ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
洗剤の自動投入機能が搭載され、洗濯のハードルを1つ下げてくれます。操作性のよいタッチパネル、洗剤の入れやすい大口の投入口など、ストレスのたまりにくい設計です。糸くずフィルターはやや硬く、手で取り除く必要はありますが、ホコリも取り出しやすいですよ。
槽洗浄の時期や洗剤の残量をお知らせする機能も搭載。うっかりしがちなタイミングも忘れずにすみます。稼働音も洗濯時・脱水時ともに40dBを下回り、集合住宅でも周囲を気にせず使えるでしょう。
ただし、つけおきコースや温水洗浄がないため、頑固な汚れを落とすにはやや不向きです。落ちにくい汚れは予洗いし、念入りコースで洗ってくださいね。ガラストップで槽洗浄中に汚れが浮き上がる様子や、洗濯中の動きも見える商品です。気になる人は、ぜひ候補としてみてはいかがでしょうか。
今回紹介するのは、洗剤自動投入機能を搭載したアクアのPrette(プレッテ)シリーズ。洗濯槽の高速回転による泡生成で、繊維の奥のガンコな汚れも落とすスピンバブル洗浄が魅力です。
洗濯槽の洗浄機能に力を入れているのも特徴の1つ。運転回数を自動カウントし、槽洗浄が必要なタイミングをお知らせします。底面までステンレス素材を採用していて、カビ菌などの繁殖もしにくい設計です。フタが強化ガラスなので、槽洗浄中や衣類がきれいになる様子が見えておもしろいですよ。
容量は8・9・10・12・14kgの5つから選べます。今回は一人暮らし向けとして最もスリムな8kgを検証しましたが、毛布5枚を洗えるという業界最大容量の14kgもラインナップ。用途や設置スペースに応じて選んでみてくださいね。
衣類の汚れは、高濃度の泡を繊維の奥まで浸透させるスピンバブル洗浄で落とします。低水位時に洗濯槽を高速回転させることで、洗剤液で泡を生成。泡で浮かせた汚れを、立体水流でしっかりもみ洗いします。
搭載コースは、自分流や標準コースを含め8種類。
【洗濯コース】
乾燥機能として、風乾燥コースも搭載されています。ヒーターを使わない省エネ方式で、洗濯脱水槽を高速回転させることで大量の風を取り込む仕組みです。
トレーニングウェアやワイシャツ・作業服など、少量の化繊混紡衣類3kg以下なら、ほぼ乾燥させることができます。4kg以下の衣類なら干し時間の短縮を期待して使うこともできますが、おしゃれ着やふとんなどには使用できません。
通常の洗剤・柔軟剤投入口のほかに、洗剤を補充しておける大容量のタンクを搭載。液体洗剤や柔軟剤を自動投入します。設定で各洗剤の1回分の使用量を登録することで、毎回の洗濯物量にあわせて計量する手間がありません。
タンク経路は自動で手入れする洗浄機能つき。フィルターを流すだけの簡単手入れで、タンクを外す必要がなく、ずっと清潔に使えますよ。
縦型洗濯機の魅力はなんといってもコンパクトさ。本体サイズは幅590×高さ1,010×奥行570mm、洗濯パンの内寸は570mm以上が目安です。
洗濯容量は8kg。1日分の洗濯量は約1.5kg/人といわれているので、毎日回すなら3人家族でも大丈夫です。2~3日溜めてから洗いたいときは、もう少し容量の多いモデルを選びましょう。
検証①:汚れの落ちやすさ
検証②:使いやすさ
検証③:手入れのしやすさ
検証④:静かさ
はじめに、汚れの落ちやすさを検証します。
卵・泥・ごま油・カレー・口紅の5種類の汚れを、白いTシャツに付着させて24時間放置。その後、標準モードで洗い、汚れ落ちを色彩色差計を用いてチェックしました。
実際に検証したところ、評価はやや伸び悩みました。
全体的に汚れは薄くなったものの、検証した人気の縦型洗濯機と比較すると、際立って落とせたものがない印象です。5種類の汚れすべての色味が残ってしまい、完璧に落とせたものはありませんでした。
しかし、今回検証したどの商品も汚れを完璧に落とすことができたものはありませんでした。評価はほぼ横並びなので、「今まで使っていた洗濯機と比べてまったく汚れが落ちない」といった事態は起きにくいでしょう。
汚れをつけた状態と比較すると、左上の卵・左下のごま油はうっすらと残る程度ですが、右上の泥・真ん中のカレー・右下の口紅はそれとわかるほどに色味が残っています。
検証に使用したほかの縦型洗濯機と比べ、汚れ落ちに大きな差があるわけではありません。ただし、頑固な汚れ落とし用の念入りコースは、洗浄時間が長くなるのみ。つけおきコースはないので、気になる汚れは予洗いするのがよいでしょう。
続いて、日常的に使う洗濯機にとって欠かせない、使いやすさ・手入れのしやすさ・静かさを検証しました。以下のとおり、評価ポイントを設定してそれぞれチェックしています。
【使いやすさの評価ポイント】
【手入れのしやすさの評価ポイント】
【静かさの検証方法】
標準モードで運転した際、1m離れた位置に置いた騒音計で洗濯時・脱水時の運転音を計測。
使いやすさは、検証した商品のなかでもトップクラスの高評価です。ソフトタッチでも反応する、タッチ式パネルが好評。コース選択に迷うこともなく、残り時間表示もあり、直感的にわかりやすい印象でした。
洗剤・柔軟剤の投入口は大きく、引き出し式で使い勝手のよい配置です。自動投入なので洗濯のたびに計量する必要もありません。
洗濯槽は、幅390×深さ490mmとかなり浅め。底まで手が届きやすいうえに、洗濯物のからみ防止機能もあり、衣類を取り出しやすいですよ。フタはやや重く感じるものの、折りたたみ式ではないため、持ち上げれば開きます。
手入れのしやすさの評価は伸び悩みました。糸くずフィルターが硬く、力を入れて引っ張らないといけないのが難点。布製より扱いやすいプラスリック製なのは便利ですが、糸くずは手で取り除かないとなりません。
ただし、槽洗浄や槽乾燥は搭載されています。槽洗浄のタイミングをサイン点滅で知らせる機能もあり、うっかり忘れを防げますよ。
洗濯のたびに強い水流で洗濯槽の裏側の汚れを洗い流す、自動おそうじ機能も搭載済み。洗濯物を取り出したあとに電源を切らずにフタを閉めることで、脱水層の水分を取り除く槽乾燥も可能です。
静かさの検証では、比較的稼働音が抑えられているとわかりました。今回検証した全商品の平均と比較した結果は、以下のとおりです。
とくに脱水時の稼働音は静かで、洗濯時の全体平均並みでした。
環境省のデータによると、40dBは夜間の住宅地や図書館の館内と同等の騒音レベル。かなり静かに感じる環境といえるでしょう。検証では1m離れたところで計測しているので、洗濯機の設置箇所によってはもっと静かに聞こえますよ。
