに出し入れできます。横幅・マチ幅ともに大きく、中身の視認性にも長けていました。

サイズは幅37×奥行17×高さ48cmと、ほかの商品と比べても大きめ。用意した荷物は余裕で収納でき、ほかの荷物が入るゆとりもあります。普段から荷物をたくさん持ち歩く人にぴったりですよ。

ポケットは外側に1個・内側に4個ついていました。

しかし、内側のポケットが小さく、名刺入れを入れただけでパンパンに。小物類が多く、細かく仕分けしたい人には不向きといえます。

PCをしっかり守れるかの観点でみると、やや懸念が残ります。リュックが自立しないため、倒れるたびに衝撃を受ける可能性があるでしょう。

比較したなかにはしっかり自立するものや、PCポケットのクッション性に長けていた商品があり、高評価には至りませんでした。床や椅子の上に置く際は、リュックを安定させるようにしてください。

あると役立つ機能として、サイドポケット・防水加工が備わっています。

しかし、USBポートやキャリーケースに取り付けられるパススルーなどの機能が充実した商品に比べ、全体的にシンプルなつくりでした。機能性にこだわらない人であれば問題なく使えるでしょう。

本体重量は680gと比較的軽めで、ベルトはゆるやかにカーブしています。背負うと適度にフィットし、荷物が重くても肩への負担は抑えられました。

前に抱えたときの使用感も良好。フィット感は背負ったときと変わらず、肩の痛みも気になりません。

用意した商品には前抱えすると安定感を失いやすい商品もあったなか、どちらで使っても疲れにくいのはうれしいポイントです。満員電車で立つときや、長時間移動の際に重宝しそうです。

リュックの背面には、通気性に優れたメッシュ素材を使用。3分間背負い続けた背中をサーモカメラで映したところ、それほど熱はこもっていませんでした。

短時間で背中に熱を感じた商品と比較すると、ムレにくいといえます。移動手段が自転車や徒歩という人も、快適に背負えますよ。

生地にはポリエステル素材が採用されています。「ペラペラで耐久性がない」という口コミがあるように、専門家は生地の薄さを指摘しました。

背面のメッシュ素材の目が粗く、ものに引っかかりやすいのも気がかりです。

専門家からは、「ファスナー部の縫製が粗く、滑りもいまひとつ」というコメントも。自立しにくいので、転倒したときのPCへの衝撃も気になります。

ベルト端のほつれを防ぐパイピング処理・根元の強度を高めるクロスステッチなどが施されているものの、ほかの商品と比較すると全体的につくりが粗い印象。長く使い続けるには丁寧に扱う必要があるでしょう。