VORQIT リュック メンズをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

検証の結果、ものの出し入れはストレスなく行えました。比較したなかには開口部が狭く出し入れがしづらいものもあったのに対し、メイン部分がガバッと開くうえ、サブポケットも大きく広がります。小物がリュックの底のほうまで入り込んでしまっても、無理なく取り出せるでしょう。

サイズは幅32×奥行14×高さ46cmで、ほどよい大きさです。比較した商品には、ファイルのように高さのあるものがあまり入らない商品もあったなか、すべてのアイテムを入れても余裕がありました。「ものがたくさん入る」との口コミどおり、荷物が多い人にも向いています。

小物ポケットが充実し、整理整頓のしやすさはおおむね良好です。ポケットの数は内側に10個、外側に4個と多め。比較した商品には、内・外ポケットを合わせても5個に満たないものもあったなか、こちらはものを細かく整理できます。

とくに、メッシュポケットがついている点が魅力。視認性が高く、どこに何を入れたかひと目でわかります。また、背中には防犯用のポケットも備わっており、海外旅行のときにも役立つでしょう。

ただし、弁当箱のような少し厚みのあるアイテムは入れにくいのが惜しいポイントです。メイン部分の一番下に入れるしかなく、弁当の上に書類やPCを置くはめに。結果、弁当箱を取り出すときは上のものも一旦出す必要があり、やや手間です。

検証の結果、肩のベルトにしっかりとクッションが利いており、高評価を獲得。比較したなかには背負うと肩が痛くなるものもあったのに対し、肩への負担は少なめでした。

背面は適度にクッションが入っており、ほどよく背中にフィットします。前に抱えたときも、背負ったときと同様にフィット感があり快適に持てました。荷物の重さを軽減し体への負担を抑えられるため、通勤や外回りなどで長時間使用する人にも向いているでしょう。

ムレにくさも高評価を獲得。サーモカメラで熱の持ち具合を計測したところ、高温を表す赤い部分はあまり広がっていませんでした。比較したなかには背中が全体的に赤くなった商品もあることを考えると、熱がこもりにくいといえます。

背面の中央部分にはクッションが入っていないため、ある程度背中に空間ができ、ムレはあまり感じません。口コミでは「通気性がいまひとつ」との声がありましたが、比較したほかの商品には強くムレを感じ汗ばんだものも。本品なら、長時間背負っても快適に過ごせそうです。

専門家にチェックしてもらった結果、耐久性は一般的なレベルで、そこそこの評価に。縫製の面ではしっかりとへり巻きがされていましたが、コーティングの剥がれが懸念されます。

比較したなかでは、防弾チョッキにも使用されるような素材を使い、耐久性にこだわった商品もあったことを思うと、特段注目すべきポイントはありません。

とはいえ、目立って弱い部分も見受けられないため、素材へのこだわりがそこまで強くない人は、気にせず使用できそうです。

防水性能を検証した結果、トップクラスの評価を獲得。比較した商品には防水性が低く、底に水が溜まるほど浸水した商品もあったなか、リュックの中はまったく濡れませんでした。

「水に強い」という謳い文句どおりの防水性の高さで、突然の雨でも大事な書類やPCを濡らしてしまう心配は少ないでしょう。