アクアの全自動洗濯機は、タッチパネルや洗剤投入口の使いやすさが魅力でした。最後に、頑固な汚れも楽に落とせる洗濯機をご紹介します。
パナソニックのNA-FA100H9は、洗濯前に洗濯槽をすすぐ機能があり、きれいな洗濯槽で洗えるのが特徴です。検証では、標準コースでも泥汚れ以外はしっかり落ちました。糸くずフィルターの着脱や洗剤の投入など、使いやすさにも配慮された設計なので、まず検討してみて欲しい商品です。
パナソニックのNA-FW80K9は、洗剤の自動投入機能・槽洗浄サインを搭載したモデル。糸くずフィルターの使い勝手がよく、手で触らずに糸くずを捨てられます。検証では、温風つけおきコースで洗ったところ、頑固な汚れもきれいに落ちました。
洗濯容量 | 10kg |
---|---|
種類 | 全自動洗濯機(簡易乾燥あり) |
乾燥容量 | 化繊:2kg(槽・風乾燥) |
乾燥方式 | 風乾燥 |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上(内寸奥行) |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | 86mm |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | 不明 |
洗濯時標準コース目安時間 | 約39分 |
洗濯時の運転音. | 約32dB |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | 36mm |
脱水時の運転音. | 約39dB |
フタを開けた時の高さ | 1443mm |
乾燥時の運転音. | 不明 |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | 不明 |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 599mm |
奥行 | 618mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1024mm |
重量 | 約42kg |
本体下部幅 | 536mm |
本体下部奥行 | 530mm |
本体下部高さ | 99mm |
標準使用水量 | 約110L |
洗濯時消費電力量 | 約60Wh |
乾燥時消費電力 | 不明 |
洗濯時消費電力 | 約385W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 不明 |
電気代(目安) | 1.7円 |
水道代(目安) | 29円 |
タイプ | 縦型 |
特徴 | 不明 |
パナソニック 全自動洗濯機 NA-FA100H9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
種類 | 洗濯乾燥機 |
乾燥容量 | 4.5kg |
ヒーター乾燥の種類 | 不明 |
乾燥方式 | ヒーター乾燥 |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上(内寸奥行) |
乾燥フィルターのタイプ | 不明 |
設置可能な防水パンの幅(内寸) | 不明 |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | 207mm |
洗濯から脱水までの電気代 | 不明 |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | 約185分 |
洗濯から乾燥までの電気代 | 不明 |
洗濯時標準コース目安時間 | 約32分 |
手前から槽までの距離 | 不明 |
風呂水対応 | 不明 |
槽の深さ | 不明 |
洗濯時の運転音. | 約32dB |
投入口の幅 | 不明 |
洗濯時の運転音 | 約32dB |
投入口の奥行 | 不明 |
予約タイマー機能 | |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | 66mm |
脱水時の運転音. | 約37dB |
フタを開けた時の高さ | 1450mm |
脱水時の運転音 | 約37dB |
乾燥時の運転音. | 約45dB |
フタを開けた時の高さ(折りたたみ時) | 不明 |
乾燥時の運転音 | 約45dB |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
1kgあたりの使用水量 | 不明 |
自動槽洗浄機能 | 不明 |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | 不明 |
シワ取り機能 | 不明 |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
毛布コース | 不明 |
槽乾燥コース | |
お急ぎコース | 不明 |
部屋干しコース | 不明 |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | 不明 |
AIセンサー機能 | 不明 |
本体幅 | 不明 |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 599mm |
奥行 | 664mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1047mm |
重量 | 約51kg |
タンク容量 | 不明 |
透明窓あり | 不明 |
本体下部幅 | 536mm |
本体下部奥行 | 524mm |
本体下部高さ | 111mm |
標準使用水量 | 約97L(洗濯時)/約117L(洗濯乾燥時) |
洗濯時消費電力量 | 約55Wh |
乾燥時消費電力 | 約1100W |
洗濯時消費電力 | 約310W |
洗濯乾燥時消費電力量 | 約1960Wh |
電気代(目安) | 不明 |
水道代(目安) | 不明 |
風呂水ポンプ付き | 不明 |
タイプ | 縦型 |
特徴 | 不明 |
業務用 | 不明 |
パナソニック 全自動洗濯機 NA-FW80K9をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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