AISFA メンズファッション防水バックパックをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

荷物の出し入れはとてもスムーズに行えました。比較したユニクロのロールトップバックパックは、サイドは開かず上部からしか出し入れできないのに対し、こちらはバッグ下部までガバッと開くため、PCやA4サイズの角のあるアイテムもひっかかりません。

また、ファスナーの持ち手が掴みやすくスライドもなめらか。素早く開閉できるため、頻繁に荷物の出し入れする人にぴったりでしょう。

一方、外側にある小ポケットはマチがなく、左側からしか開けられないためやや使いにくさを感じました。頻繁に出し入れするものよりは、保管メインのスペアキー入れなどに向いています。

容量30Lと、検証で使用したすべてのアイテムを入れてもまだスペースに余裕があります。日常使いではややオーバースペック気味ですが、冬場のアウタやー帰宅時に買い物をする人でも、収納に困ることはないでしょう。

収納ポケットは比較したなかでも非常に豊富にあり、整理整頓も困りません。比較したモンベルのユティリティー デイパック 20など、収納ポケットが少ない商品もあったなか、こちらはPCポケット1つ、収納ポケット4つ、小物用ポケット8つ、ドリンクホルダー2つと、細く収納できるのが強み。

なかでもメッシュポケットは視認性が高く、どこに何を入れたかがひと目でわかるのがうれしいポイント。ばらつきやすい充電コードなどを入れるのに好適です。

しかし、メイン収納エリアも2つに分かれている分、マチ幅が狭くなるのは気になる点。弁当箱を底に置くとほかの荷物は上から重ねるようになるため、高さのあるファイルなど、大きさによって収納場所を分けると、より整理しやすいでしょう。

背負い心地は、肩紐に十分なクッション性があり高評価を獲得。

比較したマンハッタンポーテージのMadison Square Bagなど、ベルトが硬い商品は肩が痛くなりやすく、荷物が負担に感じるものも。本品はベルトに幅があり、重さを分散させるつくりです。

胸の前のストラップは体型や持ち物の重さに合わせた調整が可能なため、安定感もありました。通勤はもちろん、アウトドアシーンでも肩の負担を軽減できるでしょう。

前に抱えた際は、体へのフィット感が良好。満員電車でも負担なく抱えられるでしょう。しかしベルトの幅が広い分、やや肩からはみ出る感覚がありました。肩幅が広くない人は手で底を支える必要がありそうです。

蒸れにくさは、比較した商品のなかでもまずまずの評価に。検証は涼しい室内で行ったものの、背負ってからわずか20秒ほどで背中が温まる感覚がありました。夏の屋外で長時間背負うのは避けたほうが無難でしょう。

検証した結果、とくに蒸れにくかったのはecoofeeのビジネスリュック。軽量なナイロン性で簡易的な仕様ですが、熱のこもりが気になる人はそちらも検討してみてください。

カバンの品質は、防水性と耐久性の両立させる配慮があるものの、補強の弱さがネックとなり、評価は伸び悩みました。

一般的に薄めの生地にコーティングするものが多いなか、こちらは通常の厚さの生地が使用されており、耐久性に期待できます。しかし、全面に施された防水性を高めるウレタンコーティングを、専門家の深沢さんは「使用していくにつれ剥がれる可能性がある」とコメント。

また、縫製は生地のつなぎ目がしっかりと縫い込まれているものの、上部の持ち手やハーネスの補強が不十分で、過度な負担による破れも想定されました。

一方、比較したなかで質の高さがうかがえたのは、ace.のデュアルポーズ B4。耐久性の高い生地でしっかりした縫製がみられました。長く使い続けたい人は、カバンの品質も確認してみてくださいね。

中の半紙は全体的にびっしょりと濡れていまい、防水性もいまひとつ。表面に耐水加工が施されているものの、上部からも水が侵入したため、急に雨が降った際はカバーをするなど対策が必要です。

比較したなかでは、マムートのSeon Transporter 25やアイズサプライのVORQITなどは、大雨にも対応できる高い防水性を発揮しました。PCやタブレットなどをしっかり保護したい人は防水性をチェックしてみましょう。